ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

2015/02/24 坂東三津五郎さんを惜しむ

2015-02-28 21:52:33 | 観劇

坂東三津五郎丈が2/21に亡くなった。膵臓がんの手術後に昨年4月に復帰したのに9月のこまつ座の「芭蕉通夜舟」の再演の舞台を降板したので心配していたが、予感が的中してしまった。早すぎる。
私が歌舞伎を本格的に観始めたのは先代勘九郎の十八代目勘三郎襲名興行からだった。勘九郎時代にTVで若侍を演じた姿の凛々しさが記憶に甦り、歌舞伎で続けて観たら一人の役者だけでなく、歌舞伎全体を文化として楽しめるようになろうと、ガイドブックを集中的に読んで毎月昼夜の公演を観るようになった(一番安い席ですよ)。

三津五郎は八十助時代に朝ドラの「おていちゃん」で主人公の沢村貞子の兄の四代目澤村國太郎役を観て素敵だなと思ったのが初めだった。2年前に勘三郎が亡くなり、三津五郎もまた逝ってしまい、私よりちょっと年上の二人が50代のうちにと思うと気落ちしてしまった。
お二人は継承者の育成にも熱心だったので、私も後輩に伝えていけることをしっかり伝えなくてはと、あらためて決意し直している。
そして三津五郎丈のご冥福を祈るばかり。

(6/6追記の上で記事アップ)
『演劇界』の付録の歌舞伎役者カレンダーの6月が三津五郎。膵臓がんの手術後に復帰した舞台の「壽靭猿(ことぶきうつぼざる)」の時の写真だ。このカレンダーの写真の三津五郎の目はずっと遠くの方を見ているように見えてしまう。休演が長く続いた立役の役者の復帰の舞台定番の「お祭り」ではなく坂東三津五郎家の「家の芸」と言える常磐津舞踊にしたのは、もしかしたら一度でも多く家の芸をつとめたいという思いがあったのかもしれないと今更ながら思い当ってしまった。子息の巳之助が頑張っているのが救い。

2015/02/09 復興支援グッズ+2・3月の観劇などの予定

2015-02-09 23:59:21 | 観劇

職場有志から東日本大震災からの復興支援グッズカタログからの買い物の呼びかけがあった。被災した方々がグループをつくって作業日を決めて一緒にグッズを手作りすることで気持ちの張りができるのだとのこと。

私は携帯ストラップを2点協力させていただいた(冒頭の写真)。使用用途としては、携帯につけるのではなくUSBメモリースティックにつけるためのもの。私のピンク色のメモリースティックには現在リラクマのストラップがついているが、青いお花が2つ付いたものに取り換えて、娘に黄色いお花のものとリラクマを使ってもらうことになった。
色柄お任せだったので、青い方はいまいち地味だが、ふだんに使うものでもないので気にしないことにする。

さて、以下は今月の観劇などの予定。
2/1(日)MOVIXさいたま:「マエストロ!」封切り翌日に娘と観てきた。当初はミュージカル「アニー」の映画版を観ようとしたが、さすがに映画の日で空席が前方しかなかったのでそちらに変更した。しかし、予想以上に面白くて母も娘も満足、満足!
2/11(水・祝)歌舞伎座昼の部・夜の部
なんと、さいたま芸術劇場のニナガワ・シェイクスピア・レジェンド第2弾「ハムレット」と同じ日にチケットを買っていたことが判明。チケット救済サイトで交換もしくは譲渡でSOSの末、交換がなかなか交渉成立できず、手渡しで譲渡ができる方に救っていただいた。チケットをとった時にいつもは5000円の席が8700円で高すぎるとブーたれていたのをようやく思い出した。しかし、忘れていたなんて、ちょっとショック(T-T)
2/22(日)玲小姐さんの歴史散策:久しぶりの鎌倉!

来月3月の予定も決まっている分は書いておく。歌舞伎座先行発売日前日に旅行予定を5月にしたので3月大歌舞伎も予定変更することなくお仲間との相談した日でチケットをGET。混みあってなかなかweb松竹に入れなかったのには久しぶりに驚いた。先行発売日が日曜日だと平日よりも参入者が多かっただろうし、仁左衛門丈の人気が高いのと、いずれもが要因だろう。
3/15(日)歌舞伎座昼の部
3/18(水)新橋演舞場:スーパー喜劇「かぐや姫」=久しぶりの藤山直美座長芝居は楽しみ!
3/21(土)歌舞伎座夜の部
ご一緒する皆様、よろしくお願いしますm(_ _)m

2015/02/07 JTBショップで旅行の仮予約を入れてきた

2015-02-08 20:57:46 | おでかけ、旅行

正月早々の記事で、妹2との韓国旅行リピート計画のご報告をしていたが、姉妹3人と姪っ子2の相談がなかなかすすまない。
いざとなったら、名古屋の母娘は別の機会にということも含めて、どっちに転んでもよいように、埼玉側の2軒の方は具体化をすすめることにした。
名古屋からは姪っ子2が私と娘のために買っておいてくれたNARUMIのふだん使いのマグカップと向こうで作った結婚式のフォトブックをまとめて妹2の家に届けられているのを引き取る用事もあって、2/7(土)に北本の妹2の家に行くことにした。冒頭の写真がそのカップと名古屋銘菓(笑)の松永製菓「しるこサンド」のしること抹茶のアソートセット。これは素直に嬉しい。2010年に遊びに行った時に買ってきたマグカップを職場で使っていたが、昨年末に床に落として取っ手が折れてしまい、代替のカップが重くて気に入らなかったので早速使いたい。

通院後に待ち合わせ。ツレアイくんが運転してくれる車で桶川のショッピングモールのJTBショップへ行く。ルックJTBのパンフレットも1月の最後の週に4/1~7/17の春号が並び、それまでの1/5~4/28の早春号と掲載の企画がずいぶんと変っている。原油安で燃料サーチャージ料が下がっているので値段が下がったのは嬉しいが、掲載企画が減ってしまったり、組み込めるオプショナルツアーの催行曜日が限定されるようになってしまったのは韓国ツアーの人気が下がってしまったせいだろうか。

安倍政権になって、中国や韓国と領土問題や歴史認識問題を荒立ててくれているし、ヘイトデモやヘイトスピーチも野放しという状態になっているせいで、多くの人々が影響を受けているのがわかる。政治問題が人々の意識に影響し、生活文化にも悪影響が出ている。為政者が民主主義の先進国とは到底言えない状況を作りだし、国民の中にそれを押し返す力が弱すぎる。そういう雰囲気が醸成される中、韓国旅行者は前年比で半分ぐらいに減っているらしい。
さらに今回のISIL(アイシル)による)テロが怖いからと、ヨーロッパ方面も減っていて、代わりに台湾旅行にシフトしていたらしいが、先日の台北の飛行機事故(国内線だが)が悪い影響を及ぼしそうだという。旅行業界も大変だし、旅行をする中でいろいろな国民どうしがふれあう機会が減ってしまうのは憂慮せざるをえない。

さて、3月という線はなくなったので、暑くなってしまう前に行くということで4・5月を検討し、仕事をしている2人の都合がよいのは5/23と5/9からの週末なので、5/23出発の2泊3日のツアーを仮予約してきた。うちの娘が行かないような場合は妹2と私の2名でも行ってしまうことも決めている。
取り消し料金が発生するのは4/23からなので、名古屋組の日程調整を引き続きしてもらう。名古屋はセントレーアから仁川に行く便で、2日目のオプショナルツアーはそれぞれが行きたいところに行って、フリータイムで一緒に食事をしたり行動したりするところで合流しようと考えている。

帰宅後、夜中に送ってもらった結婚式のフォトブックにあらためて目を通して気がついた。私が写った写真は1枚もない。親族の集合写真は撮影したのだが、配らないことにしたらしく、その場を一緒に撮影していたプロカメラマンの写真は斜めから写したもので、ちょうど私が切れたものしかなかった。プロのカメラマンの写真は欲しい人がwebで注文するようになっていて、それで買えばよいと思っていたら写っていなかった。その写真がフォトブックにも使われている。そこに娘とその父親はかろうじて写っていて、我が家関係はそれしかなかった。そういうものだけどもらってくれるかというような手紙でもついていれば、手間暇かけて作る余裕がなかったのだろうと思って受け取ることができたが、そういう気遣いが必要なものだということに気がつかなかったということなのだろうか。いろいろと考えさせられた。