ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

09/10/31 「カムイ外伝」前にミニミニ同窓会

2009-10-31 23:58:03 | つれづれなるままに

11/28に29万アクセスを超えたようですが、ご挨拶が遅くなりました。皆様のご訪問に感謝です。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
最近は夜になるとドッと疲れてしまってブログに記事アップする気力体力がない状態が続いています。無理をしすぎないようにボチボチとアップしていきますので、ご寛容におつきあいくださいますようお願いします。

さて、歌舞伎役者以外で私の若手の贔屓は小栗旬と松山ケンイチ(^^ゞそれでも出演作全部を追いかける余裕はないので慎重にセレクト。松山ケンイチは「デスノート」のL役で一発でオチてしまい、スピンアウトの「L change the WorLd」も観ている。感想未アップだが「デトロイト・メタル・シティ」も可愛かった。
今回の「カムイ外伝」も前売り券をチケットショップで1000円で確保して日程調整をしていたが、「デスノート」の前後編を鹿賀丈史ねらいで一緒に観に行った北西のキティさんをお誘いして今日にして行くことにした。
同じ日に別の映画を観ることにしていた玲小姐さんと時間を調整し、MOVIXさいたまの近くのデニーズでミニミニ同窓会のお茶会。出身の女子高近くに住んでいると集まりやすいんだよね。

先に座席指定券を確保しようとショッピングモールをシネコンまで歩いていったらロフト主催のハロウィンツアーに遭遇。子どもだけでなく親まで仮装してスタッフの誘導で歩いているのを見たら正直なんか場違いってひいてしまった。若い娘さんたちは「可愛い」って反応していたのと大違い(^^ゞだって普通のモール内だったし浮いてたよ~。

朝のフレンチトースト+ウインナー3本添えが胃にもたれて胃薬を飲んできた私はハーブティと洋梨のコンポートにした。大粒のブルーベリーソースが洋梨にしみて美味。それにしても疲れると胃にきてしまうので健啖家が羨ましい。
本や漫画の貸し借りも還流したりして面白い。友人の感想を聞いてから読むと刺激になって普段自分の読まないような本にも挑戦する気になるのがいい。

さて、「カムイ外伝」は原作も読んでいないし、ストーリーにあまり期待していなかったが、とにかく松山ケンイチが可愛かったから○。北西のキティさんも予想以上にカッコよかったと言っていただき、お誘いした甲斐があったというものだ。鹿賀さんといい松ケンといい、好みが似ているかも(^^ゞ両者には影のある役が似合うとか真面目な顔と目を細めての笑う時のギャップが激しくて可愛いという共通点があるように思う。
久々のアップでミーハーで恐縮m(_ _)m

09/10/25 「組曲虐殺」千穐楽......多喜二は後に続く者を信じたか

2009-10-28 00:12:11 | 観劇

昭和初期に活躍したプロレタリア文学の旗手で、官憲の拷問によって29歳の若さで虐殺された小林多喜二を井上ひさしが描く評伝劇。
若い頃、本屋で「蟹工船」を手にとって最初のページに目を走らせただけで挫折(^^ゞ。最近のブームで漫画になったものを立ち読みしてようやく作品概要を把握したくらいの私は小林多喜二についてほとんど知らなかった。
Wikipediaの「小林多喜二」の項はこちら

こまつ座&ホリプロ公演【組曲虐殺】
作=井上ひさし 演出=栗山民也 作曲・演奏=小曽根 真
今回の配役は以下の通り。
小林多喜二=井上芳雄 姉・佐藤チマ=高畑淳子
婚約者と妻の間だった田口瀧子=石原さとみ
同志であり妻となった伊藤ふじ子=神野三鈴
特高・古橋=山本龍二 特高・山本=山崎 一

日本では、産業革命で力をつけた資本家たちが封建王制のしがらみを破るという社会変化の過程を経ていない。天皇を担ぎ上げて幕府を倒して樹立した政府が上からのテコ入れで欧米諸国に追いつけ追い越せと富国強兵策をすすめたという違いがある。天皇制が金持ちたちと結びついて絶対的な支配体制をつくってしまったので、自由民権運動以降の民衆たちの力の蓄積があまり大きなものになっていなかったわけだ。

ロシア革命以降、日本にも急速にマルクシズムの理論が入ってきて左翼の運動が広がっていったが、権力側は治安維持法を始めとしてさまざまな弾圧のしくみをつくっていく。特別高等警察による左翼活動家は次々と逮捕され、拷問手段も駆使して転向して仲間を売れと強要。こうして太平洋戦争時にはまともな抵抗運動は世の中からほとんどなくなってしまった。
そういう時代の話なのだ。ここらへんの歴史認識はあるが、小林多喜二の生涯については今回初めて接することになった。

♪こばやし三ツ星堂パン店♪
冒頭は父の兄を頼って移住した小樽の伯父のパン工場から。学費を出してもらって小樽商業学校・小樽高等商業学校で学びながらも、朝4時からパンの製造工程で働いた多喜二。伯父のパン会社は海軍御用達であり、一番安い代用パンでさえ貧しい人の口に入らない現実、金持ちが貧者をどう扱うかを伯父の姿を見せつけられて早くから社会の矛盾に気がついてしまった。それからプロレタリア文学や労働運動へ入っていく。

小樽で北海道拓殖銀行に勤めていた時代に「蟹工船」も書き、左翼文学の最前衛となったが、拓銀を解雇され翌春上京。
その小樽時代に親に売られて酌婦をしていた田口瀧子と知り合い、身請けをしたが、ずっとプラトニックな恋愛関係のままでいた。そのあたりは芝居ではコミカルに描かれるが、史実では学のなかった瀧子が多喜二の求婚を断ったらしい。作家の澤地久枝さんが瀧子とずっと文通をしていてそのあたりを確認していることがネット検索でわかった(こちらのサイトをご紹介)。

多喜二を執拗に追いかける特高刑事の二人が場面場面で大きな役割を果たしながら、最後に逮捕されるまでにつながっていくのだが、この二人もつらい人生を精一杯生きている人間として描かれているのが救いになっている。
多喜二や姉や瀧子やふじ子が一緒にいるところにからむと大コメディになってしまうのが笑えるのだが、実にブラックな状況を浮かび上がらせる。
さらに今回初の小曽根 真のピアノが不可欠なことが体感される。舞台の奥に一段高いところにしつらえて紗幕を通してぼんやり浮かび上がるグランドピアノの鍵盤を小曽根 真が叩きつけるように弾く。その演奏が暗く重い時代状況とそこで必死に格闘するように生きる人間をジャズピアノの情念のこもった音の力で大きく支えている。

特高との対決の中で多喜二の革命家としての側面を見せつける「伏字ソング」での井上芳雄の怒りを爆発させるような歌い方に驚く。東宝ミュージカルのプリンスの固定イメージを打ち破ってくれた。貧しさに打ちひしがれる人々の姿に二つ揃わないと意味がないものに例えて、その人達に自分が役に立たなかったことを悲嘆する歌もすごい迫力だった。
一番作者のメッセージを感じた歌詞は「♪虹にしがみつけ、後に続く者を信じて♪」というところ。何度も繰り返される中で涙が流れてしまった。今の私を励ましてくれる言葉として響いたのだ。

一方で多喜二の文学青年らしさもふんだんに感じた。いつもは白い御飯が出てくることの多い井上戯曲だが、今回はパンだ。焼きたてのパンとコーヒーの食事が、ベートーベンの音楽が、チャップリンの映画が大好きだというあたりには、やはり伯父のところで一定の生活レベルで多感な時期を過ごしていたことが伺われる。
多喜二の執筆衝動は、その映画になぞらえて、胸に深く刻まれたことが原稿用紙の上に投影されるという場面もあった。そういう魅力的な文学青年が社会の矛盾をペンの力で世に問うただけなのに、警察による拷問死=虐殺されてしまったということをくっきりとした対比で見せてくれている。

実は観た直後はすごい芝居だったなぁというインパクトの方が強かったのだが、何日も反芻していて見えてくることが大きかった。「ムサシ」などよりもちょっとわかりにくい作品なのかもしれない。

それといろいろと考え続けているうちに、井上ひさしの評伝劇の主人公は作家ばかりかなぁと気がついた。樋口一葉、石川啄木、河竹黙阿弥、太宰治、魯迅、林芙美子、チェーホフ・・・・・・。その作家としての姿に井上ひさしは常に自分自身をも重ね合わせているのは当たり前なのだ。そういう中で小林多喜二ははずせるわけがないと納得した次第。

キャストそれぞれについての感想を簡単に。まずは主演の井上芳雄の役者としての成長を確認できたのが嬉しかった。石原さとみは予想していたよりは舞台でちゃんと魅力を発揮してくれた。井上ひさしの舞台の常連の神野三鈴の鈴のように美しい声やたたずまいも大好きだ。高畑敦子は堂々としていて多喜二をめぐる3人の女たちの束ね役といった感じか。バランスがとれていた。特高の二人組はデカチビコンビにしたかったのだろうと推測。千穐楽だけに息も合っていて満足だった。

カテコでは井上ひさしは登場しなかったが、栗山民也が舞台に呼ばれて恥ずかしそうに観客の拍手に応えていたのが印象的。そういえば生で姿を見せていただくのは初めてだった。栗山民也の演出は戯曲の世界をとにかく丁寧に舞台化する姿勢が大好きだ。岩波新書の『演出家の仕事』も読んでますます贔屓になっている。

来年2010年の新国立劇場の芸術監督・鵜山仁による戦を描くシリーズ企画の中で東京裁判3部作が連続で上演される(完結編「夢の痂(かさぶた)」はこちら)。
こまつ座は魯迅を主人公にした「シャンハイ・ムーン」の上演を予定。こうした作品の上演の連続の中からも井上ひさしのメッセージがたたみかけてくる。
そう、後に続く者を信じて井上ひさしが今の時代に書き残してくれようとしていることをちゃんと受け止めていきたいと思っている。大きなことではないだろうけれど、やれるだけのこともやっていければとも・・・・・。

写真はこまつ座の公式サイトより今回の公演のチラシ画像。

09/10/27 喘息とか腎臓結石とか体調管理が難しい

2009-10-27 23:58:28 | 医療・介護・福祉など

先週の木曜日に仕事帰りにスポーツ会館接骨院に寄って頸の牽引や低周波電気やマッサージの治療。帰りに新宿駅で噂の山手線命名100周年電車で明治製菓のチョコレートの新しいロゴのパッケージデザインをまとった車両が下りたホームの向かい側に滑り込んできたのを携帯で撮影して巧く取れたと喜んでいたら・・・・・・。

翌日はマンションのガス設備の点検があるので遅れて出勤するだけのはずが、微熱が出て身体がどうにも重くて一日休んでしまった。ごみ出しに出てガスの点検スタッフをつかまえて事情を話して順番を次にしてもらって点検してもらい、さっさと寝たら午後3時過ぎまで1時間半ずつの睡眠を繰り返す。そしてどこにも出ないでとにかくおとなしくしていた。

どうも最近は腎臓結石が暴れる頻度が高くなっていて、いらいらするような鈍い痛みと腎臓の裏側部分の背中の張りで苦しい日がけっこうある。それで微熱が出ることもあるのだと思う。父が同じ病気で超音波で砕く施術を受けているので私もそろそろなのかもとか覚悟を固めつつある。人間ドックの結果を待って真面目に考えなければとも思っている。
それでなんとか元気を取り戻し、2日連続の観劇を乗り切った。

今日は月に一回のペースになっている減感作療法を職場の近くのO耳鼻科で受ける。季節性のインフルエンザのワクチンもちょうど今日なくなったとのこと。15日に受けておいてよかった。セ~フ。
新型インフルエンザワクチンのハイリスク者分の連絡もまだ来ないし、8人のスタッフ分を申請したのに6人分しか回ってこず、先生以外は籤引きで決めたとのこと。東京都が一番遅れているようだ。大所帯は小回りがきかないようだ。ニュースをチェックしながら接種の問い合わせを入れることになった。
先生は「インフルエンザに罹りたくないなら観劇を控えるのが一番だよ」と私の一番痛いところを指摘(^^ゞ
「メンタルのお薬がわりなのでそういうわけにもいかないのでマスクを着けて頑張ります」と返事をしておいた。簡単ではないのである。

09/10/17 「蛮幽鬼」復讐心という監獄からの解放

2009-10-21 23:59:10 | 観劇

小学生の時に少年少女版の「岩窟王」を読んだのだが結末が思い出せなかった。内野聖陽主演の文学座での「モンテ・クリスト伯」をTVの録画で観て、救いのある結末がわかって安堵したものだ。さて、劇団☆新感線「蛮幽鬼」はどんなだったか。
17日新橋演舞場で「蛮幽鬼」夜の部を観た時の簡単な記事はこちら
【蛮幽鬼】中島かずき作
あらすじと主な配役を書き出してみよう。
鳳来国の伊達土門(上川隆也)は海を渡って留学。帰国直前に親友・京兼調部が殺され、他の仲間び稀浮名(山内圭哉)・音津空麿(粟根まこと)の讒言で濡れ罪を着せられてに監獄島に幽閉されて10年。独房に声が届くところに幽閉されていた男の言葉を信じて抜け穴を掘り、サジと名乗るその男(堺雅人)とともに脱獄。復讐に燃える土門にサジは力を貸すことを約束。同様に幽閉されていたペナン(高田聖子)も解放。もろともに土門の祖国に渡る。
先に帰国していた二人は蛮教を布教。信者に布施や供物を強要している。それに対抗し、土門は飛頭蛮と名乗り、炊き出しもしながら蛮心教を布教。貧しい民の拠所になっている。
土門の親友の父は左大臣の京兼惜春(千葉哲也)で、浮名の父の大連の稀道活(橋本じゅん)と政の覇権を争っている。娘・美古都(稲森いずみ)は土門の婚約者だったが、今では大王に入内していた。蛮教と蛮心教の教義問答が御前で行われることになった矢先に帝が暗殺され、その遺言で美古都が王位を継承。
新帝の美古都の前で土門は教義問答に勝つが、美古都は土門を宮中の役職を与えることを拒否。父の左大臣に諭されるが抵抗する。
土門が衛兵だった頃からの親友・遊日蔵人(山本亮)や刀衣(早乙女太一)が美古都を守るために付き従っている。その刀衣がサジを自分の同族である「楼蘭族の悪魔」だと見破った。楼蘭族は生まれた時から殺しのワザを教え込まれた一族で暗殺を請け負って生きてきた。サジは土門の復讐の道を作ると言っていたのだが・・・・・・。以下は省略。

「SHIROH」は再演をしないということを聞いていたが、上川隆也を主演にした舞台をつくり、大河ドラマ「篤姫」で大ブレイクした堺雅人も二枚看板として並べた企画になったらしい。中島かずきがキャストを踏まえてアテ書きをしているわけで、この二人が演じる人物の関係が実に面白い。
左大臣の京兼惜春が元々の黒幕でその陰謀に対しての復讐劇だったのだが、実はそこにはあまり重きを置いていない。
物語の鍵を握るのは堺雅人演じるサジだ。終始笑顔のサジだが、その笑顔は実は虚無的なものなのだ。族長からの使命を果たしたサジは抹殺されるところを反撃。信じているものに裏切られたサジは一族だけでなく自分が関わる世界に生きる人間全てが死ねばいいと思っているようだ。どうやったら多くの人を殺せるかということを遊戯の主題にしている。その遊戯のために土門の復讐心をあおり、利用している。その達成感で生きているがそれも最終的には自暴自棄だろう。
土門はそのことに気がつかないようにしていたのじゃないかと思う。

最後は土門とサジの対決となる。土門だけが死ぬのかと思いきや、トリック的な裏技(これってありかな?まぁありねというレベル)で相討ちになる。
そしてどうせ死ぬなら美古都に止めを刺させ、謀反人の飛頭蛮を成敗したとして王権を強固にさせる道を選ぶ。そしてさらなる一言、中島かずきの極め台詞!
「この監獄島から解き放ってくれ」(出してくれだったかもしれないが・・・・・・)

この記事にもタイトルとして書いたが、「復讐心という監獄からの解放」ということだと解釈。それも死ぬことによってしか成すことができなかった悲劇的結末にしたようだ。
しかし、愛する女の腕の中で死んでゆくというロマンチズムにあふれる幕切れ。その女の大王は愛する男の遺志を踏まえて宣言するが、最後は「この国を・・・・・・」で終わり、観客の想像に委ねている。何やら復讐劇の「ハムレット」の幕切れの新王になるはずのフォーティンブラスのイメージも重なる。

こうしていろいろと反芻していると、ロビーにあった像は蛮教の神像というより「蛮幽鬼」だと思えてきた。像の本体は堺雅人のサジのイメージで世界を破壊する復讐神で、お腹の牢獄に上川隆也の土門が閉じ込められている。その復讐神=復讐心という解釈だ。そこからの解放という大きなテーマを感じ取る。

実はこのテーマを感じた舞台が今年はこれで3本目。まずは野田秀樹の「パイパー」(感想未アップ)。次に井上ひさし×蜷川幸雄の「ムサシ」。そして今回の「蛮勇鬼」。まさに今という時代に心ある作家が書く作品は共通してこのテーマにいきあたるように思えた。
世界から復讐心がなくなり、復讐神がいなくなりますように!!

上川隆也についてちょっとだけ追記。
「SHIROH」同様に貧しい民のための国づくりをめざしながらも懊悩する人物像がこれほどカッコよくハマる役者もいないんじゃないかと惚れ惚れ。歌の場面は今回もいっぱいいっぱいという感じだったけれど、音程はしっかりしていてまぁ合格。「大地の子」で中国語を暗記して絶賛された耳のよさが歌でも通用するということだと思う。

写真は今回公演の宣伝画像。
そうそう、娘が「飛頭蛮って頭が胴体から離れて浮遊する中国の妖怪だよ」と教えてくれた。ウィキペディアの「ろくろ首」の項にあり

今回も役の名前にもいろいろ凝ってくれているのが面白い。娘とゲキ×シネ版も観ようとしっかり約束済みである。


09/10/20 人間ドックでテンション下がる↓

2009-10-20 23:58:25 | 医療・介護・福祉など

わが職場では45歳から人間ドックが5年ごとに入り、55歳以上になると毎年になるが、その間の年は成人病検診というメリハリの効いた健康診断制度になっている。
友人に聞いてみると45歳以上は毎年ドックだという企業もあるらしい。雇用者の健康確保に企業としてお金をかける気があるかどうかでその辺の保障レベルが違ってくるらしい。

さらに職員の掲示板にアップされていた「安全衛生委員会議事録」によると、産業医の先生から「年に一度はB型とC型肝炎の検査を入れる方がよい」という指摘があったようだ。両方とも長い年月をかけて肝硬変から肝臓ガンになるおそれがあり、最近では保健所で無料で検査が受けられるようになっている。

それを見た職員どうしの会話で、うちの人間ドックの検査項目はかなり少ない方だという話を聞いた。「要はケッチーだってことね」
反対に企業としては人間ドックを用意せず、各自で受けてもらって経費援助するというやり方をしているところもあるようではある。
しかしながら、とりあえずは自分の職場の制度の改善を少しずつ図っていってほしいと思っている。

私は毎年の成人病検診の時にオプションで検査項目を追加して自己負担で検査してもらっている。ついでに血液検査の項目を増やしたり、腹部エコーを増やしている。膵炎をやったことがあるので経過観察と腎結石の定点観察のためだ。

5年ぶりの人間ドック。予約時間にしっかり遅れてしまった(^^ゞ
なんとかなるさぁでなんとかしていただき、いつもオプションでお願いする分は人間ドックだと入っているので、B型とC型肝炎の検査項目を今回は自己負担で追加。合わせて2310円だった。

すきっ腹でバリウム検査を受けるといつも胃が痛くなってしまうことがかなりある。人間ドックのコースの最後はお弁当を食べること。栄養指導の意味があると以前聞いたことがあるが、指導など何もなくダイニングエリアでただお弁当を食べるだけだ。携帯で今回のお弁当を撮影してみた。
見た目は美味しそうでついつい完食してしまったのだが、すきっ腹には悪そうなメニューが多かった。まず冷たい御飯がダメ。温かいお吸い物が配膳されるのだが、おかずにはチンジャオロースとか中華っぽいものも何品かあったし。

こんなお弁当をつける分の費用をB型とC型肝炎の検査に回した方がいいと思うのだが、提案してみようかなぁ。

食後に胃薬を飲んでおいたが、夕方には胃がキリキリ痛くなってきてテンションが下がりまくる。

実は、人間ドックから歌舞伎座夜の部に直行したのだが、幕間に胃の痛み止めの薬を飲んだくらいだ。
せっかくの吉右衛門×玉三郎×富十郎の「渡海屋」「大物浦」だったのにもう少し体調のいい時に観たかったなぁ。菊五郎の忠信ともどもまさに大歌舞伎の「義経千本桜」に満足して少しテンションを戻したのだった。
(10/21追記)
「安全衛生委員会議事録」をもう1回確認のために目を通したら、産業医の意見は「秋の健康診断で希望者にB型とC型肝炎の検査となっているのを全員に受けさせる」となっていた。人事に確認したら、現在でも一回に限り健康保険組合の費用補助が出るらしい。希望を出した時に実施医療機関がお金を受け取ってはいけなかったのに不徹底だったようだ。幸いレシートをしっかりもらってきていたので立替分として受け取ることができるようになった。聞いてみるもんだ。
しかし今のやり方では周知がされているとはいいがたい。産業医の意見に賛成である。周囲の職員にもまずは口コミで広げよう。

09/10/18 「蛮幽鬼」にテンション上がりすぎ?母娘とも翌日はダウン

2009-10-18 23:59:50 | 観劇

17日は午後にまず娘の通院に同行。そこから新橋演舞場に「蛮幽鬼」夜の部を一緒に観に行った。
「SHIROH」で劇団☆新感線が俄然面白くなり、ゲキ×シネ版で娘を巻き込み、「朧の森に棲む鬼」も一緒に観て盛り上がっている。
劇団☆新感線初参加の堺雅人も二人とも映画「南極料理人」を観たばかりだったし、上川隆也×堺雅人の「蛮幽鬼」を大いに楽しみにしていた。

ご両人とも実に魅力的でテンションが上がった。「モンテ・クリスト伯」(岩窟王)を下敷きにした物語も面白く、やはり初参加の稲盛いずみ、早乙女太一も美しくカッコよく、久しぶりに3階A席を奮発した甲斐があった。

終演後は久しぶりにデニーズ東銀座店へ。懊悩する姿の似合うことこの上ない上川さん、思いっきり目を細くしてニンマリ笑う顔が可愛い堺さんで盛り上がりながら食事をした。周囲には「蛮勇鬼」のプログラムを持ったお客さんがかなりいた。やっぱりリーズナブルなんだよね。

そうそう、「蛮勇鬼」のプログラムは劇団☆新感線にしては安いとびっくり。大きさはいつものでっかさだが、ソフトカバーで薄くて2300円。袋とかがついていないのでバッグ等には入らないので手で持っている人が多い。演舞場の3階席は一万円しない席だし、そんな席で観ているのに3000円とかするプログラムを買うかどうかはかなり悩むものだ。それが今回は迷いもせず。顔馴染みのプログラム売り場の女性スタッフさんにご挨拶して観る前に買ったくらいだ。持つのが大変だろうと予想して家からフランフランで買った時の店の袋を持参していって正解だった。帰る時も自転車の前カゴに入れても傷つかなかったのも大成功!

やはり母娘ともテンションが上がりすぎなのか、翌日日曜日はダウン。まぁ、私は木曜日に接種した季節性インフルエンザのワクチンの副作用も多少あると思われるのだが(^^ゞ
二人ともおとなしくしていましたとさ。

写真はチラシやポスターで御馴染みの像が新橋演舞場の2階ロビーに飾られていたのを幕間に携帯で撮影したもの。開演前は静かな表情で口元を垂簾のようなもので隠してある方の像だった。多分、蛮教の神像と岩窟王のイメージの合わさったものだろう。
(追記)
さて、今回のプログラムは「リチャード三世」の時のものより大きく隣に入れられなかった。帝劇のプログラムが大きくて収納の困っていた頃と同じ大きさだ。「SHIROH」も並んでいるがその隣に格納することになりそう。
皆さん、プログラムってどうやって保管していますか?苦労しています(T-T)

09/10/16 新型ワクチンの接種が1回でよくなったという嬉しい報道

2009-10-16 23:45:40 | 医療・介護・福祉など

昨日の季節性インフルエンザワクチン接種の二の腕が赤く腫れてきた。夕方くらいから痒いのを我慢しているが、つい触ったら熱を持っていて驚く。

そうしたら今日は嬉しい報道があった。新型インフルエンザワクチンの接種は1回で効果があると国産ワクチンでの治験で結果が出たという。痛い思いは少ない方がいいし、お財布の痛みも減るので大歓迎だ。

TVでそのニュースをやっていた時に、アメリカでは子どもにワクチンの優先接種がされるが、それを断る保護者のインタビュー映像もあった。強制ではないがなるべく大流行をさせないために政府がすすめるのもわかるし、その辺はひとりひとりがよく考えてということかなぁと思っている。

それよりも、羨ましかったのはワクチンの接種方法が注射ではなく、鼻の穴に左右から1回ずつ噴霧して終わりというやり方だ。子どもだって泣きはしない。日本でもああいう方法での接種が認可になって欲しい。
注射が大の苦手の私は切望する!!!

そんなに注射苦手の私が、スギ花粉を薄めたものを定期的に注射する減感作療法を続けているということは凄いことなのです。現在は4週間に一度になっているが、毎回痛いのを我慢する様子を笑われてしまうのだった(^^ゞ

かなりのお疲れモードのため、早く寝られるように頑張ります。


09/10/15 まずは私だけ季節性インフルエンザワクチン接種

2009-10-15 23:59:16 | 医療・介護・福祉など

喘息を発症してからインフルエンザのワクチン接種を毎年一回ずつ受けている。最初は私だけだったが、一昨年と昨年は娘も一緒に家の近くの医療生協の診療所で接種。

今年は新型インフルエンザが主に肺で増殖するということで、私は基礎疾患のあるハイリスクグループということで、ワクチン接種を医療従事者の次の第二優先で受けるグループに入る。従来の季節性インフルエンザワクチン接種も受けたいし、タイミングに悩んでいた。

診療所に問い合わせたら、指定医療機関にならないとのこと。季節性インフルエンザワクチンは、診療所で慢性疾患の継続治療を受けている患者さんが優先になるらしく、その他の患者は11月からでそれもすでに予約でいっぱいとのこと!

娘と一緒に受けることを断念。自分だけ早く受けることにして、職場の側のO耳鼻科に問い合わせしたら今日でも大丈夫ということだったので、仕事帰りに駆けつけて接種してもらった。
ネットで調べたら山梨県のサイトで19日から医療従事者の接種開始、第二グループは11月に入ってからとあった。O先生に東京都も同じかをお聞きしてみた。申請をしていることに対する都からは連絡はまだないとのこと。
喘息患者の人数も申請しているということで、私も入っているかをズバリお聞きして、入っていると聞いてホッとする。
しかし、O先生の奥様は「内科を優先するんじゃないかしら」とおっしゃる。うーん、どうなんだろうか??

しかしながら、申請が通って新型のワクチンを確保していただけるようであれば、多少先になったとしても、わざわざ指定機関になるだろう大きな病院に休みをとっていかなくてもよくなる。
なんとかそうなってもらいたい。祈るばかりの私である。

季節性は抗体のできにくい高齢者などでない場合は1回接種でいいらしい。だから今日の3000円で終わり。
しかし、新型は2回接種が基本で2回分で6000円ちょっとで国で統一価格にするという。合計で約1万円だ。
いま現在、バイトにも行かずに家に引きこもっている娘は、ウィルスにさらされる機会も少ないので今年はワクチン接種を省略してもらおうかな。

週末は劇団☆新感線の「蛮勇鬼」も一緒に観るけれど、二人とも用心のためにマスク着用で並んでみる予定(^^ゞ

09/10/12 ミニミニ同窓会のち映画「南極料理人」

2009-10-12 23:59:50 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

3連休のうち、土日はけっこう真面目に家事をやったので最終日はしっかり遊びに行った。
玲小姐さん幹事のセッティングでさいたまスーパーアリーナ横のロイヤルホストでミニミニ同窓会。北西のキティさん、sakuramaruさんと4人でランチのあと、スイーツまでドリンクをお替りしながらしゃべるしゃべる。
おすすめメニューの黒×黒ハンバーグを食べてみた。黒毛和牛と黒豚の合挽き肉で黒胡椒もしっかり乗っていた。脂っこくなくてけっこういけた。十六穀御飯とけっこうマッチして満足。スイーツのフォンダンショコラはちょっと甘すぎかな。
皆様、楽しい時間を有難うm(_ _)m

その後、私は西口のシネコンに移動。「南極料理人」を観る。MOVIXのサイトの作品紹介から引用して作品の概要を紹介すると以下の通り。
「南極観測隊に料理人として参加した、西村淳原作のエッセー『面白南極料理人』を映画化した癒し系人間ドラマ。南極の基地内で単身赴任生活を送る8人の男性たちの喜怒哀楽を、数々のおいしそうな料理とともに見せる。」
主なキャストは以下の通り。
堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、西田尚美、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、小出早織、宇梶剛士、嶋田久作、豊原功補、他
西村役の堺雅人が気に入っているし、シチュエーション的に興味があったので是非観たいと思っていたら、来週の水曜日で終了なのでせっかくなのでかけつけた。
堺雅人の写真はcinemacafe.netの映画「南極料理人」の方が大きくて可愛いかな(^^ゞ

海上保安庁の料理人が南極観測隊に派遣されるということになるほどだった。南極行きを子どもの頃から憧れていた宇梶剛士演じる料理人が事故で行けなくなってのピンチヒッターで、堺雅人と並んだところの体格差が南極への思いの大きさの違いがシンクロして実に面白い滑り出し。
南極ドームふじ基地の仲間となった8人の中で、自分から希望して来た人間の方が少ない。ただでさえ過酷な環境で一年半を過ごさなければならないのに、そういう思いに追い詰められてしまう状況にもなるほどと思わされる。

その一番の心の支えが一日3回の食事ということで、食事をつくる食べるシーンが中心になっている映画なのだが、その多様さにどんどん楽しまされてしまうのが実に心地よかった。

一番盛り上がったのはミッドウインター祭り(冬至祭りってことかな?)で本格フランス料理を白く高々とした帽子までつけて本格的なシェフの正装でつくり、若い隊員をウエイター役にしておじさん隊員たちはネクタイとジャケット着用で食べるシーン!太陽の出ない季節から太陽が出る季節へ向かう転換点を祝う冬至の極地での有難さがよくわかる。

ホワイトボードに書かれた帰国まであと何日という数字が最初は五百日台だったのが、少しずつ減っていくというのを見せるのも隊員たちの「帰りたい」という気持ちを間接的に伝えている。
電話室には一分間740円の貼紙。家族や恋人への電話も声はするのにうまく会話がすすまずにせつなさが募るのがいい。
月日は人に別れを促し、また関係の結びなおしのチャンスもくれるということも描かれて、実にあったかな気持ちにさせてくれる。
帰国後の主人公は、我が家の中でよりしっかりと居所ができていて、その幸せが漂う台詞が「うまっ!」だった。食べて美味しいと感じられるのは料理の味だけではないことのようだねぇ。

写真はこの作品の宣伝画像。

帰宅して、久しぶりにエプロンをつけて気合を入れて夜ご飯をつくって娘と食べたら、昼の外食より美味しく感じた。

09/09/17 沙翁文楽の「テンペスト」は実にファンタジック!

2009-10-11 23:59:31 | 観劇

さて、「テンペスト(嵐)」は、今年7月にりゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズの舞台を観ているだけで、通常のストレートプレイは未見。

昔から持っているラム姉弟の『シェイクスピア物語』(偕成社文庫)で観劇直前に予習。物語版では枝葉の筋をはしょり登場人物が絞られていたようで、観劇後にしっかり松岡和子訳のちくま文庫版で復習。
文楽版も楽しみにしていて、職場帰りに国立小劇場へ急ぎ歩きで20分でぎりぎりセーフ。

<第三部>【天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)】
以下、概要を公式サイトより引用加筆。
「シェイクスピア最後の大作『テンペスト(あらし)』―魔法や妖精が登場する不思議な世界で繰り広げられるこの物語を、山田庄一が舞台を中世の日本に置き換えて脚色し、鶴澤清治が作曲を担当した新作文楽。」
1991年(平成3年)の日英協会百周年記念行事として初演。国立文楽劇場開場25年周年記念として再演され、国立小劇場でも上演。

主な登場人物と人形役割は以下の通り。( )内は「テンペスト」での役名。
阿蘇左衛門藤則(前ミラノ大公プロスペロー)=吉田玉女
美登里(プロスペローの娘ミランダ)=桐竹勘十郎
英理彦(空気の精エアリエル)=吉田蓑二郎
泥亀丸(島に住む化け物キャリバン)=吉田文司
筑紫大領秋実(ナポリ王アロンゾー)=吉田玉也
日田権左衛門(ゴンザーロー)=吉田勘市
刑部景隆(プロスペローの弟アントーニオ)=吉田玉佳
春太郎(ナポリ王の息子ファーディナンド)=吉田和生
茶坊主珍才(ステファノー)=吉田勘緑
妖精=大ぜい

第一:暴風雨、第二:窟の中、第三:浜辺、第四:森の中、第五:元の窟の中、第六:元の森の中、第七:元の窟の中
冒頭の暴風雨の場面は、稲妻が光り嵐に荒れ狂う海面を装置と照明でみせ、三味線六梃と琴が並んでの演奏がひたすら続く。阿蘇左衛門の妖術によるものだとわかって見ているのだが、実にそれらしく物語の世界に一気に引きずり込まれた。変わった琴だなぁと思ってみていたら、終演後に観客で詳しい方が「嵐のところの琴は十七弦だったね。琴柱の位置でわかった」とお話をされていたのが聞こえて、なるほどなぁと感心していた。

第二場でようやく人形が登場する。チラシの写真にあるような阿蘇左衛門の扮装はいかにもそれらしい。期待の空気の精エアリエルにあたる英理彦の人形が可愛くて一目で気に入った。イヤホンガイドの『耳で観る文楽』の表紙の児玉寿美さんの英理彦のイラストでみていただけるように携帯で撮影してリンクしておいた。中子役という首にキラキラする色糸の飾りを編みこんだ髪型がいい!。美しい鳥の翼のような衣裳を広げて飛翔する姿もまさに人形ならではの醍醐味あふれる動きで実にファンタジック!!
化け物キャリバンにあたる泥亀丸も特製の人形ではないかと思うのだが、縦につぶれたような顔で毛むくじゃら。手足の指が2~3本といったところで鬼婆の息子なんだから仕方がないかというような容姿。実に化け物的なのだが、見るに耐えないわけではなく、考えようによっては可哀想な存在で、私もファンタジーだからまぁ赦そうかという描かれ方をされる役。それに実にふさわしい人形だと思えた。
英理彦と泥亀丸の二つの役が感性にピタッときたので、さらに深く物語世界に入っていくことができて、この作品を実に楽しむことができた。

ラム姉弟の「シェイクスピア物語」版と同様、ナポリ王の弟を省略した人物設定で、脇筋をすっきりさせるには、やはりこういう風になるかと納得もできた。

床の方は、千歳大夫や呂勢大夫をはじめ若手の大夫が大活躍。茶坊主珍才のチャリ場では咲甫大夫がかなりすごいことをやっていた。船から流れ出た酒樽をせしめてどのくらい飲み続けられるかを暗算するところを携帯の電卓機能でやって「防水仕様にしといてよかった」ときた。さらに怖いものを並べ立てるところでは「白鵬か朝青龍か竹本住大夫か」とかやっていたのでビックリしつつもしっかり笑えた(^^ゞ

一目で恋に落ちる美登里と春太郎も人形が可愛らしいこと。今回はなんと人形遣いは終始全員が頭巾をかぶっていた。観客に馴染みのない翻案作品であり、ファンタジー性を楽しませることが第一ということなのだろう。どの人形を誰がというのも途中で筋書でみながらということになるが、阿蘇左衛門は玉女、美登里は勘十郎、春太郎は和生とチェックしたくらいで観ていた。
英理彦が率いる大ぜいの一人遣いの妖精たちも鳥の頭がついていて実に楽しかった。

最後は、観客に向かっての主人公の独白で終る幕切れなのだが、シェイクスピアの引退宣言が重なる内容であり、玉女の阿蘇左衛門と千歳大夫の語りで重厚に締め括られたのも印象に残った。

シェイクスピア最後の作品「テンペスト」は、沙翁文楽として日本で立派な作品に翻案されていて、堪能できて大満足。機会があるごとに再演して欲しいと思った。その際は、シェイクスピア好きの友人にも是非すすめたいと思える舞台だった。
写真は公式サイトよりチラシの画像。