ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/11/28 舞踊詩劇『女と影』観劇、その後オフ会

2005-11-28 23:53:31 | 観劇

早稲田大学演劇博物館21世紀COEプログラム「演劇研究センター」主催、ポール・クローデル歿後50年企画・研究上演事業の舞踊詩劇『女と影』を観てきた。
yukariさんにお誘いいただいたのだが、何がなにやらわからないまま観にいくことにしてしまったというのが本当のところ。この研究センターについても知らなくて、HPで見たら「大学における文学・歴史学・哲学(美学)の研究成果を踏まえ、演劇上演の専門家の協力のもと、新しい演劇学を確立しようとしています」という。
「女と影」公式HPはこちら
大体ポール・クローデルとはどんな人なのか、姉のカミーユについても知らなかったのでこれを機会にいろいろと調べて教養を高めることになった(笑)。すみません、絵はまあ観るのですが立体芸術は関心が低いのです、私(ロダンもよく知らなくて、今回本屋でカミーユとともに並んでいた本でやっとある程度わかったところ)。
ポール・クローデルはフランスの高名な詩人・劇作家で、駐日大使として6年間日本にいたことがあり、その間に日本の伝統芸能に強い関心をもち、多くの芸術家と交流したのだという。その中で5代目福助のためにこの作品を書いたとのこと。その作品を孫の当代福助が復活上演するという。

yukariさん、かつらぎさんと待ち合わせして大隈講堂の前に行列しチケットと引き換える。近くの学生街の洋食屋さん「キッチンミキ」で500円のプレートを注文。梅味ハンバーグとライスとスープ。これはリーズナブル!
会場に入ってから1階席でさちぎくさんと初めておめもじしたのにすぐに話が盛り上がってしまい、あわてて2階席に駆け上がるが既に開演。6分間待たされた。いかにもフランス人の2人連れも同様に待たされていた。

ようやく着席したら仮面をつけた3人が踊っていて???状態。ひと段落してようやく本編が始まったので、西洋の古いお芝居で最初に概要を説明する仮面劇をつけるというのがあるがそれを踏襲したのだろうと推測(あとで上演台本を読むとちょっと違う?)。
蝶と月の役で現代舞踏家の和栗由紀夫が踊るのだが、蝶の衣裳でまずやられる(ちょっと私はダメっぽい)。
しかし、福助丈の「影の女」の衣裳には目を奪われる。着物の黒地にターコイズブルー?のような色が帯やらあちこちに配色されていてその組合わせ具合がなんかフランスっぽかった。
亡くした女の墓所で彼女を偲ぶ武士が藤間勘十郎だったのだが、ヘアスタイルがすごかった。後ろに尖らせるようにディップでなでつけてラメでピカピカにしているし。バリバリの二枚目でないところがちょっと残念。もちろん踊りは上手い。
彼の今の妻の役で芝のぶ丈が白い着物で登場。私は福助丈ともどもご贔屓なので二人が並んでご活躍というのはそれだけで嬉しい。
男をめぐって死の世界にいる女と生の世界にいる女が争うのだが、武士は影の女を切ったつもりで妻を刺し殺し、自らも首をくくって死んでしまうのだ。
その死体の人形が吊るされるのがゴチック建築的な大隈講堂の天井の明かり取りの窓のようなところ。歴史的な建物にも演出に参加させているようだ。
シンセサイザーと生の邦楽との組合わせの音楽も面白かった。邦楽演奏者は客席の一番前の一角をしめている。黒い着物と袴姿のお揃いがとても素敵だ。
最後に勝ち誇った女が月と語り合っている。それまでは常盤津だったのに、突然フランス語があてられている。それにあわせて福助丈と和栗由紀夫が身振り手振りで口パク状態になるのだが、これが一番カルチャーショックだった。そうか、時代劇映画などをフランスで上演する場合に吹き替えになる場合はこういう状態になるんだな~と。筋書によるとクローデルの8首の詩の朗唱らしい。

シンプルな装置も照明も美しく、なかなか意欲的な舞台だった。舞踊鑑賞が苦手な私は途中いつの間にか上下の瞼がとじていたが、観てよかったと思う。(昨晩は帝劇で『マイ・フェア・レディ』を観て遅くなってしまったので眠いのだ。)フランスでも上演されるのだろう。是非、行ってきてほしい。

終了後、大隈講堂の前で観劇ブログのお仲間が集合して初めての方にはご挨拶できて嬉しかった。harukiさん、asariさん、NAOさん、みらのさん...。これからもよろしくm(_ _)m

学生街の喫茶店(ふる~)で、さちぎくさんとそのお友達といつもの3人でお茶をした。うーん、すごい盛り上がり~。ミクシィにもお誘い~っと。
ああオフ会が楽しすぎる、これで私をつったyukariさんの勝ち!!

写真は大隈講堂をふるさと切手にしたものの写真(印刷して使用する事は厳禁)。
大隈講堂についての参考情報はこちら

05/11/23 『児雷也豪傑譚話』最前列観劇でドキドキ

2005-11-27 02:58:21 | 観劇
十月歌舞伎座の「加賀美山~」であまりに菊之助がよかったので、私にしては珍しく奮発してしまい、最前列のかぶりつきで観劇。上手寄りの席だったのだが、最後の地獄谷シーンで真正面で菊之助の児雷也が奮闘する踊りを観ることができ、「若いお肌がなんてキレイ!」とドキドキしてしまった。いやあ、実に久しぶりです、こんな興奮は!失礼しましたm(_ _)m

最近、母業でけっこう緊張をしいられる状況もあり、今回はストーリーからじっくりと書く余裕がない。そこでしっかりお話を紹介しながら感想を書かれているキナ湖さんの観劇レポをこちらでご紹介させていただくことにした。
キナ湖さんの11/13の観劇レポはこちら

ちょっとだけ物語について書くと、ガマとヘビとナメクジの三すくみというジャンケンのような力関係が前提になっているのをまず理解して観ないといけない。敵役のヘビ(大蛇丸)に勝つのはナメクジ(綱手)ということになっているので、ガマの児雷也は綱手がいないと全く敵討ちもできない。さらにヘビの毒気にやられて再起不能状態になる児雷也ってどこが豪傑なんだといいたくなる。そうか、妻の助けがあってこそ敵と戦えるっていう男を主人公にすると女性も共感しやすくなるのかな?だからこそ江戸時代もこの草双紙は30年間も続編が続くという息の長い人気を保ったのかもしれない。それに今回は有名な歌舞伎のパロディも随所にちりばめて物語を組み立てているという。

私はキャストについての感想を中心に書かせていただく。
菊之助は、ご本人が立役がお好きということらしく、児雷也は本当に活き活きと楽しそうに演っている。唯一女装して出てくる巫女・宝子の場面とは声も使い分けてそれも両方「いい声」なのだ。菊之助について私はいわゆるいい役者の条件「一声二顔三姿」の順で気に入っている。宝子の正体を明かして装束は巫女、頭は児雷也になって「ば~かめぇ」と引っ込むところのメリハリもきいていていい。最前列だったので双眼鏡も持っていかなかったため、序幕最後の宙乗りは最初しか表情が見えなかったのが残念。スクリーンも近すぎて斜めで見えにくかった。この場面については後ろ席の方に軍配。
亀治郎の綱手姫は、児雷也に対して常に気遣う本当にいい女房で可愛らしかった。こんなに可愛らしいのは初めて観た。戦闘シーンではきりりとしていてこれもよい。外には強く夫には優しいという妻の役は、女方としても美味しい役だと思う。それをこんなに魅力的に演ってくれて亀治郎を今回あらためて見直した次第。そしてこの役を経て七月の「十二夜」の麻阿につながったのねと納得。
松緑の大蛇丸は、二人がかりでかかってこられてもがっぷり組めるというような存在感があった。七月の「十二夜」の安藤での三枚目への開眼も記憶に焼きついているが、実悪もしっかり極めて欲しいという今後の期待に大いにつながった。このように彼の芸域が広がっていくのは楽しみだ。
菊五郎はすっかり脇に回っての二役。さばき役の勇美之助はさすがにカッコイイ。最後に馬にのって登場してしめくくる時も座頭の貫禄たっぷり。しかし今回は二幕冒頭の金満家の妻のお虎でしょう。実は名古屋の御園座での初演の写真を『演劇界』で観てから早く東京で上演してくれないか手ぐすねひいて待っていた私。ブランド好きなケバイマダムで「軽くヤバイ」なんていうパロディを人間国宝がのたまう楽しさよ。この二役のメリハリは観ている方も楽しいが、ご本人きっと楽しくて仕方がないと思うのだが。
團蔵の金満家=お虎の婿養子さんも楽しかった。いつも悪役でカッコイイ團蔵さんがこんなにはじけてる~!婿養子のいじけぶりを「ヒロシです」に乗ってやられてしまった。これを名古屋からやっているのを見ていれば、松緑も安藤であそこまではじけられるようになる励みになったのでは?などと勝手に思ってしまった。(追記:それよりも親代わりの菊五郎さんのお虎でのはじけっぷりを見習わざるをえないか!!)
松也の金満家の娘お辰のコギャルぶりにはまいりましたm(_ _)mダイエットの成果ですっきりされたのは「加賀美山」の求女でわかっていたが、本当にキレイ。胸元のハートのタトゥやら頭のウサギの耳風ヘアアクセなども凄いけど髪の毛をくるくるさわる手つきがすごい!バランスボールに乗ってかなり客席まで迫ってきた時もドッキリ。こんなに背も高いのねってよくわかった。二役の二枚目も憂い顔や悔しさいっぱいの表情がよかったし。菊之助が女方に回る時の相手役の二枚目は、これからはやはり松也がいい。

松也の父・松助の仙素道人は、椅子に座りっぱなしで児雷也と綱手に妖術を授けていたが、病気から復帰されたばかりとのこと。声もマイクを通していたようだが、目や表情の演技はなかなかの存在感だった。早くお元気になられますように。

また、最前列だと舞台の照明が明るいので幕の冒頭に筋書きで出演者がチェックできて普段はどなただかよくわからなかった脇役の方々もわかった。特にTVCMの勘定奉行で有名な京蔵が女方で出ていたのがわかってよかった。

最後に全体の感想をひとこと。
やはりストーリーの説明に追われてしまい、人物どうしの気持ちのぶつかりあいなどで緊迫する場面がないのはちょっと物足りない。有名な歌舞伎のパロディ場面もけっこう面白かったが、まあそんなものかという感じ。私にとっての麻薬性は薄かった。
つくりもののガマとヘビとナメクジを動かして対決する場面なども動かす人が頑張ってるなあと思った。一番見応えがあったのは、地獄谷の場面。火の粉四天が赤い晒し布で炎を表現したところは「近江のお兼」からの発想のようだが、四天の頑張り、舞台奥に姿を見せた下座音楽の皆さんの演奏とともに3人のたたかいを迫力あるものにしていた。
菊五郎劇団には音楽部もあるとのことで、今回のような洋楽を下座音楽にしたてるのもうまくこなしてくれるのだろう。劇団制での興行もなかなかいいものだと今回また強く思った次第。
NHK生活ほっとモーニングを見た時の記事はこちら
写真は今回の公演のチラシ。松竹のウェブサイトより。
追記
(株)地雷也の天むすを演舞場の中で買って食べたが、二幕冒頭の児雷也がお金を盗んだあとの名乗りで置いてきた掛け軸の「児雷也」を見てお辰が「天むす~」って叫んでいた意味がバッチリわかった。しかし客席の笑いが少なかったから名古屋の御園座ではかなりウケルだろうけど東京じゃあねえ(笑)。

05/11/25 愛之助の「歌舞伎入門」第3ターム、明日からですよ(^O^)/

2005-11-25 23:27:24 | 観劇

今年度のNHK『日本の伝統芸能』シリーズについては、このブログで何回かご紹介したが、第3タームの「歌舞伎入門」が明日から始まる。今まで見逃していた皆さん、けっこうテキストは本屋さんにあるのを最近でもみかけているので、あきらめずにご覧になることをおすすめしたい。なんとなればテキストなくても大丈夫な内容になってますから~。片岡愛之助が講師をつとめているが、なかなか丁寧。
最初にご紹介した記事はこちら
チャンネルはNHKの教育テレビ。放送日は以下の通り。
本放送=毎週土曜日 午後0:30~1:00
再放送=毎週火曜日 午前5:30~6:00
2回機会があるので一度は忘れても大丈夫。この私でもなんとか続きました。皆さん、頑張ってください(^O^)/

そうそう、最後に苦手な「日本舞踊入門」も観た。花柳基さんも世代が近いのと親しみやすい雰囲気でとてもよかった。要は歌舞伎舞踊を江戸の庶民が習いたがって師匠という存在が確立したということで、な~んだ、歌舞伎の舞踊が苦手の私にぴったりの入門編じゃないと思ったら、俄然観る意欲が湧いた。使われている参考映像も歌舞伎舞踊が多くて楽しかった。ぜひ「能・狂言」「文楽」ともどもご覧ください。
本当におすすめである。

05/11/20 マルチーズのユキちゃんに癒される

2005-11-20 19:00:25 | つれづれなるままに

昨日、妹が2匹目の犬を買ったという話を母からきいて、私はちょっとあきれていたのだった。母も父も実家に2匹も連れてこられたらうるさいと言うし、1匹目がかなり気難しい犬でガンの手術もしてあまり長く生きないのではというところなのに何故わざわざ子犬を買ったのか?2匹が仲良くやれるのか?
それに何が一番勘にさわったかというと、私が犬が苦手というのもあって2匹にもなったらもう遊びに行けないじゃないか!ということ。

夜、妹に「買う前に相談してくれればいいのに」と愚痴の電話を入れたが、「今なら生後2ヶ月で小さくてまだ吼えることができないから怖くないよ。逆に風邪とかうつさないでほしいくらい」「大体、親だって姉妹だってそんなにしょっちゅう会うわけじゃないでしょ。私は子どもがいないのだから犬は子どものように可愛いの!」とか言われてしまった。
昨日、実家に携帯電話を忘れてしまい、今日どこかで受け取ることにしていた。午前中のグラウンドゴルフを終えた母から電話をもらって急遽、妹の家に一緒に遊びに行くことにした。母は犬は好きな方だが1匹目は気難しく、実家ではけっこう吼えてうるさい。自宅ならまあ大人しいからチビも見にいこうというわけだ。天気もいいし!

駅まで妹夫婦に来るまで迎えに来てもらって、バーミアンで中華ランチ。それから妹の家に行って、チビちゃんとご対面。
ち、小さい!動く人形みたい!抱かせてもらったが嫌がらずにしっぽをふって喜んでいる。次に顔をベロベロなめられてしまった。なんか、好かれてしまったらしい。名前は「ユキちゃん」。いくつかの候補から1匹目のチーちゃんと続けて呼びやすいことから最終に決定したという。

ちょうど昨晩、妹が背中を噛んで序列を教えるしつけをしたところだったので、人間を噛む加減を覚えたらしく、噛まれたけれど甘噛みの範囲だった。そして本当にワンワンとまだ言えない!「ヒン」「ヒン」と小さい声を出すのがやっと。
「お姉ちゃんの方が写真とるの上手いから撮って」と頼まれて24枚撮り1本分、抱かれているところや遊んでいるところを撮影する。デジカメでも撮影。カメラの方を向かせるのに「ユキちゃん、ユキちゃん」と呼ぶとちゃんと反応する。最近、自分の名前だとわかったらしい。
マイカメラは持っていかなかったので、携帯のカメラで撮影したのがこの写真。

お正月は実家に集まるのではなく、妹の家に集まれば母親の負担もなくなるし、犬もおとなしいのでいいのではないか、父も長い距離を歩くのは嫌がるが、車で送迎すれば大丈夫だろうということになり、その線でいくことになりそう。
犬嫌いだった私が昨日の落ち込みからずいぶん「ユキちゃん」に癒された。確かにペットによる癒しの療法が効くというのも実感した。
ユキちゃん、ありがとうねm(_ _)m

05/11/19 メビウスマウス、破壊される

2005-11-20 00:47:23 | つれづれなるままに
久しぶりにやってしまいました。母娘バトル!
11時頃ブランチを食べてから喘息の薬をもらいに近所のアレルギー科の医者に昼の部ぎりぎりに行って薬局を回って、娘からリクエストされたアイスなども買って帰宅したら...。
昨日、これもリクエストに答えて娘のマイブームの「はちみつ梅干」を買ってきたのですが、それを開けてひとりで勝手に昼食を食べていた。
母は切れた。
①休日に母も一緒にいて長く家をあけるわけでないのに、なぜ私のことは考えずに一人で勝手に食べたのか。
②御飯の残りがあるのに確認せずにパック御飯を1ヶまるまる食べてしまっていた!それも以前もやったので一度注意したのにまた確認せずに繰り返しでいる。(我が家は天候不順で米不作のおそれの報道があった時から毎月予約米が5㌔ずつ届くのだが食べる量が少なく余剰気味。だからちゃんと家で炊いた方を食べてねと説明してあったのに~。)
「米が届くなんて説明されてません」 by 娘
「えっ、そうだっけ?」 by 母
②については過失を認めた娘が、①については私が怒っていることが理解できないという。「家族だからって何で一緒にごはん食べなくちゃいけないの?」ときたもんだ。そこをわかって欲しくてもう怒って怒って泣いてしまった。
「めっちゃうざい」 by 娘

私のPCをジャックしている娘も切れてしまって、キーボードはバンバン叩くはマウスは投げつけるは状態。そうして私のメビウスマウスは破されてしまったのでした。今は予備のマウスを使用中。
今日はバトルで疲れ果てました。夕方から年末調整の簡易保険の証明書が実家に届いている分を受け取りにいき、携帯電話を忘れてくるし...。明日、母が届けにきてくれるらしい。なんのこっちゃ。

明日はバイトのため早く起こさなくてはならないので早く寝たいけど、今からお風呂だし...。




05/11/18 NHKで「菊五郎&菊之助が父子で挑む舞台」放映

2005-11-18 23:53:44 | 観劇

朝バタバタしていたが、ちょうど話題の標記の番組を見ることができた。NHKの生活ほっとモーニングの中でけっこう長い時間を割いて舞台の映像などもたっぷり盛り込み、袴姿の菊五郎&菊之助父子のインタビューもあった。番組表によると正しいコーナーの名前は「“新生歌舞伎”尾上菊五郎&菊之助が父子で挑む舞台」。
いつものキャスターと芸能花舞台の司会者・生稲晃子さんとイヤホンガイドでお馴染みの高木秀樹さんが出演しコメントしていた。
私は23日昼の部に観劇予定なのでもうこれを観てワクワク!
菊パパの30年前に演じた児雷也の舞台映像も少し流されたのも嬉しかった。しかし今回のような舞台ではなく、綱手も大蛇丸も出ないとても短いもので、ご本人も満足がいかなかったとのこと。自分が若い頃は新しいことをやりたいとは父親にはとてもとても言い出せなかったという。やはり時代でしょうかね。
ご自分も人間国宝にまでなってしまわれ、伝統的なものに対してはきちんとやるべきことを勤め上げてきたという自信があるからか、最近のハジケっぷりはその若い時の心を今こそ実現できるということで、楽しくて楽しくて仕方がないという感じが伝わってきた。
ブランド好きマダムの場面も松也くんともども、もう本当にケバくて素敵!!
菊之助の立役もカッコいいし、松緑の悪役もかなりイイ感じ!

高木秀樹氏が、「歌舞伎は最初に観る舞台が面白いと思えるかどうかが一番大事。この舞台ならきっと歌舞伎を好きになってもらえる」とか「エンターテインメントの舞台だがきちんと歌舞伎の品格を保っている」というようなことをおっしゃっていた。まさにそうだろうなと思う。
23日が楽しみ楽しみ。

その後の園芸コーナーは「シャコバサボテン」。我が家のシャコバくん、2輪咲いただけで後の花芽が乾いてポトポト落ちてしまい、不思議に思っていたが、ここで疑問解決。一日の中の気温差が激しいところに置くのがよくないようだ。リビングのエアコンの暖房の風もあたる窓の傍から避難させた。あと、少しは咲くかしら(T-T)

05/11/17 娘がバイト初出勤

2005-11-17 23:27:52 | つれづれなるままに

バイトをしたがっていた娘は、ようやく郵便局の年末バイトに採用され、先週土曜日の説明会にも参加して今日が初出勤。私もその分早く起きて娘を起こして朝食を食べさせて送り出す。昨晩は不安が募って機嫌が悪く母娘のバトルとなったが、今朝はまずまずのスタートと思われた。ところが...。

隣駅の本局に自転車で向かった娘から電話が入る。郵便局に着いたが書類袋を忘れたので地図もなく、説明会があったエリアに行ったら何もないので、職員さんに聞いてみたがここではないということで説明を一回聞いたのだが、「全然わからない」とベソをかき、「もう帰りたい」とのたまう。そこで母は「ちょっと待て。誘導してもらうからそこで待ってなさい!」書類袋から問い合わせにあった総務課に電話し、職員さんに事情を話して娘の携帯に電話してもらって誘導していただいた。ややしばらくして本人をつかまえると「なんとかわかった」と嬉しそう。
それから私も仕事に行ったが、朝の騒動だけでひと仕事終わった感じ。

今日も昼間はいいお天気で陽射しが暖かかった。職場でもうひと仕事して、午後3時から「復職後カウンセリング」に初めて行ってきた。休職中は2週間に1回だったが復職後は月1回のペースということらしい。女性のカウンセラーさんに、復職後の経過を1時間くらい立て板に水状態でお話しした。まあ、これで少しスッキリという感じかな。
直帰したので早く帰宅できるので自宅に戻っていた娘に電話して、夜間高校に付き添い登校してあげると言うと今日は機嫌よく、待ち合わせの駅にタイミングよく来てくれて、こちらも機嫌よく送って行った。バイトも学校も両立してなんとか頑張って欲しいのだけど。

駅前で職場の水周りで使う洗剤類をドラッグストアでいろいろ買って帰宅。明日職場に持っていこう。
写真は浦和駅西口前の木々にとりつけられたクリスマスイルミネーション。星やリボンの灯りが可愛いでしょ?

05/11/13 黄葉・紅葉の中、図書館・古本屋めぐり

2005-11-14 23:57:58 | おでかけ、旅行

昨日の午後、県立図書館には自転車で片道20分以上かかるけれど、秋晴れのいいお天気だったので古本屋めぐりもしながら楽しく往復してきた。
傾きかけた日差しの中を旧中仙道沿いに南下し、木々の黄葉・紅葉を確認し、秋の深まりを感じながら自転車をこいで行く。大きな銀杏の木が葉の外縁は黄色に変わりながらまだまだ緑を保っているツートンカラーになっている様子にあらためてビックリした。毎年毎年このように少しずつ黄葉していっているのだろうけれど、日々気ぜわしくしていた年は路上の落ち葉で初めて「あれ、いつの間にかこんなに黄色になったの?」と気づくような状態だったんだなあと今年の自分の変化をかみしめる。

図書館通いをこんなにするようになるなんて思いもよらなかった。県立の浦和図書館は県庁の近くにある。その県庁の脇の桜並木もすっかり紅葉していた。県庁の石垣のところで拾ったきれいな赤い桜の葉を携帯のカメラで撮ったのがこの写真だ。

大体でかけるのがいつも遅いのと古本屋に立ち寄りながらだから、図書館の秋冬の閉館時間まで1時間半くらいしかないというのが我ながらあきれる。それでも久喜図書館から転送されてきた『演劇界』1998年10月号に目を通す。ねらいは今年の11月号で話題になっていたコクーン歌舞伎「盟三五大切」の評論。10月には臨時増刊も出ているのでどちらかわからなかったので両方取り寄せていたのだが、増刊号も面白そう。対談が3組分掲載されている(猿之助と勘九郎、團十郎と菊五郎、仁左衛門と玉三郎)のはじっくり読みたい。亡くなったり闘病中の名優へのインタビューや評論、写真もあった(歌右衛門、羽左衛門、宗十郎、猿之助、藤十郎)。
延長手続きをしたら貸し出してくれたのでこれ幸いと持ち帰る。

古本屋はBOOK OFFのような大きな店から古くからある小さな店まで6店をのぞいてきた。浦和という町は文教都市でもあり古本屋がけっこう多いと思う。しかし古い店で古い単行本をたくさん置いてある店はどういう順番に並べているのかわからなかった。商売としてまともに続けたいならせめて著者のアイウエオ順などに並べてほしいと思った。
今日の最大の収穫は『勘九郎とはずがたり』の文庫の初版。これで集英社からの文庫は全て揃った。他にも野田秀樹の昔のエッセー集やらなにやら文庫本数冊。それとディズニーアニメ小説版というのが偕成社から出ていて『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を入手。これはもうビデオも借りて観るしかないだろう。

月曜日の追記
県立図書館から電話が入る。昨日貸し出したのは手違いで館内閲覧のみだったので返却してほしいとのこと。次の次の日曜日に返却すると回答。さらに借りてきた本の表紙に貼ってあった「県立川越図書館」がマジックで消してあったのが何故かきいたら閉館したということだった。雑誌なのになぜ貸し出ししないのかも質問したら、2年以上前のものは市立図書館などでは除籍になることがほとんどなので保存を主目的にする(傷まないようにと散逸防止のため)ので貸し出しはしなくなるとのことらしい。市立図書館へも転送可能だとその時に教えてもらった。
しかしながら文教予算を削りすぎだと思う。まあそのことは言わなかったが、税金の使い方がおかしいのは引き続き要チェックだな。

娘によるPCジャックが続き、昨日にはこれを書けませんでした(T-T)

05/11/12 『イヤホン余話』続刊はまだのようですが...

2005-11-12 23:56:32 | 観劇

11/7に書いた記事はこちら
何人かの方から『イヤホン夜話』の情報をいただきました。ありがとうございます。劇場になければ送ってもらえるということや、(B)を入手済みということもおききしました。
そこで『イヤホン余話(B)』などの続刊が出ているようなら送ってもらおうと思いたち、昨日イヤホンガイドの会社に電話を入れてみました。

そうしたら『イヤホン余話』の続刊は出していないとのことでした。まだまだ(A)の在庫もあるのでそれがなくなってからということになるので、続刊はいつ出すかも未定だそうです。「(A)を読んだらとても面白かった」と誉めたら対応してくださった職員の方もとても喜んでくださったので、是非続刊を出してほしいと要望も伝えました。
今日いただいた情報によると演舞場にはないとのこと。しかしイヤホンガイドの会社から各劇場に補充していないだけかもしれません。読みたい方は会社の方に電話されてみたらいかがでしょうか。その際に続刊を出してほしいと要望を言っていただけれると会社の方で前向きになってくれるかもしれませんよ。


05/11/11 晩秋の花火~夜間高校文化祭

2005-11-11 22:07:49 | つれづれなるままに

この写真、♪「エロイム・エッサイム」♪的なものじゃないですよ(笑)
今日は娘の通う夜間高校の文化祭。そのエンディングセレモニーを校庭でやった時に皆で囲んだ行灯の写真です。今年の文化祭のマークで「ビバ・ウーマンズ・フェスティバル」って書いてあるでしょ?(女子校なのよ)

私も仕事をいつもよりは早く切り上げ、行ってきました。視聴覚室を中心にいろいろとやってました。7時を回っていたのでバンドとかの発表は終わっていて、展示や模擬店で盛り上がり中。全日制の生徒も部活動が終わった後でお腹がすいていてちょうどいいとみえ、カップラーメンやお汁粉の店は大行列。同じ学び舎の仲間でこういう交流の機会があるというのはとてもいいなあ。
娘はお友達に浴衣を借りてお汁粉屋をやってました。お店によっていろいろな扮装をしてたなあ。ポケモンのキャラの着ぐるみを着ていた子もいたし。娘は前の学校の文化祭の時は合唱部の発表だけで、クラスの模擬店には全く参加したがらなかったのだけど、今回はとても楽しそうだった!見ている親としてもとても嬉しい感じ。

和室は輪ゴムの割り箸鉄砲で紙でつくった可愛い的をあてる射的場。10円で3本×2回やって2回倒して景品の駄菓子をGET!実は1回で2つ倒したのを2回だったので4つもらいました。

最後はライトで照らし出された校庭に出て、エンディングセレモニー。生徒会役員や教頭先生の挨拶の後、みんなで花火!最初に行灯の周りに置いたドラゴン花火みたいな噴き上げるのを見て、一人ひとりが手で持つのを楽しんで、最後は打ち上げ花火。天気予報で雨が心配されていたけれど、なんとか大丈夫でした。ちょっと寒かったけど、みんな楽しそうでよかった、よかった。
夜間高校で人数は少ないけれど、和気藹々と楽しいイベントでした。後かたづけのある娘より先に帰ってきました。お疲れさん!

そうそう、今日11/11は「ポッキーの日」だとか!なんでプリッツじゃないんだろう。やっぱりチョコの濃い色がそれらしいのかなあ。