09/04/27 第35回俳優祭夜の部の舞踊二題


歌舞伎座さよなら公演4月大歌舞伎の千穐楽の翌日が日本俳優協会主催の第35回俳優祭。自力ではチケットGETができなかったが、マイミクさんにおわけいただいて前回に続いて夜の部を観ることができるという幸運に恵まれた。ここにあらためて感謝の意を表したいm(_ _)m
前回の第34回俳優祭の記事はこちら
【舞踊二題】=(社)伝統歌舞伎保存会の研修発表
企画構成=坂東三津五郎
『狸八島』藤間勘十郎:振付 長唄連中
杉 昌郎 作詞/杵屋巳太郎 作曲/藤舎呂浩 作調
中村梅玉、坂東三津五郎、中村歌昇、市川右近、市川男女蔵、市川染五郎、市川段治郎 市川團蔵、尾上松緑、片岡愛之助、河原崎権十郎、中村錦之助、中村種太郎、中村橋之助、中村松江、中村萬太郎、坂東亀三郎、坂東亀寿、坂東秀調、坂東巳之助 (二十名・順不同)
源平八島の合戦を狸軍団とうさぎ軍団で模しての舞踊。素踊りで狸の方は茶色系、うさぎの方は白系の着付け。三津五郎がうさぎ軍団を率いるのだが、跳ねて転んで愛嬌を見せる仕草もあって緊張せずに観ることができた。一対一で闘ったり、群れで対峙したりの変化も面白い。三津五郎、歌昇、錦之助が印象に残った。

『おまつり』大和楽連中
橋の会 振付
北原白秋 作詞/岸上きみ 作曲
中村魁春、中村時蔵、中村福助、片岡孝太郎、市川笑也、市川亀治郎、市川高麗蔵、尾上右近、尾上菊之助、尾上松也、中村壱太郎、中村亀鶴、中村梅枝、坂東新悟 (十四名・順不同)
一転して浴衣姿の女形衆の踊り。模擬店でも販売する今回の俳優祭のオリジナルデザインの浴衣を揃いで着た芸者衆が踊り、てぬぐいで女神輿をかたどって4人一組でかつぐという動きが面白かった。
時蔵と福助が意気地を張り合う二人の芸者で姉さん芸者の魁春がまぁまぁと間に入るという様子がなにやら可笑しい。
孝太郎がまた実にいい笑顔を見せてくれていたのも収穫。

今回の舞踊二題はなかなか見応えがあり、睡魔にも全く襲われずにけっこう見入っている自分にもまた嬉しさを感じた。
さてしっかり拍手をして模擬店タイムに突入!!

写真は終演後に携帯で撮影した第35回俳優祭の看板。
「俳優祭でミニミニオフ会のレンチャン+夜御飯は?!」の記事はこちら
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09/04/29 「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」を母と観る


26日に歌舞伎座夜の部、27日に俳優祭夜の部のレンチャンでやっぱり疲れてしまって昨日は喘息発作が久しぶりに出てしまい、仕事帰りにかかりつけの耳鼻科で吸入してきた。
という次第で皆様、観劇のレポアップ等、ボチボチとさせていただきたく存じますm(_ _)m

さて、このGWには妹2夫婦が名古屋の妹1一家に遊びに行くので、私が母親のお相手当番をかって出た。先週から母親とどこに行きたいか聞いていろいろ調べて気鬱になっていたが、最終的には我が家の近くのショッピングモールで御飯を食べて映画を観ることで落ち着いた。
母親の予定も鑑みて4/29を第一候補にしていたが、観る合意のとれた「相棒」のスピンアウト映画も封切られてずいぶんたって夕方一回のみの上映なのでゆっくり出かけることにしてしっかり寝た。娘が父親と善光寺の7年ぶりの秘仏開帳に朝から出かけたので二度寝して起きたら11時半。そこで実家に電話したら朝まで寝られなかった母親も電話で起きている状況(笑)
携帯電話でどこまで来ているかを確認しながら京浜東北線の電車で合流することに成功!

休日でしかもレディスデイなのでMOVIXさいたまも混んでいたが、なんとかチケットをとって遅めの昼食。バイキングの「餉餉」にしようといたがここじゃ嫌だというので、結局ゆっくりデニーズで食事。デニーズカードが5月いっぱいで5%オフサービスをやめ、一年後には廃止されるというのを知って二人ともガッカリ。どこも生き残りは厳しいのね。

【相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿】
「相棒シリーズ」で登場する鑑識官・米沢守(六角精児)を主人公にしたスピンオフ。「映画のことならeiga.com」のサイトによると監督は「あぶない刑事」の長谷部安春、原作は監督の息子ハセベバクシンオー。
前回の劇場版の事件と同時並行の事件からみという設定になっている。
「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」の感想はこちら
特命係の右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)がテロの犯人を追う中、鑑識課員の米沢はマラソン大会の参加者の映像の中に自分の逃げた女房を見つけ、会いに行くが会えないで帰る。翌日その女性の死体が発見されるが、死体は別人で所轄の刑事・相原(萩原聖人)の元妻(紺野まひる)だった。自殺という死因の断定に納得のいかない米沢と相原は、協力して彼女の死の真相を探るが……。
他の主な出演者は以下の通り。市川染五郎、片桐はいり、伊武雅刀、鈴木砂羽、益戸育江、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、他

TVシリーズでも多少気になる存在というくらいだったが、やはり変キャラの魅力ということで成り立ってしまった米沢守編。落語が好きで携帯の着信音も出囃しというのが場面場面で効果的に雰囲気を和ませる。
自宅のオタク部屋がまた物凄く、これなら女房も呆れて逃げ出したくなるだろうなぁとガッテン。最後のエンドロールが二人の仲のよかった頃の暮らしを切り取って多画面で見せるという凝ったもの。私はスピンアウト映画としてはまぁまぁの出来だとけっこう気に入った。前回の劇場版が国際平和の問題までスケールが大きかったのに比べれば小さいが、警察のキャリア官僚の天下りの問題やらその先の外郭団体での税金の無駄使い問題などへの鋭い斬り込みは評価していいと思う。さすがにTV朝日のドラマの映画である。

観終わってどうだったと母に聞いたところ、室内の場面も多くて暗くてあまり面白くなかったという。母は「アンタは市川染五郎めあてだったからよかったでしょ?」と言うので「別にそんなにファンじゃないし、それでこれにしたんじゃないよ」と答えたが話がかみ合わない。母娘とはいえ感覚が違いすぎてよくわからんという感じである。一事が万事、観る作品選びも難しいのだ(^^ゞ

母はとにかく私と映画を一緒に観て御飯を食べてぶらぶらできて楽しかったようだ。予告編でみた「六十歳のラブレター」を観たいというリクエストもきた。まぁ付き合ってあげるしかないかなぁ。
写真は今回の映画のサントラ盤。
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09/04/27 俳優祭でミニミニオフ会のレンチャン+夜御飯は?!


26日に歌舞伎座千穐楽夜の部、27日に俳優祭夜の部のレンチャン。
前回の俳優祭も夜の部を観たが、その時点ではTシャツのMサイズは黒がなくなっていて白を買わざるをえなかったのだが、いかんせん生地が薄く上に何かをはおらないとなかなか着ることができない。その経験から昼の部をご覧になるという佐千菊さんにTシャツを買っておいていただき昼と夜の合間に待ち合わせ。お友達の佐汐さんともご一緒にワッフルと紅茶の店「マザーリーフ」でミニミニオフ会。前日の千穐楽もここでお茶をしたので店員さんに「今日も歌舞伎座さんは何かをやっているのですか?」と聞かれてしまい、俳優祭のことをお話したら「知らなくてすみません」と恐縮されたが感じのいいスタッフさんだった。
そうそう前日の店内には彌十郎丈が奥様といらしていた。新悟くんの千穐楽の舞台をご覧になったのだろう。

今回の模擬店タイムも食べ物を食べる時間が惜しく、デジカメで撮影しまくってテンションが上がりすぎた。途中で萬次郎さんの店で小倉アイス(@300)だけパクついたが、60分フルに動き回ったらシクシク胃が痛くなった。用心して痛み止めの薬を持っていって正解!後半の「シンデレラ」冒頭に飲んだので打ち出しの頃には痛みは止まり、お泊りのかずりんさんとプロントでケーキセットでミニミニオフ会。

家で待つ娘も面倒でまだ食べていないというので、模擬店で買った食べ物で簡単に夜ご飯。
写真に写るおにぎりは加賀屋三代(東蔵・松江・玉太郎)の店で2個買った(@400×2)。から揚げとフライドポテト(@500)は獅童の店で購入。後ろに写るカップに入っていた。
娘曰く「まるで学園祭だね!」。うーん、ミーハーの大人のノリはそんなもんじゃないけどね(笑)
出かける前に作っていった大根葉とちりめんじゃこの炒め煮と野菜炒めとわかめスープ。まぁまぁでしょう?!(笑)
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09/04/20 「レッドクリフ PartⅡ」にやられた!まいりました!!


「そうだ!20日はシネコンのサービスデイだ!!」と気がついて、職場から娘に「レッドクリフ PartⅡ」を観ようと待ち合わせの電話を入れてMOVIXさいたまに本編上映ぎりぎりに滑り込み(^^ゞ
昨年末に「レッドクリフ PartⅠ」を観た時の記事はこちら

【レッドクリフ PartⅡ】
「映画のことならeiga.com」もご紹介(公式サイトへのリンクもあり)。
PartⅠを観ていない人にもわかるような導入部になっているし、スムーズにジョン・ウー版「三国志」の世界に引き込まれる。この映画は一人ひとりの人物が実に魅力的に描けているのがいい。監督自身が加わって書かれた脚本が実にいいのだ。
また、荒い麻布を切り裂いたような画面で場面転換をするのもテンポが出て気持ちいい。長江の赤壁に陣取る呉・蜀連合軍とその反対の島に陣取る魏軍とを行ったりきたりして決戦の時が近づいていく緊迫感がたまらない。

PartⅠで気に入った孫権の妹・尚香(ヴィッキー・チャオ)が魏軍にひとりで間者として潜入している。水軍を使っての決戦を前に機が熟すのを待つ間、兵士による蹴鞠の試合が曹操の御前で繰り広げられる。鞠がそれたのを尚香が助けて得点させた兵士と仲良くなり、彼の肩車が尚香の敵陣チェックに役立ってしまうのだが、この兵士を登場させたことで、80万といわれる魏軍の兵士たちの多くが次男坊以下の穀つぶしだからと兵役についているということに光が当たった。

故郷と大きく異なる風土に身体を弱らせ疫病に伏せる兵士たちに、曹操は自分の病弱な息子の話を聞かせ、勝って家族のもとに帰ろうと熱く語る。勝てば3年間税を免除するという約束もする。詩を作って吟ずるし、本音なのか演技なのかはわからないが、民の心をうごかす演説もうまい。これは三国のトップの中で一番の器量だと納得した。生まれた家の格は低いのだろうが、そんなのは関係ない。
若い頃に目をかけてくれた人の娘である小喬に抱いた思いをずっと引きずっているというあたりや、頭痛もちでカッとなって判断を誤るところなど、実に人間くさい人物造形になっていて、チャン・フォンイーが実にオヤジ可愛いのだ。この間「覇王別姫」をDVDで見て段小樓役をしていたのも見ているが、格段にいい役者になっていて、この曹操のキャスティングは大成功だと思った。

その曹操を倒すために束になってかかった呉・蜀連合軍側も魅力がいっぱい。周瑜のトニー・レオンと諸葛孔明の金城武と孫権のチャン・チェンのイケメンぶりがさらに際立ってミーハー的に嬉しい。それぞれの知略ぶりも実にいいのだ。10万本の矢の調達の直後に水軍の将軍二人が裏切ったという偽の手紙に騙された曹操。その短慮で殺させた二人が持っていたはずのこの地での風の吹き方の知識を失う。風向きが変わることで火攻めのタイミングが重要になる。そして周瑜の妻になっている小喬が曹操のもとに単身のりこんで戦の中止を乞うという行動がそれだけで終らないという畳み込むような展開がまた実に心地よい。

大体、偽手紙のエピソードにつながる伏線がPartⅠから張ってあったというのがわかってと嬉しかったし、あちこち伏線だらけでなぁるほど~と面白がっているうちにあっという間にまさに「赤壁 決戦天下」の戦闘シーンに突入。
2000隻の船を焼き尽くす映像もすごいし、中村獅童の甘興が主要キャストでただ一人命を落す曹操の陣の壁を突破する魚油の爆発物攻撃もすごい。
曹操の陣中に入った周瑜が率いる部隊が金属の盾で箱状になりながら矢の雨の中をすすんで行くというのも唸った。PartⅠの「九官八卦の陣」の映像の見事さも思い出す。戦闘シーンもスピーディで変化が大きいので全く飽きなかった。
尚香の友達は蹴鞠の活躍で千人隊の隊長になっていたが、最後まで税を免除してくれると言った大将を守ると言って尚香の目の前で死ぬ。
曹操の側近は主君の最後の判断を誤らせた小喬だけでも殺そうと追い詰めるがちゃんと愛する夫が守るのよねぇ(笑)
イケメンだが自信のない男・孫権が勇気を振り絞って射た矢が曹操の髻をくずし、ざんばら髪になる曹操。ここで命はとらないという場面だが、史実ではどうかは知らない。しかし、ここで曹操の中国統一の野望は打ち砕かれたわけだ。
ここのチャン・フォンイーの空しい表情が、また戦というものの虚しさをよく伝えてくれている。この映画こそ、ブッシュ元大統領に見せたいものだと思ってしまった。

最後の場面はこの同盟の中で友情を深めた周瑜と孔明の別れ。孔明が出産を手伝って生まれた萌萌という馬を周瑜と小喬が孔明に託す。「戦に出さないでね」という約束とともに。美しい大自然が映し出されての幕切れにAlanの美しいソプラノが響くエンドロール。

ただの武侠映画でもなく「反戦」の思いがこめられ、圧倒的に少数でも知恵を絞り力を合わせれば大きな勢力に打ち勝つことができる、そんな勇気をもっていいというジョン・ウーのメッセージが実に気持ちよく伝わってきて爽快な作品だった。

今回のプログラムを熟読していて気がついた。PartⅠで買った方をちゃんと読んでいなかった。続けてちゃんと読んだら、キャストもスタッフも中国・香港・台湾・日本・USAと実に国際的なのだとわかった。ハリウッド以外でもこんな大作で質の高い作品ができるというのは画期的だ。ジョン・ウーには「水滸伝」とかもいろいろ撮って欲しいなぁと思った。
また「三国志」についても興味がわいてきた。中学生の頃に横山光輝の漫画版の存在が気になってチラ見したことがあるのだがどうにもスッと入れなかったのだが、リベンジというのもいいかもしれない。

写真は、赤壁II(レッドクリフ)オリジナルサウンドトラック(台湾盤)。岩代太郎の音楽も実によかった。
(6/17追記)
gooメーカー☆メーカーの「レッドクリフ PartⅡ」で遊べるようだ。その中のひとつで「あなた(ぴかちゅうさん)にとって大切なものは・・・」→「友情」とのこと。当たってるみたいね。
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09/04/22 体調があまりよくないけれど、俳優祭に向けて整えます!


昨日から体調があまりよくない。夕方に急速に肩が張ってきてしまい、帰りがけにかかりつけの接骨院で頚椎の牽引とマッサージ治療をしてもらった。あまりにも凝っているので、血圧が上がっているかもしれないから測ってみてと院長さんから声がかかり、計測。
最高血圧が98で最低血圧が67。
「上が100いかないの?!」とびっくりされてしまった。

今日は今日でお腹の調子もよくなく、頭もはっきりしなくて困った。
ついには帰宅途中で気持ちが悪くなってしまった。

帰宅後、妹2に電話して聞いてみた。

看護士だった妹曰く、「血圧が急に下がっても肩が張ってくるよ」とのこと。人工透析を週3回している彼女の家には一階と二階に一台ずつ血圧計が置いてあってすぐに測れるようにしてある。我が家には血圧計がないので、妹2の古い方を今度借りることにした。

GWには妹2夫婦が名古屋の妹1の今の家に初めて遊びに行くとのことで、その間の母の相手を私がかって出ることにした。
昨晩早速電話をしたら喜んでくれたので、どこに行きたいか考えておくように言ったら、三郷にあるショッピングモールに行ったことがないので行ってみたいという。多分、近所の友人との会話に出てくるところに自分だけ行ったことがないからだと思う。
しかしそのショッピングモールは幹線道路沿いの立地なので、最寄り駅からはバスで行かなくてはならない。映画とお食事くらいのイメージなので、さいたま都心に出てきてくれる方が私は助かるのだが・・・・・・。
映画も何を観てもらったら居眠りしないだろうかとか考えると悩ましい。
20日のMOVIXサービスデーには娘と「レッドクリフ PartⅡ」を観てしまった。母には三国志は無理だからいいのだが、あとは「相棒」のスピンアウト版しか考え付かない。TVでオンエアされた劇場版は途中で脱落したらしいし・・・・・。あの犯人との頭脳戦にはついていけなかっただろうと納得。
そのことを悩んでいることも気鬱の原因だったりして(^^ゞ
観劇の感想も滞っていますが、こういう状況なのでご容赦くださいませm(_ _)m

最後にお知らせ!
27日にお休みがとれたので、歌舞伎座最後の俳優祭の夜の部に行くことができるようになりました。26日の千穐楽昼の部とレンチャンになりますが、そこまでに体調を整えるつもりです。
そこでご挨拶させていただける方もいらっしゃるかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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09/04/19 さい芸「ムサシ」観劇と中越司の舞台美術の展示


さいたま芸術劇場の「ムサシ」をようやく観てきた。井上ひさしの書き下ろし作品に蜷川幸雄が初めて取り組んだ画期的公演だ。プログラムには遺言として書くという井上ひさしの決意の言葉もあった。
感想はまたじっくり書きたいが、実によかった。藤原・小栗という2人のスター役者の武蔵と小次郎の確執を周囲の芸達者たちが昇華させてしまう過程を見事なコメディとして見せながら、最後には「生きよ」という井上ひさしのメッセージがじーんとしみて目頭が熱くなってカーテンコールになる。

千穐楽でもあり、銀色の吹雪が舞う中をカテコに並ぶ役者たちの後ろにはさらに銀色のテープが幕のように落ちてきた。藤原・小栗が蜷川幸雄と井上ひさしを下手から舞台に連れてくる。二人が並んで手をとりあい、この数年にわたるタッグを組んだ仕事の一つの頂点に感極まっているだろうという姿にこちらも胸が熱くなってしまった。

戯曲の載った『すばる』を買おうと思ったが、5/1には新書版ソフトカバーで出版されるとプログラムに書いてあったのでそれまで待つことにした。

この公演に合わせるように現在ほぼ全ての蜷川作品の美術を手がける中越司の舞台美術の展示が劇場1階のガレリアであったのを駆け足で見学。
中越司は子役時代に蜷川作品に出て俳優もしていたが、大阪芸術大学で舞台美術を専攻して活躍し始めていたのを蜷川が注目して起用したらしい。まさに蜷川幸雄ワールドの中で育った人材のようだ。
作品ごとに解説と舞台の写真やデザインシート、装置模型が展示されていた。ほとんど観ている作品で舞台を思い出せて楽しかったが、さらに舞台美術のコンセプトの解説にいちいち納得したり感心したりできたのも嬉しかった。
金井大道具のロゴの入ったデザインシートに実際に製作してもらう人への言葉も書き込まれていて、「歌舞伎風に」とか「グレーの黒を濃くしすぎたのでもう少し明るく」とか「時間がないのに細かくて・・・(中略)・・・よろしくお願いします」とか、人間と人間の力を合わせての仕事なのだということが実感できたのもよかった。

写真は劇場の敷地の塔にある垂れ幕。奥に劇場本体の建物が見えている。
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09/04/15 歌舞伎座観劇前に坂東玉三郎『すべては舞台の美のために』


小学館が「美と知と心のハイライフマガジン」と謳う『和樂(わらく)』。文字通り和テイスト(日本の文化)を楽しむための月刊誌だが、基本的に定期購読ということのようだし、大型で重いし場所をとるので買わないことにしていた。
小学館の和樂の公式サイトはこちら
しかし、玉三郎贔屓としては特集や連載を読みたかった。“ずっと我慢の子であった”私に買える和楽ムックとして総集編がついに出た!
和楽ムック 坂東玉三郎『すべては舞台の美のために』

今月、歌舞伎座で出演のお役に関わる記事もあり、特に「廓文章」の夕霧の衣裳の復活の記事なども予習していかねばと少しずつ就寝前に目を通している。篠山紀信による舞台写真もスチール写真もともに美しく、まさに夢心地になってしまう。

また、巻頭に特別に1ページをとって玉三郎の押し隈の印刷が付いているのが心憎いばかりだ。一昨年に50万円の写真集が刊行記念の写真展で初めて見て、女形の押し隈は珍しいし可愛いと思った。その時に見たと押し隈と同じものか、もしくはとてもよく似た表情のものだ。何種類か出ている写真集の宣伝チラシの一つで見た押し隈はもう少し厳しい表情のものもあったような記憶がある。

さぁ、明日はいよいよ歌舞伎座夜の部観劇。夕霧の「赤の鳳凰」も楽しみである。
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09/04/12 家の片付け+TVの「天地人」と「レッドクリフ PartⅠ」


ゆっくり寝るつもりだった日曜日。急に娘が早くから出かけるというので巻きこまれて早く起きてしまい、軽い朝食の後、二度寝をしようとしたが電話があったり階下の家も騒がしかったりして寝付けずに仕方なく起きてしまった。
腹をくくって来週の日曜日に衣類乾燥機の買い替えに伴う配送取付で電器屋さんがくるので家の片づけに着手。
空き箱が見つかって本の区切りにいいと思って本を納めてあるつくりつけの収納庫の片づけを始めたら止まらなくなった。我が家には私用の本棚がないのがネック。収納庫内の棚板を別注すればもう少し使い勝手がいいのかもしれないが面倒でやってこなかった。あとは昔、私が使っていた木製のがっしりした本棚が2本、実家にあるのを引き取るつもりなので新しく買う気がしないのだ。当面は今の方式でいくしかない。
その中で『20世紀少年』が全巻揃っていたこともわかり、買ったままだった最後の2冊を読んでしまう(片付けの最悪のパターンにはまったわけ!)。しかしながら一箇所にまとめることができたのはよかった。映画の完結編だけでも観に行こうかという気にもなった。
昼間のNHKTVで小学唱歌のような歌をいろいろな歌手が歌う番組をやっていて、それをBGMにもうちょっと頑張ってお片づけ(^^ゞ

あとはTVの「天地人」と「レッドクリフ PartⅠ」を観るのが今日の課題(笑)
「天地人」の公式サイトはこちら

「天地人」の第15回放送「御館落城」で景勝と上杉の継承者争いをしていた景虎が華姫とともに自刃。このあたりの話は知らないまま見ているのでけっこうハラハラしながら見る。景虎が降伏し、人質として嫡男の道満丸を差し出したのに殺されたあたりからキャーっという感じになる。北条家からついて来た家来がずっと悪人だと思ってはいたけれど、ここまでやって降伏を覆させたのかぁと実にあきれた。景勝と景虎って結局は家来に恵まれたかどうかで運命を左右したのかなぁと思えた。
景虎役の玉山鉄二は緒形拳と共演したTVドラマ「帽子」で注目していて、大河ドラマ登場に実はミーハーで喜んでいたのだった。面構えといい長身な姿といい、登場する度にカッコイイ~とひとりごちていた。だからこそ悲劇がよりせつなく感じてしまう。ナイスキャスティングってことね(^^ゞ
写真はNHK公式サイトからカッコイイ玉山鉄二クンを!

続いてTV朝日の「レッドクリフ PartⅠ」。出かけてしまった娘の頼みで直前に予約録画しておいたがなぜか作動せず!あわててやり直したが冒頭が少々欠けた。
私は昨年末にシネコンで観ているので今回はチラ見。
一番の関心事は孔明の金城武役の声をご本人が日本語でやるのかどうかだったが、他の方の吹替え(東地宏樹)だった。金城くんの日本語の台詞回しはイマイチだからまぁいいか(笑)中村獅童は本人の声だったようだ。
PartⅡの予告編がおまけでついた。イケメンたちもいいが、ヴィッキー・チャオの孫権の妹・尚香が気になる。こういう男勝りの姫君って可愛い!やっぱり映画館で観なくては~。

(お詫び訂正)「景虎」役の玉山鉄二と書くべきところを当初「景勝」と書いていたm(_ _)m
そうそう「景勝」役の北村一樹ももちろんカッコイイのだが、役柄の性格設定に合わせてあまりカッコよく見えないのが役者としてはまたすごいと思う。
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09/04/10 足の甲5cmの差であやうく労働災害?

4/8は午後から出かけ、夕方には渋谷の本部で学習会に参加。興味深い内容で満足。事務局が2部屋を連結して会場設営してあったのを仕切り壁を動かして戻す作業を手伝う気を起こしたのが発端。

教室型に並べていた机と椅子をロの字型に並べ替える時、椅子の足の床に設置している横のパイプ部分が机の脚の車部分に引っかかっていた。机を持ち上げて椅子をはずしたら、車が滑って机の天面の側面が私の右足の甲に倒れてきた。座って足を隠す側面の板がついているタイプなのでその厚みだけ床から距離があり、足の指の付け根の一番高さがない部分だったが、やはり「挟まった~」と驚き、次に痛みがやってきた。足を出してみたら赤くなってはいるがなんとかなりそう。イタリア旅行に履いていった丈夫なスニーカーだったのも幸いしたのかもしれない。
少し痛かったが、家で湿布して様子を見ようとそのまま帰宅。

足先を湯船にあまりつけないようにして入浴。湿布をして靴下を履いて寝る。
翌日も大丈夫そうだったのでそのまま出勤したが、夕方には通いつけの大久保の接骨院(頸の牽引や肩こりのマッサージで通院)まで、駅からちょっとあるので往復歩くのがしんどそうだったのでそのまま帰宅。前日同様に湿布をして寝る。

翌々日になんとか歩けそうだったので、帰りに四ツ谷から大久保へ回って接骨院でい受診。いつもの治療以外に事情を話して診察してもらったがやはり痛い。やはり骨折はしていなかったが、机が落ちたところに内出血の跡があり、ナントカ腱(聞き取れず)を打ったので痛みがなかなかとれないのだとのこと。長い時間歩いたりの無理をせず、湿布を続けて様子をみてくださいとのことだった。診断は「打撲」。
院長さんからは「骨折していたら労災だったね」と言われてしまった。打撲箇所があと5cm上だったら危なかっただろう。

私は5年くらい前に一度だけ労災扱いにした怪我の経験がある。品質管理担当をしていた頃に工場点検に出張に行き、工場に着く前の昼食の店の前で転んで膝から落ち、痛みもものすごく、膝を曲げるとグギグギと音もして恐かった。同行したバイヤーのおじさまが「ちゃんと労災扱いにせなあかんで」(関西出身者)との助言があり、タクシーまで車椅子に乗せられて整形外科に行った先でそういう手続きを最初からしたものだ。
その時もレントゲンを撮ったりしたが骨に異常もなく、湿布をしながら安静にするということですんで幸いだった。

実は昨年、四ツ谷の職場で同僚の女性職員が足を捻挫して1ヶ月半休むくらい長引いた。渋谷にいるマネージャーに報告して労災手続きの必要を指摘したら「いや、それは故人の判断だろう」と悠長に言うので、上記の経験を話して「労災」を強く主張した。その後、人事に確認したら「やはり労災になるらしい」と連絡してきて手続きをしてもらったこともある。
今日も隣でマッサージしていた女性が「労災だとどう違うの?」と聞いていて、院長さんが「診察・治療代の自己負担がなくなるのと、治るまで仕事を休んでも有休にしないで休業補償が出るんですよ」と説明していた。

いくら休業補償が出るとしてもそんな重傷な怪我は負いたくない。今回も5cmの差であやうく労働災害になったかもしれない。
さぁ、今晩も湿布をして早めに寝よう。
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09/04/08 四ツ谷駅ホームから見た満開の桜


午後の早い時間にJR四ツ谷駅の中央線各駅停車のホームにいたら、中年の男性が携帯のカメラでなにやら土手側を撮影をしている。ふっと見上げたら、よく晴れた青空に満開の桜が見事だった。
この季節にこんな時間にここにいることは滅多にない。次にこんな風景を見る機会があるかどうかわからないので、乗る方面の電車がホームに滑り込んでくる前にあわてて撮影。電線が写りこんでいるのはご愛嬌だ。


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