プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

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バリ料理

2006年12月08日 | 毒バリ
バリ料理

ってきいてピンと来る人は少ないでしょ

焼鳥みたいな サテー?
甘辛いチャーハンの ナシゴレン?
焼きそば ミーゴレン?


はずれ

それはバリ料理ではありません


もちろんバリ人も日常的に口にする、インドネシア料理ではあるけど、純粋にバリ料理って言うと


神様に捧げるための祈りの料理

ラワール

が代表的

日本にもかつてはあった「ハレとケ」の考えがバリには今も残っていて、日常は質素な食事で過ごし、村人が一緒に行う祭事や、個人の祝い事、お葬式などで、神様に捧げるお供え料理のために豪華な食事が作られる

バリ料理の特徴はとにかく 辛い こと
いやもうホント、 激辛 なんだから!


バリに行った人がそんなに辛くなかったけど…って言うことが多いけれど、それって本当のバリ料理じゃないんですよぉ

バリの家庭で普通に食べられているものの辛さ、日本人が毎日食べ続けたらどうなるかって言うと

ちなみに私、辛いものは得意なほう
でもね、胃腸がショックで機能しなくなって、お腹を壊すし口内炎が3個以上常に常駐、そうなると辛さで口内炎が痛くて更にツライ、唇も刺激で荒れてきて、鼻も粘膜が炎症を起こしてくる…油っこさも胃にもたれて食欲減退…


ふ~っ
まあそのうち慣れて来るんだろうけど、やっぱり食べ続けることはかなり苦しい

ちょっと話がそれたけど
バリ料理は大量の唐辛子と生姜のような根のハーブで構成されるペースト状のものが基礎になって、それがバリらしい香りと味わいになる

詳しくはちょっとここを見てね!
http://www11.ocn.ne.jp/~campur/punbalimoto.html

中でも 

ラオス と カンチュール

この2つなしにはバリ料理はありえない!!

ラオスはタイ生姜カーのこと
だから、タイ食材店に行けば手に入るんだけど
このカンチュールって言うのが、日本じゃどうにもこうにも手に入りにくい


数種類の根ハーブと唐辛子で作られる黄色いペーストが

「ブンブ・バリ」

これはナシゴレンにもミーゴレンにも入っていない独特の香りを持つバリ人専用の料理の素
この香りによって私の記憶は呼び起こされて、あの辛く苦しかった?バリ生活が甦って来るってわけ

さて、さっき書いたまんなほったらかしの

ラワール

これはすんごい食べ物です
私が食べたのは アヒルバージョン

茹でた肉に、野菜とスパイス、すおろしたココナツを加えて良く練り、そこにさっきのアヒルの血液を加えてできあがり

ちょっと血なまぐさいというか、鉄分の味がする和え物って感じかな
この豚肉バージョンもあるんだけど、さすがに豚の生血は勇気がなくて食べる気にはなれず…

ラワールは余ったらバナナの皮に包んで蒸す

これが トゥム

生血を加えてあるから、加熱した時に全体がソーセージのように固まる
私の教室では(生血ナシ)これを
バリ風ソーセージ
って呼んで教えているんだけど、なかなか評判良し!


本当のバリ料理を食べる機会はめったにないかもしれないけれど、タイやフィリピン、ベトナムとも違う、あの独特の香りは一度体験してもらたいなあ~


バリに旅行する機会があればどうぞ!

ヌサドゥア地区にある、バリの黄色いスパイスペースト 
「ブンブ・バリ」 
と同じ名前のレストランがおすすめ

バリを心から愛し、その伝統の味を長い年月をかけて自分で調査し作り上げたシェフ、ハインツ氏が主宰するお店の味は、外国人にも楽しめるバリ料理