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「亀治郎の会」の第5回以降のプログラム等の作成をしてきたデザイン会社の事務所(原宿にあった)の中に「亀治郎ギャラリー」ができていて、一度、観劇帰りにさちぎくさんとご一緒したことがあった。
その事務所ビブリオテックが御茶ノ水に移転し、エスパス・ビブリオとなり、ブックカフェに「亀治郎ギャラリー」も併設されてリニューアルオープンとなった。50㎡のギャラリー エスパス・ビブリオというスペースも設けられ、そのこけら落としとして市川猿之助ふたつの舞台写真展「お梶とシャイロック」(撮影 齋藤芳弘)が、10/19~29で開催された。
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最終日前日、娘がお友達の家に泊りに行ったのをこれ幸いと、仕事帰りに御茶ノ水へ。先日歌舞伎座でご一緒したあいらぶけろちゃんさんが先に行かれていたので地図をいただいて、その地図を見ながら行ったのだが見事に迷子状態・・・・・・。
明治大学のリバティタワーの守衛さんにお聞きして御茶ノ水駅に戻る方向でとちのき通りにあるエスパス・ビブリオにようよう到着(^^ゞ
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冒頭の写真が地下への階段の入り口にあった写真展の案内。時間が時間だけにギャラリースペースには私ともうお一人だけ。謎の「お梶」は、今年8月大阪の国立文楽劇場での竹三郎の会での「夏祭女団七」のお役とわかった。「夏祭」の書替狂言で芸者のお梶が義母のおとらを殺すという筋立てで、お梶を猿之助、おとらが竹三郎で演じられている。団七格子などを踏襲した柄の着物で、粋な芸者姿から殺しの場面までの表情に惚れ惚れする。
9月彩の国さいたま芸術劇場で私も観た「ヴェニスの商人」のシャイロックのアップの表情に猿之助怪演の舞台が彷彿とした。
市川猿之助公式サイトの最新情報:市川猿之助ふたつの舞台写真展はこちら
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リニューアルの「亀治郎ギャラリー」の書架には猿之助コレクションの面白そうな本が並んでいる。私が2005年に浦和の古本市で買ってしまった『歌舞伎名舞台』という大きな本もあって、嬉しくなってしまった。次に来るときはゆっくり閲覧したい。
黒手組の天水桶に入った時の舞台写真のポストカードを2枚買ってきてしまった。そのうちの1枚は「渋谷亀博」で使われていたもの。ホント、水もしたたるいい男、というか役者!!
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帰宅して、昨日の築地本願寺で行われた十八世中村勘三郎を偲ぶ「一周忌メモリアルイベント」のNHKでの報道番組の録画を観た。「偲草鶴競猿若舞(しのびくさつるくらべさるわかまい)」で、孫の七緒八くんが父勘九郎、叔父七之助とともに立派に舞台をつとめたのを観ていたら目頭が熱くなってきた。
最近の報道で「ポスト勘三郎」ということで、勘九郎、染五郎、猿之助、愛之助と4人の名が挙がっていて、今日ちょうどその二人に所縁のものを観ることになった。こうして伝統芸能である歌舞伎の芸は、しっかりと後の世代が継承していってくれるんだなぁと頼もしい思いになった。
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しかしながら現在、日本の社会全体はいい方向に向かってはいない。先人たちの何を継承し、みんなが生きやすい社会をどうつくっていったらいいのか考えながら、多くの人たちと一緒に手探りででもやれることをやっていかなければいけないという思いも強くしている。
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