ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/04/23 「スマステ4」で歌舞伎特集第3弾、七之助登場

2005-04-23 23:54:23 | 観劇
今日も偶然TVを見ていたら標記の番組で「好評特集“歌舞伎の基礎知識”第3弾」というのをやっていて、七之助が香取慎吾と並んでいた。クイズ形式でいろいろとうんちくを聞けるのだが、資料映像が大変興味深かった。父親の勘三郎襲名披露の3月4月公演から少しずつ名場面が出たし、往年の名舞台の映像とかも出た。特に歌舞伎の初海外公演がソ連だったとか、そこに行った左団次の写真とか、同じ時期に欧米を豪遊した日本人離れした顔だちの市村羽左右衛門の写真、ハーフだったという伝説や、彼のファンになってしまったアメリカのなんとかさんが日本が敗戦後占領軍に入ってきて上演禁止になった歌舞伎を復活させたとか、いろいろな話も出た。
七之助も事件を起こして3月歌舞伎は出演自粛になってしまったが、4月歌舞伎夜の部の口上と「籠釣瓶」から復帰。口上では本当に神妙に「父の襲名の披露に舞台に一緒にたてるだけでありがたい」というような旨を短く述べて暖かい拍手をあびていた。このTVでもなかなか謙虚な態度でクイズにも知らないことは素直に「へえ」という顔をしているところを画面の下の小さい画面で映されていて、とても今時の若者らしくて好感がもてた。ぜひ、中村屋には勘三郎、勘太郎、七之助で頑張ってほしいので、今回の事件で学んだことを今後の人生のために生かしてほしい。応援している。
勘九郎の舞台は娘にも一度見せたことがあり(4年前の8月歌舞伎座、勘九郎がお岩の「四谷怪談」)、それからこの間の襲名披露公演で買ってきた舞台写真を娘に見せたら、勘三郎がいろいろな役を演じているのにびっくりしてしまった。その後、中学校で連れて行かれた国立劇場の歌舞伎鑑賞教室で懲りた娘は「私、もう歌舞伎と宝塚はいいから普通の舞台だけ誘って」と宣言していたが、「おもしろい作品なら歌舞伎を見たい」と言い出した。「野田版・研ぎ辰の討たれ」あたりを幕見で見せようかなとも思っている。見にいく予定の映画『真夜中の弥次さん喜多さん』でも勘九郎があやしいオヤジ役で出ているのも楽しみにしているのだが...。
 
写真は、写真集『新しい勘三郎~楽屋の顔』の表紙。実は今日買ってしまったのだった。娘もこれは面白いと支持してくれた。