06/01/26 歌舞伎座藤十郎襲名公演夜の部③大収穫の「伽羅先代萩」

歌舞伎座藤十郎襲名披露公演で最も期待していた演目がコレ。一昨年3月歌舞伎座で菊五郎丈が政岡を演じた時に一度観た。「花水橋」から「床下」まで三幕四場を通しての上演で御殿でのまま炊きは省略するバージョンだったのだが、有名な『先代萩』ってまあこんなもんかなあという感じで、正直あまり面白く感じなかった。
今回は「御殿」と「床下」だけだが、上方式の上演でまま炊きがあるというし、幸四郎と吉右衛門の競演ありということで楽しみにしていった。

大収穫!私は関西に8年間住んで水があった人間なので、藤十郎丈のコテコテの政岡がピタ~ッときた。孫の虎之助くんの千松も細面に大きなお目目で可愛いのなんの。その上に少し年上の鶴松くんの鶴千代との競争心が役の上からだけでなく大熱演合戦となっていて、これが噂の子役対決ねと感心してしまった!

まま炊きの場面で「空腹でもひもじくない」とふたりで頑張る姿に、政岡が早くご飯を食べさせようと気がせいて、お茶道具でもガイドブックにあったような茶筅も使わずに手で米を研ぐという芝居があっているように思う。藤十郎のまま炊きの動きは実にリズミカルで見ていて気持ちがよかった。

ご飯が炊ける間、空腹から気をそらせるために息子千松に若殿のお相手をさせる。子雀を入れた籠を軒下に置いて親雀を呼ぶということで生米を舞台に本当に撒くのにはちょっと驚いた。パラパラという音がするのも好ましい。雀の子の歌を歌わせたりするが中断してご飯を炊いている茶釜をふたりの子どもが交互にのぞきにきたりする姿も可愛らしい。

そして2回も千松に毒見をさせる場面が効いている。炊飯のため汲み水から柄杓に汲んだ水をまず1回、炊き上がってお皿に乗せた団子のようなおにぎりの段階でもう1回、息子に先に食べさせてじっと観察。安全を確かめた上で鶴千代に食べさせるのだ。栄御前が鶴千代の見舞いにとやってくるのを迎えなければならなくなると、政岡は息子に「母が常々言い置いたことを忘れまいぞ」と念を押す。
だからこそ若殿が手を出す前に千松が走り出てきて見舞いのお菓子を先にほおばり、膳をけとばして見得を切るところが見せ場になる。虎ちゃん、カッコイイゾ~。
悪の女コンビの栄御前の秀太郎と八汐の梅玉がまたいい。藤十郎のコテコテに対してこちらはサラッと悪い役を演じていて、バランスがまことにいい。千松を成敗する時も八汐がサラッとしかし手元は陰湿に喉をえぐるのでコワイ。そこで鶴千代を別室に隠し、政岡がひとりで千松の最後を見守る今回のやり方が緊迫感を高めるのによかった。沖の井の魁春、松島の扇雀もバランスがいい。藤十郎・扇雀・虎之助三代の共演もかなったわけだ。

栄御前が「取替え子」の噂を勝手に一人合点して悪人たちの連判状を政岡に預けて引っ込むというあたりはとてもご都合だなと笑えるが、まあいいだろう。政岡は周囲の部屋に誰もいないのを確認した上で千松の忠義の死を褒めて嘆く。藤十郎丈、実はその前からもう涙目になっていて目の周りの赤い色がにじんでいてオイオイちょっと早すぎるよという感じだったが、いよいよこの場ではボトボトと涙で衣装を濡らしながら糸にのって愁嘆する。頬も真っ赤になっちゃって...。でもこの濃厚さ、私は気に入った!

この愁嘆場から一挙に最後の八汐への敵討ちの場へも藤十郎丈はスピード感よくノリノリですすんで気持ちがよかった。そこで一匹の差し金についた鼠が登場、連判状をくわえて奪い去ってしまう。

御殿の舞台がせり上がってまさに「床下」になるというこれは素晴らしい場面転換術だと今回も感心する。そこに着ぐるみの鼠を足で踏みつけている荒獅子男之助登場。吉右衛門、初役だというが江戸荒事そのままのいでたちがなんと似合うことだろう。昨年の弁慶よりこっちの方が気に入ったくらいだ。しかしながら男之助、鼠から足をわざわざはずして大刀を抜いて斬りかかるという頓馬なことをするのが笑ってしまう。どうして踏みつけたままでグサっと成敗しないかなあっと今回もまた一人ツッコミを入れてしまう。ぐるぐる回ってから花道のスッポンに走りこむ鼠。
幸四郎の仁木弾正がせり上がってきて、小柄を男之助に投げつけ、それをパシッと受け止めてという辺り、ふたりの気迫あふれる凄い場面。前評判では兄弟ふたりが絡む場面がないかもという指摘もあったが、この短いやりとりだけでも嬉しい競演となった。

最後、面灯りをあてながらの花道の弾正の引っ込み、前回よりもさらに悪の魅力があふれていた。まさに兄弟対決の相乗効果だろう。面灯りで弾正の影が幕に映りそれがだんだん大きくなるということの効果は今回初めて気がついた。これは凄い演出を考えたものだとまたまた感心。
今回「伽羅先代萩」の作品の持つ魅力もあらためてわかった。忘れがたいベストキャストの舞台だった。
追記:一閑堂のぽん太さんの記事がとても共感できたのでご紹介したい。「生理に根差した政岡、上々吉」というタイトルも素敵~。歌右衛門の政岡との比較や上方流のさらい方についての言及もとても参考になった。有難うございますm(_ _)m
ぽん太さんの記事はこちら

写真は、3階に飾ってあった藤十郎襲名記念のてぬぐいとサイン。
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06/01/30 あの日に帰りたい...

愚痴のような日記が最近多いので恐縮はしているのですが、自分のブログなので書きます。

娘の不安症状がけっこうきつくて寝付けない時は「添い寝して」リクエストが多くなる。今晩も夜中の1時半にネットゲームをやめてリクエストだ。
やはりスキンシップがあると安心するようだ。今日は「ほっぺぺぺ」の再現があった。「ほっぺぺぺ」とは頬と頬をくっつけてスリスリすることを昔そう呼んでいたのだ。
私「小さい頃よくやってたねえ」
娘「そうなの?覚えてないよ」
私「アンタ、昔に戻りたいんじゃない?」
娘「うん」
私「小学生の頃に?」
娘「そう」
私「そっか~」
もうなでてやるしかない。小学校3年で男性の担任教師によるバッシングにあい、教室中の皆の見ている前でひとり罵倒され大泣きするようなこともあったのに親には言わず、お友達から聞いて本人に問いただしたらそうだという。父母力を合わせて翌年は担任を変えてもらったが、その悪影響が男子生徒に出て娘をバイキン扱いするいじめ。受験して入った中学で不適応...不登校。頑張って高校に通ったら1年半でまた男子生徒によるいじめ...。
そうなる前の小学校時代に戻ってやりなおしたいのだろうなと思うと、切なくて仕方がない(T-T)

いつもは突っ張ってあまりにひどい態度をとる娘に耐え切れずに逆上してしまう私...。

昨年TVドラマで安達祐美主演の『積木くずし~真相』を観たことを思い出す。子どもの非行的な行動には何か心の傷があるのに、それがなかなか見えないのだ。その傷を癒すことがまず先なのだ。俳優の穂積隆信さんは娘が非行に走って対症療法に取り組んだことを『積木くずし』に書き、それがベストセラーになって、娘さんをさらに傷つけてしまったのだった。娘さんの死後にそのことを謝罪する気持ちで真相を書いた本のドラマ化で、安達祐美の大熱演も印象深かった。

子どもが自分で生きていく力をつけていけるようにどう寄り添っていったらいいのか?自分も気持ちがふらつきながらだからかなり苦しいのだが、くじけないで毎日毎日を送っていきたいと思う。
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06/01/26 歌舞伎座藤十郎襲名公演夜の部②「藤十郎の恋」

夜の部の最初の演目は「藤十郎の恋」。菊池寛が書いた原作を歌舞伎化したもので、藤十郎役を初代の中村鴈治郎が演じて当たり役になったという。それを今回は曾孫の当代扇雀が演じた。相手役のお梶は時蔵。おふたりとも初役とのこと。1/3の昼の部観劇で扇雀の女方以外の姿を初めて観てこの演目にも期待していた。

扇雀の藤十郎、二枚目だ~。人妻と姦通の上で心中するというこれまでに演じたことのない役作りに悩む表情が素敵!昔なじみのお梶とふたりになる機会ができ、ハタとあることを思いつく。茶屋の女房になっているお梶をくどいて籠絡し、その際の相手の反応を観察するという人でなしの手口だ。
時蔵のお梶、いい年増女ぶり。若い頃に藤十郎と一緒に祇園祭で連舞をしたことがあり周りにそねまれて困ったという思い出話をする時、実はその頃藤十郎が好きだった気持ちがにじんでいる。それを利用して実は自分もその頃からお梶どのが好きだったのにずっと抑えてきたのだと囁きかける。姦通は死罪だった時代に命をかけた告白を好きだった男にされて気持ちを動かす女の気持ちの大揺れをたっぷりと情感をもってこんなに品よく演じられるのは今はまさに時蔵だと思う。また、一座の女方に高麗蔵と宗之助を配してふたりが本当は男の女方っぽく演じていたことで差がうまく出たようにも思われた。

お梶が意を決して前掛けをはずして行灯を吹き消した後、観察すべきことを全て観た藤十郎はその場を逃げ出してしまう。
その観察で相手役も指導して自分も評判をとった藤十郎。人妻の誰かを口説いて得た演技だというゴシップ噂が渦巻く芝居小屋に届け物にきたお梶。その噂に激しく傷付いて藤十郎の楽屋で自害してしまう。
お梶の遺骸を見た藤十郎、さすがに動揺するが、気を取り直して舞台に向かって幕。しかしその台詞がいただけない。「この藤十郎の芸の人気が女子ひとりの命などで傷つけられてよいものか」というような内容。これは作者か脚本家かのどちらが悪いのかわからないが文句をつけたい。自分のエゴで死んだ女に手を合わせつつ、しかしながら芸の道をさらに極めていくとかいうニュアンスにしてほしかったなあ。

とにかく、扇雀の二枚目ぶりの良さに開眼した舞台だった。女方よりも気に入った。兄の翫雀との関係もあるだろうが、これからもっと二枚目役をふってあげてほしいな。
写真は、新春公演らしい飾りのある歌舞伎座ロビーを携帯のカメラで撮影したもの。
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06/01/28 やっぱり卒業するのがコワイんだ


お嬢は大晦日で郵便局のバイトが終わってしまい、風邪で引きこもり、3学期に入ってなんとか通学していたのだが、先週月曜日から「行きたくない」症状が激化してしまっていた。
今日こそ通院させようとなだめすかし、人参もぶらさげて(「新しい本屋(古本屋じゃないってこと)で本を1冊買ってくれないと外に出ない」「ハイハイ」)、ようやく連行する。
クリニックが閉まる時間ぎりぎりに滑り込んだが、今日は待合室に誰もいない。こんなことは初めてだったので拍子抜け。しかし前の方に時間をとっていて待つことにはなった。
いよいよ順番になり、近況報告。最近また学校に行きたくない症状が強まっているということの先生とのやり取りの中で「卒業するのがコワイっていう感じ」という本音が出てきた。
やっぱりそうか、そうだったんだあ。娘は小さい時から困難にぶちあたるとすぐに逃げるタイプだったんだよな~。そこをなんとか乗り切れる力を育ててやれればよかったんだけど、「待ちの子育て」ができなかったのだと反省している私なのだが...。引きずるよな~。
先生に「あと2日登校すれば卒業できるのならば頑張って卒業しちゃいなさい。あと1年また出席率を気にしながら過ごすのは嫌でしょう?今はフリーターも多いのだから気にしないでいいのよ。バイトはちゃんと行けたのだから大丈夫」と励まされ、「はい」と答える娘。
これから卒業式に着るスーツを見にいくのだと報告するとそれも「いいわねえ」と背中を押されて診察終了。
少し薬の量も変更になり、あと2日頑張る気になったようだ。付き添い要望はなくならないけれどね。

遅お昼ごはん、久しぶりにリンガーハットで皿うどんにした。ふたりともお酢をザーザーかけて食べるのが大好き。お嬢は卓上瓶の三分の一をかけうほどだ。私はもうちょっと少ないけど(笑)

人参の本も買って、実家のある町へ移動。

駅前のダイエーで待ち合わせ。珍しく両親共に来てくれて、一緒に娘のスーツをみる。夜間高校には制服がないためスーツか着物!を卒業生は着るらしい。大きめサイズコーナーにフレッシャーズ用のパンツスーツで手ごろなのがあり、中に着るブラウスとカットソーを合わせてお買い上げ~。丈つめに出した後の引き取りはいつものように母に頼んでおく。
一緒に食品売り場を見て、実家でご飯を食べさせてもらう。実家に行く楽しみがあともうひとつある。食事の前のマッサージチェアだ~。寝そべって2コースとちょっとかかるがサイコ~(実は私も1台欲しいのだが我慢しているのだった)。

予餞会やらネットゲームのオフ会までに縮毛矯正パーマやカラリングもしたいようでいろいろと世話がやける~。2/4にはいよいよ口腔外科での1本目の親知らずの抜歯オペの予定もあるので、自宅研修の2月もいろいろと手がかかりそう。観劇予定がたくさん入ってしまっているので滅茶苦茶忙しい月になりそうな~。
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06/01/26 歌舞伎座藤十郎襲名公演夜の部①「口上」は18人

歌舞伎座藤十郎襲名公演夜の部は1/2の教育TVの「新春初芝居中継」で一度観ていて、「口上」も千穐楽で二度目になった。その頃、他の方のブログで今月出演している橋之助と染五郎は出ていなかったが...という話題が出ていた。それが気になってあらためて今回は「口上」で何人並んでいるのだろうかと数えてしまった。18人だった。

家に帰って筋書がある分で確認すると勘三郎襲名の時の2005年3月が19人、4月が16人だった。海老蔵襲名の2004年6月が18人(「助六」の夜の部だけしか観ていないので「口上」は未見)。
橋之助と染五郎が出ても20人だから、19人の時もあるのだからそんなに変わらない気もする。まあ人数が増えると時間が延びるか一人当たりの時間を短くするかという問題が起きてくる。襲名する本人がいろいろなバランスも考えて何人にするかを決めるのではないだろうかなどと考えてしまった。今回はまず藤十郎の直系がご本人を含めて5人も並ぶというのもあるだろう。そうなると勘三郎襲名時よりもゲスト枠が少ない。幸四郎と福助が列座しているのだから家の代表はちゃんと並んでいるのでよいということになるのだろう。

TVで観た時も思ったのだが、「口上」を仕切る雀右衛門丈の声がいつも舞台で聞くお声と違って男声なのが印象的。昨年10月の「河庄」の小春は休演されていた日だったのでしばらくぶりで今月お姿拝見。夕霧の風情がよかった~。そして勘三郎襲名の時の口上ではちょっと大丈夫か状態のような感じだったのに、今回の「口上」では長老としての威厳もにじませながらしっかりと仕切っているお姿になんか感じ入ってしまった。この間、著書『私事』や写真集『四世中村雀右衛門の世界』での対談などを読んでいてすっかり贔屓になってしまっていることもあり、お元気な姿にとても嬉しかった。

「口上」がずっと右にすすんでいって、右端の幸四郎がお兄さんには相手役に引き立てていただいたりずっとお世話になり、扇雀時代の美しさにはすっかり心酔していた→今も変わらず美しいというような口上をした。

そして左端の吉右衛門に飛んだが、ご一門のさらなるご活躍をとさらっとした口上。他にも兄弟は左右に散らしてうまい配列になっていた。この飛ぶ→受けるというのが「先代萩」の床下にも重なったのだった。う、うますぎる!

そしてご一門、壱太郎くんなかなか男前だ~。翫雀が父が山城屋に移り成駒屋もライバルとして頑張るというようなことを言っていた。藤十郎丈ご本人の口上、憧れの藤十郎襲名で上方歌舞伎の発展に生涯をかけるという決意表明が頼もしい。最後に初舞台の扇雀の長男虎之助くんがしっかりご挨拶。目がくりくりと大きくて可愛い~。「先代萩」の千松もうまかったし~。藤十郎丈もこんなに跡継ぎが充実しているとさらに後輩の育成に力が入るのだろうなあ。

写真は、2階ロビーに飾られていた祝い幕の箱。②は「藤十郎の恋」を書く予定。
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06/01/26 歌舞伎座藤十郎襲名公演夜の部、千秋楽でついに観た

坂田藤十郎襲名公演夜の部は千秋楽でやっと観てくることができた。昼の部が初日の翌日だったのでまあ極端に間があいたものだ。
娘が不安定な時期に国立劇場と続いたので行けるかどうかかなりドキドキものだったが、なんとか行くことができて有難かった。

全体として満足度の高い舞台だった。観ることができて本当によかった。

もうヘロヘロなので感想は明日以降にする。
おやすみなさい~。

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06/01/25 お呼び出し~

昨日は頑張ったのだが、昨晩お嬢は荒れていた。漫画のむちゃ読みはいつもの程度を逸している。朝も起きないので声をかけて仕事に出る。
気にはしながらもゴチャゴチャの資料と格闘中の夕方5時頃...携帯はマナーモードで震えました!

娘「帰ってきて」
私「着替えて待ってなよ」
あまりにとっちらかし状態なので出たのは5時半を回っている。6時半すぎに到着し、私のPCでゲームしながらグズグズしている娘にハッパをかけていたら、自宅の電話が鳴る。

担任の先生からだ。
私「今仕事から戻って連れ出すところです」
先生「明日から期末テストなので今日は2時間しかないんです。それより明日から4日間のテストを休まないできてほしいのだけど頑張れそうかな?」とのこと。
頑張ると約束して今日は無罪放免となった。

テストが始まる時間がわからないのでお母さん聞いてよというリクエストに仕方がないから折り返し学校に電話する。最終学年だけテスト期間が早いのでやはり変則の時間帯だった。
「ちゃんと行くんだよ~、お母さん明日は歌舞伎座千秋楽夜の部なんだからね~」と念を押す。ホント、明日は頑張ってほしいよ~。
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06/01/24 初めて国立劇場に一人で行きました(^^ゞ

今まではお茶屋娘さんとご一緒していたので自分ひとりで行くのは初めて!国立劇場の歌舞伎はちょっと地味系なので敬遠気味だったのもある。今月は菊五郎劇団の復活狂言だし、職場から近いので仕事帰りに一人で行こうと夜の部の最後の日のチケットをとっていたのだった。

しかーし、昨日のこともあり、今日は仕事を休んでしまった。気分を変えるために朝からホットケーキを焼いた。ちょっと前に生協の商品案内に載っていたココアホットケーキミックスというのを見てひらめき、娘がずっと前にお菓子作りで使って残っていた純ココアパウダーを入れて次には焼いてみようと思っていたので今日実行した。これで残り物もすっきりした~。これにストロベリーソースの残りをかけて食べたらこれもいい感じ~。

娘は最終学年なので「あと6日登校すれば自宅研修期間に入るのだから頑張れ」と昨日も担任の先生から言われて「ハイ」と返事していたが、超不機嫌でネットゲーム中。今日も学校に付き添っていこうかと娘に言うが、夜の部に間に合うように先に送っていくとなると学校が始まるよりもだいぶ前の時間になってしまう。それが嫌だと言う。あきらめるか、でもあきらめたくないし...。「歌舞伎のチケットとってるから悪いんだよ」とか愚痴られる。でもここで私をあきらめさせると絶対あとで当たりちらされると予想しているようだ(当たりだけど)。そこで「一緒には行かない」と言い張ったのではないかな。気まずくいるのも嫌なので、さっさと出かけてしまった。あとは信じるしかないな~。

京浜東北線から地下鉄南北線に乗り換えて永田町駅から歩く。いつもの出口から出たので覚えがある道を行くと到着~。来月の文楽もこれで大丈夫だ~。

yukariさんから情報をいただいていた伝統芸能情報館での事前レクチャーにも参加させていただいた。今回の復活上演に際し、国立劇場が提案した2つの企画案のうち難しい方を選んだという菊五郎丈の志の高さに感じ入った。昨年の『NINAGAWA十二夜』もそうだが意欲的な取り組みが続く。猿之助→勘三郎と革新的な挑戦の波が歌舞伎界に広がってきているなと嬉しく思う。それにこの公演にかかわる人は250人にも及ぶという話もきくことができた。そして大道具帳を描いたのが若い女性の美術担当さんだという話がとても嬉しかった。どんどん女性がこういう分野にも関わっていって欲しいものだ。

そして3回休憩、4時間半の舞台。さすがに長丁場で途中で睡魔に襲われたが、菊五郎劇団の総力を挙げた素晴らしい出来だと思った。最後の8分間の藤棚前の大立ち回りも見ごたえ十分。菊五郎劇団の国立での公演はこれからははずさないで観ることに決めた。

yukariさんとミニミニオフ会をして半蔵門駅から帰ってみることにした。駅まで近いし、なるほど大手町での乗り換えもラクチンだ。

と、ところがである。JR池袋駅で埼京線が来ない。山手線渋谷駅での人身事故で隣の埼京線まで運転見合わせで救助中とのこと。振り替え輸送の利用を促されて、有楽町線で飯田橋に移動→南北線で王子まで→京浜東北線で帰ってきたのだった。

なかなかに波乱万丈な一日であった。お嬢はちゃんと学校に行っていた。その前に本屋で漫画をむちゃ買いして、帰宅後むちゃ読みしてたけど...。
写真は初めてもらった「振替乗車票」。私鉄への振り替え時には必要なものらしい。
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06/01/23 久々の付き添い登校


朝からお嬢が不吉なことを口走った。
娘「お母さん、今日学校一緒に行って」
母「今日はダメ。勤務時間足りなくなりそうだから」
うちの職場はフレックスで月ごとの就労時間が足りなくなると年休のほりくずしになる。通院のために出勤日の土曜に指定休とか年休をあてているので年休はなるべく減らしたくないのだ。今週は明日の国立劇場夜の部と翌々日の歌舞伎座千秋楽夜の部があるので困る~。

気になるので午後4時前に職場から自宅に電話しても出てくれないし、それから2回電話してもだめ。ヤバイと直感し、担任にも電話してみたら出席日数はもうギリギリだとのこと。5時半くらいには職場を出る。

途中で担任から「やはり今日はまだ来ていない」とのこと。「途中からでも連れていった方がよいか」ときくとその方がいいというお返事。ラジャー!!

家の私のPCの前にはパジャマ姿の娘が...。逆上した私、ここでバトル~。

「どうして途中からでも電話してきて一緒に学校行ってくれと言えないんだあ。その可愛げの無さが致命的だ!そこが許せない」と娘に言ったら「私、可愛げないもん」と言う。嗚呼、激しすぎる母と娘。
着替えさせて連行。3時間目からの登校。ついでに授業料を繰り上げて支払う。その依頼状もきていたし。卒業前に清算を早めにするためとのこと。本当に卒業できるのか???

なんだかんだ言っても学校が終わるまで待っていてほしいというので、空き教室で本を読んで9時まで待って一緒に帰宅。当然給食には間に合っていないし、私もお腹空きすぎで駅前のデニーズで食事。読んでいた本を見せたらあとで貸してくれという。タイトルは『オニババ化する女たち』。タイミング的に笑えるタイトルだが、でもこれは真面目な本なのだけどね。
『オニババ化する女たち』詳細はこちら
お互いスリ傷だらけなのでお風呂はパスだ~。さあ、明日はどうなることでしょうか...続く?!
写真は娘の教室の看板を携帯のカメラで撮影。全日制と定時制で同じ教室を使っている。
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06/01/22 PARCO歌舞伎チケットとれた~

昨日の『タイタス・アンドロニカス』に続き、今日はPARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』の前売り一般発売日。昨晩なかなか寝付けなかったのに頑張って朝起きてフレンチトーストを焼いて食べて10時までにぴあに到着。

先に並んでいる人の多くが同じ舞台のチケットを頼んでいる。係の方は必死にパソコンの画面をみて検索して対応していて皆なんとか取れているみたいだが、私の番になったら「もう完売です~」とか言われたらどうしようとドキドキ。

平日の夜はもう完売とのことで「3/5(日)夜ならあります」→「それでいいです!」なんとかとれた~。全席12000円というのが辛いが、もうとにかく観ることができるだけでも有難いと思うことにした。

昨日さいたま市内でも10cmくらいは降り積もった雪。朝から晴れていて車道はほとんど溶けて乾いていた。一番危なかったのは自分のマンションの駐輪場から車道に出るところだった。凍っていてツルンツルン。えっ?歩いていかなかったのかって?まず車道が乾いているのがわかったので愛車のボロ自転車でとばしてやっと10時にすべりこんだのだった。もちろん途中でヤバそうなところは降りて自転車を押して行ったから大丈夫。自転車が杖代わりになってたところもあったくらいだった。

戻って洗濯物を干し、『ベガーズ・オペラ』2回目で日生劇場へ向かう。途中、高崎線の事故で遅くなって友人との待ち合わせに少し遅れてしまった。ごめんなさいねm(_ _)m
3時間40分の公演でさすがに疲れたが、帰ったら5月の『エリザベート』のナビザーブ予約の入力もしないといけない。チラシをもらおうとしたが、日生劇場には1枚も残っていないとのことだった。おそるべし、エリザフリーク!!

そこで思いついて帝劇に回ったら、あったあった、余裕のよっちゃんで残っていた。今月はジャニーズの公演なので客層の違いに納得する。ちょうど夜の部の開演前で入り口の前で待ち合わせや「チケット譲ってください」の紙を持って立っているお姉さんたちのお姿を見て、やはりいつもの東宝ミュージカルと違うなあと思ってしまった。少し離れたところにダフ屋さんのようなおじさんたちもいたようだ。

帰宅後、娘にパソコン明け渡しを要求し、ナビザーブ入力を頑張ったが....。すごい競争率が予想されるので、あまり期待しないで待つことにしよう。
疲れた~。早くお風呂に入って寝たい~。

写真は、PARCO歌舞伎のHPより。
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