活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

消えたはずの不鮮明な記憶とその記録。

2007-07-18 23:58:24 | Weblog
先日,「不鮮明の歴史」の話を書いたのですが,こんなサイトがありました。

手ぶれやピンぼけ写真など、失敗作専門の投稿サイト
>デジカメだから,ピンぼけや手ぶれ,露光不足などで失敗しても,画像を消してしまえばそれでいい。(中略)
>消してしまうのが当然の失敗作を投稿するためのWebサイト「Deleted Images」がある。
>ぶれやぼけで,被写体がはっきりと写ってない画像は,記録としては失敗でも,なんとなく芸術的で美しいのだ。

なんとブレボケ失敗作投稿サイトDeleted Images
おお確かに面白い美しい。

フィルムの時代はできるだけ失敗しないように大事に大事に1枚を撮っていました。
たとえモードラで連写する際も,成功を見越して念を込めてシャッターを押していたはず。
しかし,デジタルが普及してシャッターの押し様が変わりました。
もはや写真は失敗も成功もない自動書記のようなもの。
これは不鮮明の美の新しい展開あるいは再発見かと。

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