ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/04/17 『ヤマトタケル』華が出てきた段治郎!

2005-04-17 23:47:44 | 観劇
お茶屋娘さんと一緒に観てきました。段治郎の大ファンの彼女は3回目だけど、私はこの公演は1回目。勘三郎襲名披露を3ヶ月昼夜全部観ることにしたので私はそちらまではとても時間の余裕も経済的余裕も体力の余裕もないので、一回でおさえています。

うーん、段治郎は主役としての押し出しもよくなって、華が出てきましたね。場の支配力もぐーんとアップ。4年前に「楼門五三桐」で小鮒の源五郎(蛙やなめくじ模様の着物を着ていた役)をやってた頃に比べればもう別人のような成長ぶり。これは抜擢することで成長させることができたいい例だよね。歌舞伎研修生出身で抜擢されたのは笑也がまず最初だけど、段治郎の方が成長が早いと思う。これからも楽しみです。

今日は疲れたから、舞台全体への感想はまた後日にさせていただきます。写真は今日買ってきた舞台写真2枚のうちの1枚のアップ。
追記
昨年の段治郎が猿之助に代わって主役をつとめた『新・三国志Ⅲ』は忙しくて観ることができなかった。終盤に観ればよかったかなと思ったけど、日程調整がつかなかった(仕事もあったけれど、3月の初めに空巣に入られて大変だったから)。そして玉三郎の相手役に抜擢された7月歌舞伎座の『桜姫東文章』は昼・夜ちゃんと観てその成長ぶりをこの目で観て、次にこのブログでも書いた『梅ごよみ』でも玉三郎の芸者が惚れてしまう丹治郎を頑張って演じていた。今年度の松尾芸能賞の新人賞をとるだけのことはある。
このヤマトタケルも初日があいてすぐの劇評では長身が映えるとしか書かれてなかったけど、この2ヶ月公演の中でも日々成長していたに違いない。終盤の今日観たら、立ち姿だけでなく演技ももう落ち着いた立派なものだった。引き続き、応援していきたい。