活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

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2007-07-15 23:03:41 | Weblog
キタムラフォトライフ@BLOGに面白い記事がありました。

昔の初心者はラクだった!?
>カメラの宣伝では,「誰でも簡単に撮れる」というフレーズがよく出てきますが,(中略)いま現在に至っても,初心者でも説明書をまったく見ないで使えるくらい,完璧なまでに簡単なカメラというものには,お目にかかったことがありません。これは,いったいなぜなんでしょう?
>そこで考えてみると,カメラが初心者にとって一番簡単だった時代は,1970年代後半~1980年代初頭あたり,「キヤノンオートボーイ」や「ジャスピンコニカ」が大流行した頃だったんじゃないかな?と思います。

例えば,オートボーイの頃にもっとも初心者レベルのカメラはスナッピィ50(1982年)だったと思います。
今で言うと,パワーショットA460が相当するかな。横長ボディでイメージが重なるし。
スナッピィ50にはストロボ切替えとフィルム巻戻しのスイッチしかありませんが,A460にはモードダイヤルやらメニューボタンやら十字キーやらいっぱい。
これじゃあ,おばあちゃんには難しくて使えません。
25年も経ったのに,確かに機能は飛躍的にアップしたのでしょうが,全然カンタンにはなってない。たかだか(大方)L判のプリントを得るだけなのに。

そういう目的には,写ルンです があるじゃないの。とも言えますが,じゃあ,“初心者”はデジタルの恩恵は受けられないの。とも言いたい。
メーカーはステークホルダーをどこに置いているのか。
多機能とか高画素とは別口の,もっともっとカンタンベンリな,かといっておもちゃではない,本格的な初心者向けデジカメが必要だと思うのです。