ヴォルフガング・ウルリヒ著,満留伸一郎訳「不鮮明の歴史」読みました。
芸術(技術)としての不鮮明の成立と展開を述べた,おそらく史上初の不鮮明さの評論。
書中,ロモについても触れています。
>儀式化された,大仰な不鮮明が生じるが,この不鮮明にしたところで〈直接的〉なものではおよそないのである。
(第9章 信憑性 より)
正鵠そのものですねー。
ガリーもロモもポラも針穴も根っこは同じ。
ポスト・ポストモダンのポストは一体何処に向かうのか。
ただ,起源をロマン派の風景画に求めているんですが,そうじゃないでしょう。
不鮮明は写真と同時に誕生した。
そして,デジタルが感覚を越える先鋭度を実現した現在,さらなる不鮮明を人々は求めるのでしょう。
芸術(技術)としての不鮮明の成立と展開を述べた,おそらく史上初の不鮮明さの評論。
書中,ロモについても触れています。
>儀式化された,大仰な不鮮明が生じるが,この不鮮明にしたところで〈直接的〉なものではおよそないのである。
(第9章 信憑性 より)
正鵠そのものですねー。
ガリーもロモもポラも針穴も根っこは同じ。
ポスト・ポストモダンのポストは一体何処に向かうのか。
ただ,起源をロマン派の風景画に求めているんですが,そうじゃないでしょう。
不鮮明は写真と同時に誕生した。
そして,デジタルが感覚を越える先鋭度を実現した現在,さらなる不鮮明を人々は求めるのでしょう。