プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

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デワの謀略

2006年02月02日 | 毒バリ
3ヵ月くらいたったある日
お店の前に止まったニョマン経営のラフティング会社のトラックから

グラさんが降りて来る!

私達と目が合う…
なにごともなかったようにニコニコしながら

「こんにちはー」

って…どーいうこと?

まわりの者も何も気にする様子はない
あきれるしかない…
普通なら、迷惑かけて申しわけなかったとお詫びのひとつもあっていいでしょ?

ニョマンがラフティング会社専用レストハウスを新しく作り、そこのコックになったことを他のスタッフづてに耳にした
どうやらみんな知っていた様子
あの時点でグラさんを雇用していたのは私達だったんだから、この件に関してニョマンから報告があってもいいんじゃない?

この時、はっきりと確信する

「N」というレストランが、経営難に陥り、ビジネスパートナーとして契約が交わされ、実質的経営が私達に移った

ということが理解されてない!

私達は、ニョマンに雇われたマネージャー的存在というだけ
信じられないことだけど、それはレストランのスタッフだけじゃなく、ニョマン所有の別会社のスタッフ達、経理担当のデワ、ニョマンの一族、全てが本当のところを理解してない…?
いや、一部の者達は、理解したくない、認めたくないと言った方が正しいのかも

デワは私達の存在を

ほんとうに、心の底から、憎み、疎ましく思っている

レストランのマネージャーの地位には、いろいろな意味でうまみがあったわけで、これを追われた今はそれも消えた
まわりのスタッフ達に自分の立場が弱まったことを知られることも、プライドが高いバリ人にとっては大問題!

グラさんの件でも、ニョマンが私達にお願いした事などは一切伏せられていて、私達が彼をクビニした事になっている
この件を境に、グラさんを可愛そうに思う者達を味方につけ

デワは少しずつ、着実に反撃開始

デワの力が及ぶ別会社のスタッフは、ニョマンの権力をかさに、今までとなんら変わりなく、レストランスタッフに勝手な指示を出す
もちろん私達の知らないところで…
当然私達には私達のやり方があるんだから、勝手なことをするスタッフに注意してしまって、ギクシャク…

バリの習慣で、若いスタッフは年上の者には全くと言っていいほど逆らえないから、言うことをきかざるを得ない

スタッフの一人を事務所に呼んで事情を聞いてみる
こういう時にも気遣いが必要
何か喋ったなんてことがデワの耳に入ったら、その子の立場が危なくなる!

「デワさんの指示だったから仕方ないんです」
「ワヤンさんが来て勝手に持ち出したけど何もいえなくて…」

やっぱり…あいつら~ムカツク!

レストランに関することも、それ以外も、ろいろな情報が入らない
奴らの力の及ばない、新しく雇ったマーケティングのエルナとフロアマネージャーのロイケが頼り…こうなったら自分達で情報収集だ!

くっそー負けないぞ!外人をなめんなよ!!!!


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