ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/04/19 NHK05年度『日本の伝統芸能』歌舞伎入門の講師は愛之助

2005-04-22 23:36:51 | 観劇

本屋に立ち寄っていつもの演劇などの雑誌コーナーに行ったらNHK05年度『日本の伝統芸能』テキストが積んであり、表紙の「歌舞伎入門」の写真には愛之助が!中を見たら今年の講師は愛之助だという。すでに4月2日より第1回が始まっているが、年間3回同じ放送を繰り返すことがわかった。
実は昨年も同時期に同じテキストを手にとったのだが、どこかの大学の先生が講師だったし、他の芸能には特に興味がなかったので買わなかったのだった。昨年11月末にこのブログを始めて、yukariさんのブログなどにも遊びに行かせていただいているうちにお能や他の伝統芸能にも少しずつ興味が湧いてきていた。
そういうところに愛之助講師である。これはもう観るしかない。テキストを観ると1月に観た浅草歌舞伎の写真もたくさん載っているし、13代目の仁左衛門の話などもいろいろ出てきている。土曜日の昼は通院で大体外出しているし、大河ドラマの再放送を録画していることが多いので火曜日の早朝を予約録画して観ることにした。
第3回の録画を観たが、歌舞伎の音楽についてがメインだった。人形浄瑠璃が原作になっている作品は元の作品と同じように義太夫が伴奏につくが、人形浄瑠璃では義太夫の語りが主で人形が従、歌舞伎では役者さんが主で義太夫が従になるのだという。確かに人形はしゃべれないけれど人間の役者は喋れるしそっちに主役が移っていったのだなあと納得。義太夫と長唄も太夫さんたちが出演して実演つきで説明してくれるとよくわかる。日本駄右衛門の台詞を伴奏なしと伴奏ありできいてみるとかいうコーナーもあって、実際の役者が講師という魅力がたっぷりだった。
13代目の仁左衛門は義太夫の勉強を熱心だったという。愛之助も義太夫を勉強する中で自分の声をつくってきたという。1月の浅草で昼と夜観た「封印切」の忠兵衛の高い声と八右衛門の低い声の両方が魅力的だった。番組の中でも実際にやってみせていたが、こういう研鑽に裏付けられているのだとわかった。
愛之助は大阪での歌舞伎鑑賞教室のようなところでの解説も熱心だったときいていたが、それが活きていると思う。「とにかく太夫さんの語りや歌をよく聴いてみて」と強調していたが、そう言われると頑張って聴いてみようと思った。

表紙は05年度『日本の伝統芸能』テキストの表紙。

追記:4/22
花粉症の薬がなくなりになったので、夕方、いつものS内科に行った。咳喘息は収束したことを告げ、収束前に血液検査を受けた結果をまだ聞いていなかったので聞いてきた。肺炎の検査とアレルゲンを調べる検査の両方を受けたのだけれど、予想通り、咳喘息が長引いた原因は花粉へのアレルギー反応だった。スギにものすごい反応が出ていた。それとヒノキの反応も出ていて、樹木花粉への反応が2+と判定されていた。ストレスが高まっている状況だとアレルギー反応も大きく出てくるのだ。現在のところは、咳喘息が治っただけでも少しラクになった。