09/09/23 歌舞伎座昼の部③「時今也桔梗旗揚」は南北劇だと実感!


「時今也桔梗旗揚」は、2006年の演舞場花形歌舞伎で松緑主演の舞台を観ている。作品的にあまり面白い話で、小田春永がとにかく気持ちの悪い人物としか思えなかった。

【時今也桔梗旗揚】作・鶴屋南北
 饗応の場、本能寺馬盥の場、愛宕山連歌の場
秀山祭とは銘を打たないでも、この演目には「秀山を偲ぶ所縁の狂言」とついている。光秀を得意とした初代吉右衛門を偲び、当代吉右衛門が光秀をつとめるのを観ると作品もまた違って見えるかもという期待があった。
初代同様の「饗応の場」からの上演。そのあらすじは以下の通り。
武智光秀(吉右衛門)は太政大臣に任ぜられる小田春永(富十郎)に勅使饗応の役を命じられた。饗応の仮屋で妹桔梗(芝雀)がその準備をしていると、山口玄蕃(歌昇)が言い寄ってくる。光秀が見咎める所へ、春永が森蘭丸(錦之助)、力丸(種太郎)を始め家臣らと現れる。春永は、武智家の家紋を使った幔幕を見て怒って幕を引き剥がす。光秀の準備を華美に過ぎるとますます激怒し、増長した光秀の額を蘭丸に鉄扇で打たせる。眉間を割られた光秀にさらに蟄居を命じて去っていく。
「本能寺馬盥の場」と「愛宕山連歌の場」のあらすじは前回書いたので省略。
その他の今回の主な配役は以下の通り。
園生の局=吉之丞 矢代條介=友右衛門
長尾弥太郎=桂三 浅山多惣=由次郎
皐月=魁春 安田作兵衛=歌六
連歌師丈巴=家橘 丹羽五郎=男女蔵
三村次郎=亀寿 鈴木草太=宗之助 
四王天但馬守=幸四郎

「饗応の場」があると光秀と春永の人物像がよりはっきりするので、ドラマがぐっと深く味わえる。
勅使饗応役のため、武士の正装姿(「忠臣蔵」の桃井若狭之助と似た水色の大紋で袴は長くない)で登場した光秀。古来の礼法をきちんと踏まえた勅使饗応をしようとしているのが春永の気に入らないということが二人の価値観の大きな違いを表している。
足利将軍を利用する際に召抱えた光秀は伝統を守ろうとする人間。既成の価値観をぶち壊して権力を握り、新しい世の中を作り出そうとしている春永という主人を理解してうまく振舞うことができないようだ。
その春永という主人をよく理解して仕えているのが真柴久吉だということが、次の「本能寺馬盥の場」の活花でよくわかる。今年の大河ドラマ「天地人」でもその辺りがよく書き込まれていたっけ。

前回のあらすじの解釈的なところで、春永はいろいろな嫌がらせをして光秀を成敗する機会をうかがっていると書いたが、どうやらそういうことではないらしい。春永は、自分という主人の価値観を把握せずに、ぶち壊そうとしている既成の社会のしきたりを当然のように押し付けてくる光秀に、ただただいらだっていると解釈できた。春永が「いらざる諫言ごと!」だとエキセントリックに、また陰湿な仕打ちでそのいらだちにぶつけているのだと思い当たった。
「馬盥」の前に「饗応」があるからこそ、春永の人物像について深く思いをめぐらすことができ、さすがに南北の劇だと納得。江戸時代の観客にも明智光秀の謀反で織田信長が殺された史実は常識で、南北はシニカルな感覚を盛り込んだドラマをつくる作者なわけで、この相反する方向を向いた二人、それも主人と家臣のものすごく怖い心理ドラマなのだと理解できた。

光秀は今でいう「空気の読めない」家来なのだ。武士のあるべき姿できちんと主人に仕えているという誇りを、主人が不当に踏みにじっているとしか思えないのだろう。何をされてもぐっと我慢をしている光秀。
それが越前の不遇時代に妻の売った切り髪を間者を通して手に入れた春永が哀れんで家来にしたと、他の家来たちの前で暴露されて、堪忍袋の尾が切れた。
切り髪を入れた箱を手にしての花道のつけ際での「箱叩き」の極まりが実に見事だった。3階B席からもしっかり見えたのが有難い。

富十郎の春永も実に立派。本能寺では厚い座布団に座っての芝居となるところを椅子に腰掛けての芝居にしていたが、織田信長のイメージの春永役であれば不自然ではない。膝のつらそうな富十郎にも無理なくつとめてもらえるいい演目選びとキャスティングだと思った。変な隈取をいれる春永の顔も富十郎にはしっくりきて、実に贅沢な敵役配置になっていると感心至極。
吉右衛門の光秀をぐいぐいと富十郎の春永が追い詰めていくこの重々しい緊張感が堪らない。

ここまでしっくりとドラマにハマれた後の「愛宕山連歌の場」は実に堪能できる。覚悟の切腹と見せかけて、拝領を希望していたのに他の家来にさらわれた名刀をうまく使って上使を斬る場面もうまくできたものだ。
注進役の四王天但馬守で幸四郎が並んでくれて、初代吉右衛門の孫が揃う贅沢さ。
謀反の決意を顕わにしたした幕切れで、この重圧感が吹き飛ばされるのだが、すっきりするわけではない。春永もそれを斃す光秀をも待つ運命の暗さという余韻が漂うのだ。やっぱり南北って怖い作品を書いているなぁ。
スケールの大きな芝居としてきちんとみせてくれたのは吉右衛門と富十郎が組んだればこそだと痛感。九月歌舞伎で一番の見ごたえのある演目となった。

写真は歌舞伎座ロビーにあった「時今也桔梗旗揚」の特別ポスターを携帯で撮影したもの。ちょっとピンボケなのが残念。
9/23昼の部①「竜馬がゆく-最後の一日-」
9/23昼の部②「名残惜木挽の賑 お祭り」
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09/09/23 歌舞伎座昼の部②「名残惜木挽の賑 お祭り」


【名残惜木挽の賑 お祭り】(清元舞踊)
今回は歌舞伎座建替え前の最後の木挽町のお祭りという設定。屋台囃子が聞こえ、鳶頭(歌昇・錦之助・染五郎・松緑・松江)と手古舞姿の芸者(芝雀・孝太郎)がなかなかやってこない芸者おえい姉さん(芝翫)を待っている。
花道から振る舞い酒でほろ酔いの黒紋付姿の姉さんがやってきて、歌舞伎座が建替えになってしまうのが名残惜しいねぇとかのやりとりで盛り上がる。建替えの間も後も一層の引き立てをと観客にも呼びかけて舞台も客席も一斉に手打ちでしめる。
芝翫の芸者を軸に白地にそれぞれの紋を首抜きに藍色で染めた鳶頭たちと手古舞姿で控えめにした二人の芸者がからんでひと踊り。
さよなら公演の出し物らしいし、しっかり人間国宝の芝翫の見せ場の一幕となっていた。芝翫も途中で体調をくずして福助が代演していたようだが、復帰してこうして元気な姿を見せてくれ、おめでたい演目を仕切ってくれる姿になんだかすごく有難い気分になる。

「お祭り」はTVで「松栄祝嶋台~お祭り」を観たのが最初。
今年1月の演舞場花形歌舞伎で観た「お祭り」はこちら
以下、筋書の解説や「歌舞伎チャンネル」の解説から
山王祭と神田祭は江戸の二大祭。山王祭を題材にした三変化舞踊の「再茲歌舞妓花轢」と、神田祭を描いた上下二巻からなる「〆能色相図」がある。どちらも粋な鳶頭や芸者が登場して江戸っ子の心意気を見せる踊りで、共に清元舞踊の名曲なので、二つの歌詞を取り混ぜて「お祭り」と題して上演されることが多い。
どうにでもアレンジできる舞踊演目のようだ。

写真は歌舞伎座正面にある絵看板の中の「お祭り」を携帯で撮影。昼はガラスに後ろの景色が映りこんで撮影してもわけのわからない写真になってしまうことが多い。この演目は芝翫の芸者一人が黒紋付姿で描かれているので比較的きれいに撮れた。
今月の「竜馬がゆく」だけは鳥居清光さんの絵ではなかったようだが、後継者はこういった方々になるのだろうか。さらに歌舞伎座の建替え後、絵看板のコーナーはしっかりと確保されるのだろうか。気になるところではある。
9/23昼の部①「竜馬がゆく-最後の一日-」
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09/09/28 職場で認知症サポーター養成講座を受講


他の先進国よりも速いスピードで高齢社会化が進行している日本。
認知症は誰にでも起こりうる脳の病気によるもので、85歳以上では4人に1人にその症状があるといわれている。誰もが正しい知識を持ち、認知症の人や家族を支える手だてを知っていれば「尊厳あるくらし」を支えることができる。(←ここはテキストから引用)

ということで、厚生労働省が「認知症を知り地域を作るキャンペーン」の一環として、「認知症サポーター 100万人キャラバン」を実施し、自治体ルートと企業ルートで認知症サポーターを養成する取り組みが始まっている。
どうやら目標の100万人は達成したらしいが、わが職場でもそのキャンペーンに協力し、まずは渋谷の本部で養成講座を開催。
ちょうどVDT作業者の二次検診も受けなければならない日と重なったので、検診予約時間を調整して続けて参加できるようにして受講してきた。

前半はテキストとケーススタディの視聴覚教材を組み合わせた内部講師によるレクチャー。後半は医師によるレクチャーだった。重複する内容もあったが、繰り返してもらった方が頭に入っていい。
埼玉県のサイトの「認知症サポーター養成講座」の項がわかりやすいのでリンクしておく。

講座を受講するとサポーターと認定され、認定証のオレンジリングを授与される。何年か前にアフリカ難民支援のホワイトリングというのがあったが、その手法で最近はいろいろな色のリングがある。オレンジリングをしている人があったら認知症サポーターということだ。
小中学校でもレクチャーが可能なように教材も用意されていて、実施例として子どもたちが勉強しているところも映像で映されていた。

私個人としても、要介護1を認定されている実家の母にその初期症状がみられるだけに、接し方の基本なども具体的に示されたので参考になった。なかなか家族として受容していくのは大変なのだが、本人が一番不安の中にいるだろうこともよくわかった。もう少し、優しく接してあげないといけないかなぁと思い直す機会となった。
写真は今回のテキストの表紙と認定証のオレンジリング。
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09/09/23 歌舞伎座昼の部①「竜馬がゆく」はこれで完結させないらしい


今年は秀山祭とは銘打たない九月大歌舞伎。團菊祭も同様だったから揃えたのかも。夜の部を12日に、 歌舞伎座昼の部を23日に観劇。昼の部から書き始めよう。

【竜馬がゆく-最後の一日-】
毎年シリーズ上演を予想していた「竜馬がゆく」の3本目がやはり上演された。
2007年の「立志篇」はこちら  2008年の「風雲篇」はこちら
先月の昼の部の「天保遊侠録」も幕府方の雄、勝海舟の幼年時代のその父とのドラマだった。微妙に連動させている企画の妙を思う。
それにしても、「元禄忠臣蔵」の「大石最後の一日」に似たタイトルだ。筋書にあった脚本の齋藤雅文の文章に、これで完結とは考えていないというようなことが書かれていたので納得である。歌舞伎のシリーズものは「元禄忠臣蔵」もそうだが順不同でつくられることがあるので、そのようにしたいという意図があるらしい。
確かに「風雲篇」から一足飛びに暗殺される最後の一日で完結というのはないだろう。染五郎の持ち役になるだろうから、今後も間を埋める作品を上演していってくれるのを楽しみにしていよう。

さて、今回のあらすじと配役を公式サイトより引用の上で修正加筆。
慶応3年(1867年)10月、坂本竜馬(染五郎)らの発案により大政が奉還された。その後、新政府樹立の為に奔走していた竜馬は、醤油商の近江屋に身を潜めている。11月15日。近江屋では竜馬の身を案じる主人の新助(猿弥)、女房すみ(高麗蔵)、薬屋の淡海槐堂(竹三郎)らと竜馬が気さくに話をしている。
下女のおとめ(芝のぶ)が姉の乙女と同じ名前だと言い、竜馬は親しみを持って身の回りの世話を頼み、その中で竜馬が語る新しい世の中の話におとめは竜馬をいい人だと思うようになる。
ところがおとめが心通わせる奉公人の桃助(男女蔵)は、兄から竜馬が大金を盗んだ悪党なので、偽名の男が竜馬かどうかを確かめてくれと唆されている。その手柄で武士になり、おとめを幸せにしたい一心で竜馬の情報を流してしまっていた。
その夜、訪ねて来た伊東甲子太郎(錦吾)らに身の危険を告げられる竜馬だが、笑ってとりあわない。夜も更け、後藤象二郎(門之助)と新政府の構想を話している竜馬のもとに中岡慎太郎(松緑)が訪れて酒盛りが始まる。
おとめから竜馬が悪党ではないと桃助が聞いて驚いているところに、二人の刺客がやってくる。店の者をふりきって二階に上がった刺客によって、竜馬と慎太郎が斬られ、竜馬が先に絶命。慎太郎が竜馬の名を叫ぶ中での幕切れ。

原作の司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んでいないし、TVドラマもちゃんと見たことがないので、今回の作品のように紀州藩のさしむけた刺客によって暗殺されたという話も初めてだった。NHKアニメ版だとそこまでやらなかったし(^^ゞ

芝のぶが「文七元結」のお久のような化粧っ気のない茶色っぽい顔のメイクで素朴な下女のおとめを見せてくれたのがよかった。姉と同じ名前の「おとめ」がキーパーソンになるドラマになっている。
彼女のような身分の低い貧しい人間も平等に幸せになれる世の中をつくろうと奔走していた坂本竜馬が志半ばで命を奪われるという悲劇。歴史は正しい者が残っていくというように単純にすすんでいかないのだ。
あっ、これって今晩の大河ドラマ「天地人」の小栗旬の石田三成の最後と同じだねぇ。と脱線しつつ(^^ゞ来年の大河ドラマ「竜馬がゆく」の前に司馬遼太郎の原作でも読もうかなぁという気になってきた。

染五郎や松緑をはじめ、出演者全てがなかなかいい感じだった。特に松緑は前回までの変な髭メイクがなくなって好感度アップ。
是非、機会をつくって染五郎の竜馬シリーズの継続を応援したいものだ。

写真は観劇日の歌舞伎座の正面を携帯で撮影。
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09/09/26 「ユートピアの岸へ」の9時間通し観劇でミニミニオフ会


娘が父親と伯母さんの3人で金曜午後から二泊三日で広島旅行に行った。このチャンスにその晩に薄い敷布団を近所のコインランドリーの大型ドラム洗濯機で丸洗い。曇り勝ちの天気とはいえ、足かけ3日で干し上げれば超Goodでしょ!
そうこうすると寝るのが遅くなり、NHK朝ドラ最終回を観るので一回起きてまた二度寝。

なんとか9時半には起きるが、渋谷のBunkamuraシアターコクーン「ユートピアの岸へ」の12:00開演に間に合わせるのは大変だった。

なんとか間に合って、まずはご一緒できるとの方々の席=いずれも舞台奥の特設席を訪ねてから、自分の中二階右サイド席に着席。
幕間の度に一階におりて用をすませてそれぞれに伝達事項をお伝えしとやっていたのでエコノミークラス症候群になる心配はなし(笑)第二部と三部の間の45分休憩に食事をすることで打合せ。松花堂弁当組と東急本店8Fレストラン組に分かれて食事予定となり、松花堂弁当組の恭穂さんとは第一部と二部の間のロビーでおしゃべり。本日、第一部・二部のみ観劇の真あささんともしっかりご挨拶できてよかった!

東急本店8Fの「天一」にエレベーターで急ぎ、4人分の席を確保して天丼をいただいた。揚げ物が苦手なのだが、たまにはいいでしょと挑戦。写真参照。冷たいお弁当が苦手な私は温かくて美味しかった。

→しかし、やはり胸焼けがして終演後に持ち歩いている薬袋から胃薬を出して飲む。私の消化できる許容量の油脂量オーバーなの(T-T)
sakuramaruさんとその娘さん、関西から遠征されたおとみさんとは終演後のクリスピードーナツのコーヒーもご一緒できた。

蜷川幸雄演出作品の多くを観ていることや、お互いに東京圏や関西での居住経験があるという共通点でおしゃべりが盛り上がり、今回の9時間通し観劇達成の達成感・満足感も共有できて、楽しゅうございました。
本日ご一緒できた皆様に、御礼申し上げますm(_ _)m

(9/27追記)
「ユートピアの岸へ」自体の一言感想
体調が今ひとつの中でなんとか居眠りもせずに全部観ることができた安堵感と、社会や人生についての深い思索ができる作品を堪能できた満足感でいっぱいです。
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09/09/23 歌舞伎座昼の部をシルバーウィーク最後の日に観劇


9月の敬老の日を含む連休だから「シルバーウィーク」とはよく名づけたものだ。それにここまで大型なのはこれから数年ないらしい。私は長い連休は苦手なので、ついつい観劇予定を入れて合間に家のことをするかという感じになる。20日の日曜日に九月文楽一部・二部の観劇、23日に歌舞伎座観劇を入れて、22日火曜日に実家に妹2と行く約束。二日くらいは家の片づけにあてようとしたが、19日土曜日に風邪で一日寝込んだので、21日月曜日だけしかやれなかった。それでも久々に娘の部屋と私の部屋のクローゼットの収納の見直しと入れ替えができたので達成感あり。

23日は歌舞伎座昼の部を観た。写真はさよなら公演カウントダウン時計を入れて正面の垂れ幕が入るように携帯で撮影。あと220日!
夜の部は玲小姐さんとご一緒して12日に観劇済み。その時は、お食事処「ほうおう」を初体験して「花籠膳」で豪華に決めたっけ。

一人で観る昼の部はシルバーウィークのお得なコンビニ情報を活かしてローソンの100円おにぎりとドラ焼きと家から持っていったお茶でしのいで節約!
筋書を買ったら財布の中のお札が1000円札一枚になっているという悲惨な状況!!歌舞伎座近くの「木挽堂書店」に久々に立ち寄ったが何も買えないのでご挨拶だけ(^^ゞ

急いで帰宅して、娘と待ち合わせてSATYで買い物。イオン銀行のATMが使えるのでなんとかなるさとしのいだわけだ(笑)9/17のバースデイケーキを遅ればせながら買ってあげる約束だった。娘はダイエット中なので大きなケーキはサバサバとあきらめてくれてショートケーキの4個セットで手を打ってくれたので助かった。

なんだかんだと体調もあまりよくなくてもそれなりに忙しく連休を過ごし、ブログの方にあまりエネルギーを避けなかった。観劇の感想はまたボチボチ書いていくつもりです。
週末は、Bunkamuraで「ユートピアの岸へ」の9時間通し観劇があるので、そちらも頑張ります!
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09/09/22 一応、敬老の日ということで実家へ


22日は妹2と一応、敬老の日ということで実家へ。ツレアイHくんが一人で石川県の実家に周遊券で帰省して、前日に戻ってきたのでお土産を持って一緒にきてくれた。

食べるお店を母親に選んでもらう方がいいので、またまた越谷レイクタウンへ。
シルバーウィークに入る直前にららぽーと新三郷がオープンしたので、レイクタウンは空いているだろうと予想したが大はずれ。駐車するまでにこんなに時間がかかったのは初めてだ。建物が見えると外にあるイベント会場に人がいっぱい。しっかり商売敵を迎え撃つべくイベントをしっかり打っていたようだ。考えが甘かった。

運転しているHくんに駐車までをお願いし、先に降りた3人でレストラン街でどこにしようか物色。どの店も外の外の椅子を並べて行列させている。いつものしゃぶしゃぶ食べ放題ランチの隣のお店が鯛めし専門店で無難そう。妹が順番をとって、母が気のすむように私がついてぐるっと回る。結局は鯛めし屋さんでいいことになり、ツレアイくんを携帯で連絡。

やってきて驚いているHくん。
「あれ、タイ飯じゃなかったの?」ってタイ料理のレストランでエスニックだと思ってきたら和食だったのでギャップが大きかったようだ。
「鯛めし ちどり」はこちら
写真は私が頼んだその「ちどり鯛めしカキフライセット」。炊き込みご飯の上で白い鯛の身をほぐして食べたら美味しかった。みんなで違うものを頼んでわけあったのでいろいろと食べられてよかった。

ちょっとだけお店をのぞいて、さっさとレイクタウンを出る。実家近くのシャトレーゼの直売所でケーキを買って帰り、実家でコーヒーブレイク。

そこで私と妹で収集した膝の人工関節置換手術の病院情報や実際に手術を受けた人の話を聞いたことを母親に伝える。母親の方の情報とつきあわせて、やはりきちんと病院に母が自分で行ってくることだとすすめた。最初から娘に一緒に行って欲しいとあてにしないようにと厳しいけれど伝える。
妹1が一戸建ての家を買う契約をしたようで、そこに母が資金援助をする算段をすることを第一優先課題にしたいという。並行していろいろやれないというので、本人がそう思っているのであれば、自分が気がすむようにしてもらえばいいと思う。

(9/24追記)
母が月一回通院している心療内科で、膝の手術のことを主治医に「初めての病院に一人で行くのはコワイ」と本音を話したら、「精神不安定だから仕方がないね」と言われたと電話で言ってきた。
でも私も最初から関わるのは荷が重いな。
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09/09/18 映画「20世紀少年」最終章で漫画の方も締め括れた!


近くのシネコンの開業5周年の記念割引デーの9/18、何か映画を観ようと娘と仕事帰りに待ち合わせ。長い時間の作品で結局はレイトショーの時間帯になってしまうので200円しか違わないのだが、まぁ二人分だし気分ということで(^^ゞ
選んだのは映画「20世紀少年」最終章。浦沢直樹の漫画は「モンスター」を全巻制覇。続いて「20世紀少年」も読んでいたが、途中で失速。最後の「21世紀少年」上下巻のあたりは買ってツンドク状態になっていた。

実写版3部作映画の製作発表から気にはしていたものの、読み直す気力もなかなか起きず、第2章あたりでようやく残りを読んで、最終章くらい映画館で観ようかなという感じ。第1章・第2章のTV2週連続放映も結局見なかった。
Wikipediaの「20世紀少年」の項はこちら

最終章だけ観ても漫画を読んであれば話はわかるよと娘に言ったところ、それなら読んでから観る!ということになり、私もこれを観ようと急遽前日決定!!
12室あるシネコンで2室を使って交互上映しているので上映回をお互いが勘違いをしているということでドタバタしたが、なんとか午後8時からの分に滑り込んだ(^^ゞ

まず嬉しかったこと。T・レックスの「20th Century Boy」を初めてこれだと認識したことだ。聞いたことのある曲だったのでこれがそうだったのかと急速に作品世界がより身近になった。

漫画の役柄を具現化したようなキャスティングや特殊メイクが話題になっていたのもなるほどなぁと思う。大人キャストによく似た子役を探したということにも感心至極。ストーリー展開は膨大な原作を3部作に納めるためにずいぶんと変更してあったが、まぁこんなもんでしょうと許容範囲内と思える。

ケンヂの唐沢寿明、オッチョの豊川悦司、ヨシツネの香川照之、ユキジの常盤貴子、マルオの石塚英彦、ケロヨンの宮迫博之、キリコの黒木瞳あたりはまったく違和感なし。
コンチの山寺宏一は黒眼鏡のせいでプログラムを買うまでわからず。ヤン坊・マー坊の佐野史郎は肥らせる特殊メイクと双子での合成に笑えた。森山未來が眼鏡をかけてイカサない漫画家・角田は、オッチョの生き様に打たれて彼のようなヒーローを描くと熱く語るのが実によい。
遠藤カンナの平愛梨は残念ながらまだまだ芝居は下手くそだったが、目に力があるのでゆるす(^^ゞ
仁谷神父の六平直政、敷島博士の北村総一郎、ジジババのババァの研ナオコ、蝶野将平の藤木直人、その祖父の伝説の刑事チョーさんの竜雷太ってもうハマリすぎ(笑)

最終的に世界をなくそうとした“ともだち”が誰だったかというのが映画版と漫画版では違うのだが、それも違和感がなかった。“ともだち”が世の中を呪う一番大きな原因をつくったケンジへの屈折した思いが、2000年の血のおおみそかやそれ以降の大惨劇を引き起こしたというところは全く共通しているので、最終的な“ともだち”が同じであればいいようなのだ。
とにかく、佐々木蔵之介がロボットのリモコンが動かなくなった時の「やめろ、終っちゃうじゃないか」という時の実に子どもじみた泣きそうな表情が秀逸。

それと漫画ではあまり印象に残っていなかったケンジが東京に向かう乗り物を実写で見てようやくその可笑しさに気がついた。スクーターに改造バイクのようなハンドルがついているのか!こりゃいいや!!
反陽子爆弾による地球の破壊の危機は回避され、ケンジはその変なバイク?でフリーコンサート会場の万博公園を埋めつくす群集の前に登場する。
“ともだち”礼賛の演歌歌手に身をやつしていた春波夫ことチャーリーの古田新太が着流しを脱ぎ捨ててドラマーに早替りするところでは思わず身体が反応するほど笑ってしまった。映画版ならではの醍醐味だ。YMOメンバーの高橋幸宏のビリーがベースで頑張ってくれて、ケンヂの唐沢寿明と若き日のバンドメンバーが3人揃うライブで盛り上がるのもなかなか贅沢なもの。
“ともだち”の圧政をしのぐ民衆の間にコンチがラジオで流すケンヂの「ボブ・レノン」の歌の大合唱になるのだが、これも漫画ではメロディがわからなかったので映画を見てよかったと思うところ。

しかし、スーダララ~♪グータララ~♪ってねぇ。なんでこれがカッコイイ曲名がつくのだろうと考える。しかし、ディランもレノンも実はこういう日常の暮らしの中にある希望を歌っていたのかもと考え直したりもする。浦沢直樹のロック魂のあらわれなんだろうなぁと推測。

エンドロール後も重要なラストシーンがあるので、席を立たないでという案内があったが、席を立つ人がいた。娘と「リピーターかもね」と後で話したが、ここを見ないとわけがわからない。

中学校の放送室を占拠して流した「20th Century Boy」で何も変わらなかったとケンヂはがっかりしているが、実は大きな役割を果たしていた。それからは現実とバーチャルでは違った展開になるというのを見せてくれるのだが、漫画よりもわかりやすく気持ち的に救いのあるラストとなる。
神木隆之介ってやっぱり可愛いなぁ。

実は漫画の方はなんだかラストがわかりにくく、すっきりとした読後感が持ちにくい。プログラムを読むと読者によく考えてもらいたくて、わざとそのようにしたらしい。しかしながらけっこうそれってひねりすぎじゃないかとも思う。読む方も余裕がないとなかなか負担が大きい。漫画でそこまで求めるのはちょっと酷じゃないだろうか。

漫画の執筆の最後の方は映画化も決定していて、浦沢直樹が脚本づくりにも参加していたということも書かれていたが、漫画と映画との相乗効果をねらったのかもしれない。まぁ映画の最終章を観たことで漫画の方の理解も深まり、映画からも漫画からも「20世紀少年」という作品をより堪能できたので、これで締め括れるという区切りがついたのがよかった。

まぁ、こういうこともあるのかなと思っておこう。疲れがたまっていて、こういう重たい作品を観てしまって翌日は知恵熱が出たのだろうか(^^ゞ
ボーっとしていて帰りに食べた店でお気に入りの腕時計をはずしたまま多分置いてきてしまったらしいのが悔しく、落ち込んでもいたが、まぁこういうこともあるだろう~♪と思っておこう。
写真は「20世紀少年最終章」の宣伝画像。
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09/09/19 風邪のようです(^^ゞ


先週末のヨガとアクアウォーキングの疲れが一週間尾をひいてしまった。身体を動かすと身体がほぐれていいのだが、体力が落ちていると良し悪しである。
今朝、いつもくらいに目が覚めたら喉に痛みを感じて、連休に入る前に医者に行っておくことにして、軽く食べて喘息薬に加えて風邪薬の残りを飲んで二度寝。11時過ぎには起きて、マスクをつけて近くの医療生協の診療所に行ってきた。

待合コーナーにはかなりの人がいて、連休前だし風邪も流行り始めているしで随分と待つハメになった。途中に看護士さんによる問診があり、PCで画面入力してくれるのを私も一緒に画面を見てチェックする。また待合に戻って待っていたが、さすがに1時間も座っていたら辛くなってきた。長椅子に横にならせてもらうと断りを入れたら名前が呼ばれた。

症状で判断されたか、一番奥の胃カメラ検査のできる診察室へ通された。新型インフルエンザかもしれないからか(^^ゞ
二度寝から起きた時の体温が36.8度と平熱よりやや高いくらいだし、微熱がある体感もあって節々が痛い感じもあるが、常用している喘息の薬に通常の風邪薬を一緒に飲むように処方される。

連休ということもあり、その間に38度とかの熱が水を飲んだり解熱剤を使ったりしても下がらない場合、熱が出てから12時間経ってから医師会の休日診療所が近いのでそちらに行くように言われた。その間には水分と栄養補給をしながら様子を見るようにということだった。
場所を知らないので教えて欲しいとお願いしたら、市役所との関係での地図を鉛筆で簡単に書いてくれた。なるほどとよくわかったので今回ではなくても役に立ちそうだ。

買い物もしてきたが、フリーズドライ野菜たっぷりのカップラーメン等々を食べていてTVをつけたら「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」をやっていて途中からだったがしっかり観てしまった。最後はしっかり泣かされた(T-T)
作者の臼井氏が登山に行って行方不明というニュースも聞いているので無事を祈ってもいるのだが、娘は最近の連載の内容から心配な精神状態だと言っていたが・・・・・・。

とにかく薬を飲んで夜までひと寝入り。夜はしっかりと作って食べたが、ちゃんとした記事を書く気力体力がない。
明日は文楽の一部二部観劇予定なので、熱がひどくなければマスク着用で観る予定。
早く寝ますm(_ _)m

9/20追記
行方不明だった臼井さんが登山した山での死亡が確認されたとのこと。冥福を祈りたい。
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09/09/16 外濠公園のドングリ拾い


8/20に見つけた外濠公園のドングリの木の下をまたも通りかかったら、ドングリの帽子の部分がたくさんついた枝の先っぽまで落ちていた。私がつまんで持ってきた小枝ではないですよ!
青い小さなドングリが一つだけついている。それと綺麗な茶色の実も拾ってきた。娘が小さかった頃、保育所のお散歩で近くの神社の境内でドングリを拾ったと嬉しそうに持って帰ってきたものを見せてくれたっけ。

先日も3つばかりドングリの実を拾って帰って見せたら「頂戴!」と言う。IKEAで買って組み立てた書棚の一段にフィギアが並んでいるのだが、そこに一緒に置くとのこと。今日も小枝を見せようと持って帰ってきたのだ。一緒に並べてもらおうっと!!

今日が娘の21歳最後の日。自立はもうちょっと先って感じかな。
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