エルナの故郷メダンでは、子供の教育に力を入れる土地柄だとかで、バリで働いているデキル系のインドネシア人と話しをするとメダン出身だったりするんだよねー
彼女との会話は、まるで日本語で話しているような感じ…英語能力が素晴らしいから、ボキャブラリーの貧しい私の言いたいことを推測して「こう言いたいの?」とか「ああ、もしかしてこれかな?」という風に
会話をリードしていってくれる
本当に頭がよいというか、会話センスがいいというか、本当にいい子~
しかしこの頭脳明晰さやセンスの良さ、バリ社会ではあまり役に立たないって言うか、役に立たないどころか
疎まれてる?
口のたつ、生意気な、異教徒だった嫁
エルナの悲しそうな顔は、日を追うごとに増えていく
そしてある朝
「昨日、家族会議があったの…私たちもうダメみたい…」
会話が少なくなって、近くに寄り添うとすっと離れてしまうご主人
そして最近は休日の予定も告げずに、朝から一人で外出していくらしい
エルナが行き先を訊ねても友達と会ってるって答えるだけ…
ア・ヤ・シ・イ
ある日、町の中心部で、エルナの友達がご主人を目撃
若い女性をバイクの後ろに乗せ、親しげに走り去るその姿を…
やっぱり!
その日の夜、帰宅したご主人に問いただすと「友達だよ」
「じゃ逆のことを私がしてもいいの?」と詰め寄ると、何も言わずに家を出て行き、心配するエルナの気持ちを知ってか知らずか明け方になってようやく帰宅
「どこにいたの?」ときくと「森の中で考えていた」とだけ
「彼の拳はどこかに打ちつけたみたいに腫れあがって血が出ていたの…森の中で木を殴っていたって…」
意味わかんない!
なんのポーズなのさ?
それとも苦悩している自分をアピールしたいわけ?
なぁんて私は単純に思うけど、エルナはそうは思えないらしい
愛があるからね
二人の様子がおかしいことに気づいたご主人の両親、バリではお決まりの家族会議が開かれ
どうするつもりなのか?
ほかに女がいるのか?
エルナに言いたいことがあるのか?
そんなご両親の問いにご主人は黙秘
結局この日は黙して語らないご主人をみんなで囲んだだけで会議は終了~
ご主人が大好きで仕方がないエルナは、普段からご主人にべったり…
それが鬱陶しく思われたというものあるかもしれないよね
西洋風の食べ物を好むエルナのお気に入りはシーフドーのクリームパスタ、インドネシア人には珍しく生野菜もパリパリ食べる
ご主人は、お母さんの作る「バリの食卓」がだーい好きで、生野菜はおろかパスタやチーズもNo thanks
これが致命的とは思わないけど、夫婦の食の好みってそれなりに大切だったりするんじゃないかな?
ほかの場所からお嫁に来た、ある程度裕福な女性はバリ料理のレパートリーのなさに泣くはずだし、まして元モスリムのエルナに豚肉の強要はかな~りツライ…
私の勝手な見解だけど
食べ物に保守的な人って、大抵考え方も保守的
さまざまな重圧から、エルナは、時々神様に祈りをささげてた
その姿を見た近所の人が、エルナのご両親やご主人に告げ口し、二度と異教の神に祈らないと約束させられたらしい
「エルナはやっぱりイスラムの神様を捨てられないのね?」
「ううん、そうじゃなくて自分の中の神様に祈っていたの」
厳しい戒律や、宗教の違いで食べ物を強要したり、儀式で生活ががんじがらめになったり、エルナはそんなことが嫌になってしまったんだって
だから自分の中の神様に現状脱却を祈っていたエルナ…
宗教観の違いは、長男であるエルナのご主人や家族にも大きな問題になっていたはず
宗教が生活の一部であり、人生そのもの…それがバリだから
彼女との会話は、まるで日本語で話しているような感じ…英語能力が素晴らしいから、ボキャブラリーの貧しい私の言いたいことを推測して「こう言いたいの?」とか「ああ、もしかしてこれかな?」という風に
会話をリードしていってくれる
本当に頭がよいというか、会話センスがいいというか、本当にいい子~
しかしこの頭脳明晰さやセンスの良さ、バリ社会ではあまり役に立たないって言うか、役に立たないどころか
疎まれてる?
口のたつ、生意気な、異教徒だった嫁
エルナの悲しそうな顔は、日を追うごとに増えていく
そしてある朝
「昨日、家族会議があったの…私たちもうダメみたい…」
会話が少なくなって、近くに寄り添うとすっと離れてしまうご主人
そして最近は休日の予定も告げずに、朝から一人で外出していくらしい
エルナが行き先を訊ねても友達と会ってるって答えるだけ…
ア・ヤ・シ・イ
ある日、町の中心部で、エルナの友達がご主人を目撃
若い女性をバイクの後ろに乗せ、親しげに走り去るその姿を…
やっぱり!
その日の夜、帰宅したご主人に問いただすと「友達だよ」
「じゃ逆のことを私がしてもいいの?」と詰め寄ると、何も言わずに家を出て行き、心配するエルナの気持ちを知ってか知らずか明け方になってようやく帰宅
「どこにいたの?」ときくと「森の中で考えていた」とだけ
「彼の拳はどこかに打ちつけたみたいに腫れあがって血が出ていたの…森の中で木を殴っていたって…」
意味わかんない!
なんのポーズなのさ?
それとも苦悩している自分をアピールしたいわけ?
なぁんて私は単純に思うけど、エルナはそうは思えないらしい
愛があるからね
二人の様子がおかしいことに気づいたご主人の両親、バリではお決まりの家族会議が開かれ
どうするつもりなのか?
ほかに女がいるのか?
エルナに言いたいことがあるのか?
そんなご両親の問いにご主人は黙秘
結局この日は黙して語らないご主人をみんなで囲んだだけで会議は終了~
ご主人が大好きで仕方がないエルナは、普段からご主人にべったり…
それが鬱陶しく思われたというものあるかもしれないよね
西洋風の食べ物を好むエルナのお気に入りはシーフドーのクリームパスタ、インドネシア人には珍しく生野菜もパリパリ食べる
ご主人は、お母さんの作る「バリの食卓」がだーい好きで、生野菜はおろかパスタやチーズもNo thanks
これが致命的とは思わないけど、夫婦の食の好みってそれなりに大切だったりするんじゃないかな?
ほかの場所からお嫁に来た、ある程度裕福な女性はバリ料理のレパートリーのなさに泣くはずだし、まして元モスリムのエルナに豚肉の強要はかな~りツライ…
私の勝手な見解だけど
食べ物に保守的な人って、大抵考え方も保守的
さまざまな重圧から、エルナは、時々神様に祈りをささげてた
その姿を見た近所の人が、エルナのご両親やご主人に告げ口し、二度と異教の神に祈らないと約束させられたらしい
「エルナはやっぱりイスラムの神様を捨てられないのね?」
「ううん、そうじゃなくて自分の中の神様に祈っていたの」
厳しい戒律や、宗教の違いで食べ物を強要したり、儀式で生活ががんじがらめになったり、エルナはそんなことが嫌になってしまったんだって
だから自分の中の神様に現状脱却を祈っていたエルナ…
宗教観の違いは、長男であるエルナのご主人や家族にも大きな問題になっていたはず
宗教が生活の一部であり、人生そのもの…それがバリだから