11/12/31 今年のよかった舞台4本+「開幕驚奇復讐譚」もついでに感想アップ!


3/11の東日本大震災、続く福島の原発事故は衝撃的だった。人間、真面目に生きていくことは大事なことだけれど、それだけではダメなのだと思い知らされた。過去の戦争も不況であえいでいる庶民の目を海外で権益を得ることに向けていく延長線上にあったのだ。権力をもった人間は不都合なことは隠し、自分たちに都合がよいことをさも国民全体のためだと思わせることに長けている。騙す方が悪いが、騙された方もその不利益には巻き込まれてしまうのだ。騙されないようにする努力が必要だ。そして今回の惨事からの復興も、本当に庶民の生活を立て直す内需拡大の方向ですすめて欲しい。私もやれることをやっていきたい。

さて、2011年に観た舞台でよかったものを上げて今年を締めくくりたい。
分野を限定せずに考えたベスト1は、Bunkamuraシアターコクーン5月に観た「たいこどんどん」。蜷川幸雄が鎮魂の舞台として位置付けたように、今の日本に生きる人々に大きなエールが送られたように思う。昨年亡くなった井上ひさしが作品にこめた、時代の変化とその荒波の中で生き延びていく人間のたくましさ、したたかさを信じているというメッセージを、蜷川がさらにバージョンアップさせる演出で現出させてくれていた。蜷川が勘三郎と初めて組むはずだったのに橋之助が代役で若旦那をつとめた。幇間役の古田新太との芝居が互角で絶妙の名主演コンビになっていたのが予想外の収穫でもあった。

歌舞伎については印象に残っている舞台を3つ上げたい。
1つめは、秀山祭九月大歌舞伎の「寺子屋」。新又五郎と新歌昇の襲名披露演目でもあった。(感想の詳細はリンクを参照してください)
2つめは、平成中村座十一月歌舞伎の「義経千本桜」(碇知盛)。(感想の詳細はリンクを参照してください)

3つめは、国立劇場開場45周年記念公演の「通し上演 開幕驚奇復讐譚(かいまくきょうきあだうちものがたり)」。未アップだったので、ここで書いておこう。

「菊五郎・菊之助両宙乗りにて術譲り相勤め申し候」と銘打ち、国立劇場初の宙乗りとのこと。曲亭馬琴の「開巻驚奇俠客伝」(長編読本)を基本に新作歌舞伎として上演されたが、開場45周年記念企画の「開幕」で「驚奇」=びっくりさせるというネーミングの妙で選ばれたのではないかと思ってしまった(笑)
上でリンクした国立劇場の特設サイトより、以下、概要をほぼ引用、加筆。
室町初期、三代将軍足利義満(田之助)は、対立していた《南北朝》を合体させたが、政治的野望の実現のため、南朝方の新田義貞や楠正成の一族を滅亡に追い込む。両家の子孫、新田小六(松緑)と楠姑摩姫(菊之助)は、南朝再興と足利将軍家への復讐を果たすべく行動している。小六が父の敵藤白安同(権十郎)を討った直後、藤白の妻長総(時蔵)は家来の褄笠小夜二郎(菊之助)と出奔。その旅先で盗賊の木綿張荷二郎(菊五郎)の餌食となり、小夜二郎は荷二郎に殺害されるが、長総は自ら進んで荷二郎の女房になる。この出来事が小六や楠家の人物を巻き込んで、思いも寄らない展開を引き起こす。一方、姑摩姫は吉野山の仙女九六媛(菊五郎)のもとで修行を積んで仙術の術譲りを受け、小六との出会いを予言される。ついに二人は出会い、義満を金閣寺にて討ち果たす。

歌舞伎的でない照明を使った演出なども斬新、エンタメ性の高い新作歌舞伎に仕上がっていた。菊五郎の仙女九六媛はレディ・ガガの衣装からインスパイアされた稲妻デザインの被り物と白いドレスのような扮装で楽しませてくれる。両宙乗りは上手が菊五郎で下手が菊之助で、3階のセンター席から両花道がバランスよく見えた。九六媛は白い衣装で白狼にまたがって宙乗り、姑摩姫は赤い衣装で横バーつきの装置で飛び、バーを使ってくるくると回転しながら三階の鳥屋へ向かう。術譲りの場となっているのが、父子の芸の継承のイメージとも重なり、思わず目頭が熱くなってしまった。

時蔵の長総は、夫に愛想がつきていてその死をきっかけに貞女ぶりを投げ捨て、小夜二郎から荷二郎へと乗り換えて身を落としながらも逞しく生きる女を好演。再演される時はもう少しこってりと悪女ぶりが楽しめる場面も作って欲しいくらいだった。

この月の収穫は松緑。復讐譚を担うコンビの白塗りの立役の小六がよく似合った。海老蔵が自粛している間に、松緑が菊之助と組んで立役をするのにふさわしい役者になってきた。これからが楽しみになり、見送るはずだった日生劇場十二月花形歌舞伎の「茨木」はしっかり観てしまった。新春の玉三郎公演でお三輪を殺す鱶七役に抜擢されるのも納得だ。その舞台は1/6に観るのも楽しみだ。
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11/11/23 平成中村座十一月大歌舞伎を昼夜通し観劇


東京スカイツリー開業までの「平成中村座」ロングラン公演の幕開けの公演。勘三郎復帰の東京公演で仁左衛門が共演ということもあり、頑張って昼夜通しで観た!
「歌舞伎美人」の「平成中村座 十一月大歌舞伎」の公演情報はこちら
いずれも2階正面一番後ろの梅席での観劇。冒頭の写真はその席から開演前に撮影したもの(「上演中は撮影禁止」という貼り紙を確認しているので、開演前分はブログにアップさせていただくことにする)。客席の上部に吊った平成中村座と書かれた大きな提灯は開演すると梁のところまで巻き上げられていく。梅席から観る時には確かに邪魔だからねぇ。

【平成中村座 十一月大歌舞伎】
以下、演目と主な出演者を上記サイトより引用。
昼の部
一、双蝶々曲輪日記 角力場
 濡髪長五郎=橋之助
 山崎屋与五郎/放駒長吉=勘太郎
二、お祭り
 鳶頭鶴松=勘三郎
三、義経千本桜 渡海屋 大物浦
 渡海屋銀平実は新中納言知盛=仁左衛門
 女房お柳実は典侍の局=孝太郎
 入江丹蔵=勘太郎 相模五郎=橋之助
 源義経=七之助 武蔵坊弁慶  彌十郎
夜の部
一、猿若江戸の初櫓
 猿若=勘太郎 出雲の阿国=七之助
 奉行板倉勝重=彌十郎
二、伊賀越道中双六 沼津
 呉服屋十兵衛=仁左衛門 雲助平作=勘三郎
 お米=孝太郎 池添孫八=彌十郎
三、弁天娘女男白浪 浜松屋より勢揃いまで
 弁天小僧菊之助=七之助 南郷力丸=勘太郎
 赤星十三郎=新悟 浜松屋伜宗之助=国生
 忠信利平=彌十郎 日本駄右衛門=橋之助

以下、思い出すまま書いてみる。
「角力場」は橋之助の濡髪にふさわしい貫禄をみせ、勘太郎のつっころばしの与五郎も二役の放駒もよかった。八百長試合を事前に知らせずにしてわざと負けたことを「わかりそうなもんじゃないかい」と言われ、取り口を振り返る長吉が土俵際の様子を何度も「ずる、ずる、ずる、ずるっと・・・」と首をひねるのを見ていたら、そうか「ずる」をかけているのかと言葉遊びに気がついた。「角力場」3回目だが今まで聞き過ごしていたようだ。
「お祭り」で待ってましたの勘三郎!踊りにも余裕が感じられなかったのでまだまだ本調子でないことがわかった。幕切れ前には舞台の奥が開いて隅田川沿いの道に散歩している男女がこちらを覗き込んでいたのが見える。残念ながら2階の後ろではスカイツリーは視界に入らない。とにかく勘三郎復帰を祝える舞台。
昼の部一番の期待の仁左衛門の碇知盛!ご本人がよかったのは勿論、孝太郎のお柳実は典侍の局が実によかった。芝翫や藤十郎の舞台も観ているが何を言っているのか聞き取りにくかった。孝太郎の台詞は明晰で、夫銀平の日和を見る力を洗濯話に例えてしゃべるところもはっかりわかる。幼い帝に寄り添う乳母・典侍の局になっての登場もどっしりとしていてよかった。父の仁左衛門の芝居をしっかり受けているので銀平とお柳、知盛と典侍の局のやりとりがしっかりとした舞台の芯になり、ドラマの味わいが深くなっていた。
当代の碇知盛といえば、仁左衛門と吉右衛門が双璧。仁左衛門の知盛は白装束になってからの悲壮感が深い。生きた知盛が義経を討ったことが明らかになれば、頼朝を討つときに困るのであくまでも幽霊が討ったのだと思い込ませるという計略の台詞が今回はよく聞きとれたことでよくできた芝居だと感心至極。
血まみれの装束で手負いになって戻ってきた時の壮絶な様子、帝が義経を恨むなと声をかけた後で平家の因果応報について語る振り絞るような述懐、帝の供奉を義経に頼み、自分の身体が二度度と浮かび上がらないように碇に綱で縛り付け、十分に間合いをとっての後ろに飛んでの逆さ落ち!目が離せない。2階奥からは波布が上がって波しぶきを表すのも見えた。
昼の部は大満足で打ち出され、幕間でyukariさんとOさんに遭遇できていたので隣地のスポーツセンターの食堂で軽食をご一緒できてよかった。

夜の部の幕開けは「猿若江戸の初櫓」。勘三郎襲名披露公演で共演するはずだった勘太郎・七之助でようやく観ることができた。勘太郎の踊りが冴えていた。
そしてなんといっても「沼津」。十兵衛と平作が街道に見立てて客席を歩く場面では、仁左衛門が勘三郎の復帰を喜ぶような台詞を交えているのが嬉しく客席が湧く。この場面のいい笑顔のツーショットの舞台写真をしっかり買ってしまった。
孝太郎のお米がよく、仁左衛門の十兵衛も若々しいので一目惚れして求婚し振られるという筋立ても微笑ましく楽しめる。平作の勘三郎もその間に立つ軽妙な芝居もよく、前半の喜劇味が十分に盛り上がる。
敵討ちの筋立てと別れ別れになった父と子の再会という義理と愛情の板ばさみのドラマが大きくうねる。娘の敵を知る十兵衛が息子であることを知った平作は、自分の命を投げ出して敵のありかを聞きだし、死にゆく父と親子の名乗りをする十兵衛という涙の幕切れ。しっかり泣かされた。

「弁天娘女男白浪」は七之助と勘太郎の共演が楽しみだった。七之助の弁天のビジュアルが楽しめたのはいいが、台詞がくずしすぎで興ざめ。まるでヤンキーの兄ちゃんの弁天になってしまった(^^ゞ橋之助と国生が実は親子の役で共演しているのも歌舞伎ならではという感じだし、他の若手も楽しませてくれたのがよかったかなぁ。

11月の平成中村座は勘三郎の復帰祝いと仁左衛門との競演がよかった。これを書いておかないと年が越せないということで・・・・・・。
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11/10/10 玉三郎特別舞踊公演を楽しめたことは収穫?!


10月の書いておきたい舞台その2。
「歌舞伎美人」の「日生劇場 坂東玉三郎特別舞踊公演」の公演情報はこちら
冒頭の写真は日生劇場のロビーにあった看板を携帯で撮影したもの。玉三郎の3本立ての舞踊公演だが、実は私、歌舞伎の舞踊だけの公演を観るのは初めてだった。観劇も左脳でするタイプのようで芝居を観るのは得意だが、舞踊を観るのは苦手で今回も寝てしまうのではないかと危惧。

普段はしっかりとしまいこまれている「坂東玉三郎舞踊集」の箱の中から「藤娘」と「楊貴妃」を出してきて、字幕つきの設定にして直前に予習をし、プログラムも観る前に買って解説ページ(通常の公演の分よりも詞章が詳しく掲載sれているのが有難い)を読んで臨んだ。

成功!3本ともしっかりと楽しんで観ることができた。少しは自分の進歩を感じることができて嬉しかった。やっぱりこの方法は自分に合っている(笑)
以下、上記のサイトの情報等を引用加筆して、印象に残っていることを書いておこう。
【傾城 吉原絵巻】長唄舞踊
傾城=玉三郎
新演出ということで冒頭に花魁道中がつけられたが、舞台中央に若い者の肩に手を置いた傾城が板付きでいて、周囲を少々めぐるだけだった。チラシや来年のカレンダーの表紙に使われている赤地に金糸で鳳凰を豪華に刺繍した裲襠(うちかけ)姿での登場。確かこの裲襠は仁左衛門と共演した「廓文章」の夕霧の時に新調したものだと思う。話題にはなっていたのに舞台では意外にもあまり目立たなかった。写真や映像ではその刺繍の美しさが際立つが、舞台で遠くから見るには不向きなのだろう。それでも今回は冒頭に活用し、その後、何回も衣装を変えての登場は目の保養になった。
四季折々の美しさと廓の風情を詠みこんだ長唄に乗せた舞踊は美しかった。

【藤娘】長唄舞踊
藤の精=玉三郎
六代目菊五郎が舞台装置を工夫して大きな藤とその花房の陰から姿を現すことで大きな身体を可愛らしく見せたことから、そのような装置の舞台が踏襲されることが多かったとのこと。
玉三郎の用意した舞台装置は藤の枝の這い方も違っていた。登場も板付きで照明が当たると藤娘がそこにいるという演出。途中で姿を隠すところも中央の太い幹だけでなく、上手に大きくうねった枝がありその陰も利用するなど変化があった。
藤の精の可愛らしさ、酒を飲んで酔態の態で廓の女の妖しい色気がにじませたり、短い舞踊の中で変化に富んでいて、初めて面白いと思えた「藤娘」となった。

【楊貴妃】
楊貴妃=玉三郎 方士=彌十郎
今年の7月に福助と海老蔵の共演で観た大佛次郎作の「楊貴妃」という芝居とは全く別物(笑)
玄宗皇帝が楊貴妃の死後も恋慕の情がやまず、方士に手紙をもたせて遣わしたというストーリーの舞踊劇。
プログラムにあった方士姿の彌十郎の舞台写真は壮年の拵えだったが、今回は白髪の鬘で老方士という設定。修行の年功を積んでいる方が通力がありそうでよい。
冥界で楊貴妃が登場する装置は、能で使われているようなシンプルなもの。「帝からの御使いか・・・・・・」というような台詞がひとこと発せられ、久しぶりに観ることができた玉三郎の舞台でようやく声が聞けたことが実に嬉しく感じられた。
楊貴妃は玄宗皇帝との思い出を方士を帝にみたてた連舞で見せる。二枚の扇を使って「比翼の鳥」「連理の枝」のように愛し合ったことを舞う様子は実に美しかった。名残を惜しみながら折りたたんでいた袖先(水袖?)を長くして舞い、冥界に戻っていく場面では金城武×チャン・ツィイー×アンディー・ラウ競演の映画「LOVERS」でチャンがやはり長い袖を自在に操って舞っていたことも思い出した。透けるカーテンを張り巡らしたような舞台装置もシンプルでありながら幻想的でよかった。
長唄舞踊2本もよかったが、物語がわかりやすい「楊貴妃」が私には一番見応えがあった。

「楊貴妃」を実際に観る前に買った舞台写真に写っていた装置が今回のものではなかった。終演後に売り場に立ち寄って確認したところ、以前の舞台のものだという。そういう場合はきちんとそれがわかるように掲示を出しておくべきだと言って、今回の舞台の写真と交換してもらった。ロビーではさらに写真やプログラムの購入を呼び掛ける男性職員がいたので、その方にも意見を申し述べておいた。

言うべきことは言いながら、ちゃんと来年の玉三郎カレンダーも早々と買ってきた。丸まっているのを伸ばしてずっと吊っておいたので、明日あたりには定位置に持っていこうと思っている。

(12/30追記)
今回のプログラムは、玉三郎が36年前にマクベス夫人で日生劇場初出演してから2000年の「海神別荘」までの舞台写真が網羅されているのが魅力的。「メディア」で殺した子ども二人を抱えてすっくと立っているところの写真などはすごい迫力だ。永久保存版に決定(笑)
さらに1月にル・テアトル銀座で玉三郎初春特別公演が決定という特報チラシがプログラムに挟み込まれていて、口上姿の玉三郎がこちらを見ている写真を見てしまえば、これは行くしかないと決意を固めた次第。
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11/12/25 クリスマスは娘と映画、自由軒のドライカレー


3連休なので、実家に顔を出そうかと思っていたら、娘も一緒に出かけたいと言う。母と娘で私を取り合っている状態(笑)母に電話してそう言ったら「私は別に取り合っていない。来なくてもいい」と言い張るので、娘につきあうことに決定。

久しぶりに自転車を連ねて、さいたま新都心へ。MOVIXさいたまで「もののけ島のナキ」を観ようとしたが、残席数僅かにてあきらめ、それぞれの観たい映画にした。私は3時くらいからの「源氏物語 千年の謎」、娘は4時くらいからの「けいおん」のチケットをとり、昼ごはんへ。
いつもファミリーレストランでは芸がないので(笑)、同じショッピングモールにある「せんば自由軒」でお替り自由のサラダセット付きを食べることにした。娘は最近「ナマ野菜が食べたい」とうるさいので、たまにこういうガス抜きが必要なのだ。

私は「名物インディアンカレー」というドライカレー、娘は「名物ハイシライス」(ハヤシライスといわない)を注文。冒頭の写真の手前が私である。サラダを彩よくてんこもりにするところにエネルギーを注いだ(実にバカバカしいが真剣!)。
娘は以前カレーの方を食べて辛かったのでハヤシにしたとのことだが、野菜サラダがどうしてもポテトやマカロニに偏るのが困ったものだ。
ふたりともウスターソースをかけてまぜるのを忘れたので、それはまたの機会にということで・・・・・・。

「源氏物語」の方が2時間半と長いので、30分くらい私が待ってシネコンの出口に迎えにいき、ぶらついてから帰宅。
(追記)
「源氏物語」は、光源氏役の生田斗真もよいが、現実の世界の光の君の藤原道長の東山紀之がまたカッコいい。昔、TVのスペシャルドラマで光源氏をやっていたのを観たっけ。それを踏まえて余裕の道長役だった。それを踏まえて藤原道長が主役の平岩弓枝の小説「平安妖異伝」を読み始めた。玲小姐さんから借りていたものである。面白い。
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11/10/15 さいたま千穐楽「アントニーとクレオパトラ」の騒がしい純愛


観劇の感想が滞っているが、これは書いておきたいというものからアップしたい。まずは「アントニーとクレオパトラ」から。
昨年10月は日生劇場で幸四郎主演の「カエサル」を観た。その前に家にあった新潮文庫でシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』を読んだが、戯曲の主人公はシーザーではなくブルータスだった(^^ゞ
「カエサル」の感想は未アップだが、古代ローマの歴史物語は好きなので、今回も楽しみにチケットをとり、観劇直前に松岡和子訳の戯曲(ちくま文庫)も読了。こりゃあ、かなりドタバタと滑稽な男女の愛憎劇でもあるぞと把握して観劇に臨む。

彩の国さいたま シェイクスピアシリーズ第24弾「アントニーとクレオパトラ」
作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子
演出:蜷川幸雄
以下、ストーリーをシアターガイドの公演情報より引用し、配役を加筆。
紀元前40年のローマ帝国。ジュリアス・シーザー亡き後、マーク・アントニー(吉田鋼太郎)、オクテヴィアス・シーザー(池内博之)、レピダスの三執政官が権力を握っていたが、名将アントニーも今ではエジプト女王クレオパトラ(安蘭けい)の色香の虜。遊興にふける日々を送り、周囲をあきれさせている。そこへ妻のファルヴィアが、シーザーに対し出兵し、その後病死したという報せが入る。アントニーの心は揺れるが、ポンペイ(横田栄司)がローマへ宣戦布告するという事態に、クレオパトラの懇願を振り切り、腹心イノバーバス(橋本じゅん)らとローマへ戻る。
亡き妻が起こした戦争で気まずくなったシーザーとの仲を修復しようと、アントニーはシーザーの姉オクテーヴィア(中川安奈)との結婚に踏み切る。こうして和解したアントニーとシーザー。やがて、ポンペイと三執政官のあいだでも和議が整い、船上で盛大な宴会が開かれる。
しかし、その後平和は続かなかった。シーザーはアントニーを裏切りポンペイに戦いをしかけ打ち破ると、今度はレピダスを監禁し、全世界の覇権を手にしようともくろむのだった。その専横ぶりが許せないアントニーは、妻を捨てクレオパトラの元に戻り、シーザーとの戦いに挑む……

安蘭けいは、宝塚で「王家に捧ぐ歌―オペラ『アイーダ』より―」のアイーダ役で観て以来(安蘭と王女アムネリス役の檀れいの二人がよかった)。蜷川組初参加だが、彼女が在日韓国人というご縁で初の韓国公演も組み込まれているというのも快挙だ。

その安蘭のクレオパトラが登場すると、この美しさにアントニーがメロメロになるのは無理もないキャスティングだと納得。とにかくタイトルロールの二人の「馬鹿っぷる」ぶりがすごい。いい大人が相手の気を引こうとする甘えたりすねたり怒ってみせたりと、駆け引きが目まぐるしい。権力を持つ男と女の騒がしい純愛は、周囲の者が「夫婦喧嘩は犬も食わない」と素知らぬ顔もできずに巻き込まれるのが気の毒千万。生き方のテンションの高い人間は、恋愛面においてもハイテンションという典型なのだろう。これは今年の大河ドラマ「江」が秀吉と茶々(岸谷五朗と宮沢りえ)の関係を、かつてないような純愛として描いたことと重なった。戯曲を読んでいただけではわからない、男と女の愛情の機微にあふれる様子が舞台の上で生き生きと跳ねまわるのを、ニヤニヤしながら堪能。

クレオパトラのエジプトは、ローマという大国とどんな関係を結ぶかが最重要課題だった。ジュリアス・シーザーをたらしこんで庇護を受け、シーザー亡き後はアントニーを愛人にするが、今度は純愛にのめりこんでしまった。アントニーもローマの三頭政治の一角の座を投げ捨てて、クレオパトラと生きる道を選んでしまった。

クレオパトラの誇るエジプトの軍船団を使ってやりたいばかりに、陸戦に強いアントニーが二度ともオクテヴィアス・シーザーと海戦で雌雄を決しようとすることが、理性的な判断ができなくなったことの証しだ。プライドをもって女王の船を出したクレオパトラが残虐な戦の現実に耐え切れずに二度とも逃げ出すところが愚かしい。そして我を忘れてそれを追いかけてしまったアントニーは正気の沙汰ではない。アントニーに惚れ込んでいた部下たちが次々と離れていき、ついには腹心の部下イノバーバスまで裏切った。
それをアントニーが恨まないことを知って後悔の嘆きにくれるイノバーバス。彼の魂の叫びを橋本じゅんが熱演したことで、アントニーの英雄性が炙り出される。英雄が愚かしい面を見せることでドラマが人間くさく面白くなるのだ。だからシェイクスピアの芝居は見応えがある。

侍女のシャーミアン(熊谷真実)は、女王の純愛もうまくサポートしていたが、最後はミスリードを犯す。女王が自害したという偽の情報を流してアントニーの怒りを解こうとしたのに、絶望に追い込んでアントニーの自害を招く。
アントニーの死を見届けたクレオパトラは、シーザーの勝利の証しの見世物にされることを拒み、毒蛇による自死を選ぶ(毒蛇の小道具がちょっと大きすぎたのはご愛嬌か)。その亡骸を女王にふさわしく飾ってシャーミアンも殉死。熊谷真実は女主人への愛情をたっぷり滲ませ、クレオパトラの人間的魅力を膨らませる好演。

始まりは喜劇的だったのに大悲劇として締め括られる。この落差の大きさがドラマの奥行きを広げ、人間という存在への愛情を深める効果を生んでいる。俳優たちが生き生きと魅力的な人物として動き回る蜷川マジックが今回も小気味よい。蜷川幸雄がシェイクスピアと格闘する舞台を観る幸せを今回も噛みしめた。

Wikipediaの「アントニーとクレオパトラ」の項はこちら ←上演史のところの「2011年、日本初演」というのは間違い。ちくま文庫版は末尾に戦後日本の主な上演年表をつけてくれているのですぐにチェック済み。
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11/12/23 職場の大掃除疲れが出たクリスマスイブイブ


今年は12/22の午後に職場の大掃除が決行された(笑)
来週の月曜日26日には月次会議と忘年会があるので、繰り上げての実施。その後になると上のフロアの研究員さんたちは代休や年休等を取得して出勤人数が減ってしまうので、人手があるうちにやってしまおうということだ。
例年、上のフロアの男手の応援を頼んで、私のフロアの資料室と隣の会議室の蛍光管も上とともにやってもらっている。まぁ、全国の事業所でここまでやるのは四ツ谷だけだろう。公共の図書館などと同様に閲覧者のために照明の明るさをキープしたいという目的でずっと継続していただいてきている。管理部門に日常的に清掃をお願いしている業者さんへの外注を打診したが、他にそんな部署はないと却下されたのだった。まぁ、やっていただける慣習を極力残していただくようにしたいものだ。

おっと忘れていたことに前日に気がついた。例年は大掃除の前に小分けにして資料室の書架上の拭き掃除をすませておいたのをすっかり忘れていた。異動してきた年の大掃除の前に、思いついてクイックルワイパーのようで柄に継ぎ目のない物を雑貨屋さんで買ってきて、不織布のシートの代わりに濡れ雑巾をつけて一度に何列もの書架の上を拭けるように工夫した。書架の列の間に脚立を立ててワイパーを振り回すのでけっこうな仕事である。

それを今回はいっぺんで全部の書架の上を拭く作業をしたので、実に実に疲れてしまった。天皇誕生日で休みの今日は昼まで二度寝を決め込んだ。

15日に彩の国芸術劇場にさいたまゴールドシアターの「ルート99」の千穐楽を観に行った帰りにJR与野本町駅の近くにあるシャトレーゼに立ち寄り、クリスマスケーキを予約し、イタリアのクリスマス菓子であるパネトーネを買ってきた。ドイツのクリスマス菓子のシュトーレンはどうも私たち母娘の好みに合わず、何日も食べ続けるのが難しいので、今回はパネトーネに挑戦した。私はオレンジピールの味が強すぎるが難だと思ったが娘は気に入ったらしい。四分の一ずつ食べているが、最後の一切れはとられそうな気がする。

さて、イブイブの今日で予約をしてきたケーキを引き取ってきたのが冒頭の写真。チョコクリームのクリスマスケーキは娘に買ってやったことがないので、案の定喜んだ。ホールケーキへのこだわりが強いので、仕方なくここのところリクエストに応えているが、クリスマスケーキの相場の高さに毎回どのへんで手を打つかと悩む。
今回のケーキはリーズナブルな値段だったが、生産コストを安く抑える工夫がよくわかった。母娘でここで工程を省いているよねとか、分析が続く。苺も別の箱に入っていて、飾りつけを楽しんでもらえるというのもなんともうまい言い方だと感心。苺のヘタをとって飾りつけるのは娘にやってもらった。なんだかんだとそれなりに満足できたのでOKだが、今後はチョコクリームタイプは買わなくていいねぇという結論になった。
生協の宅配で届いていたローストチキンレッグも食べてそれなりのクリスマスイブイブになった。

さて、明日のクリスマスイブは日生劇場と新橋演舞場のハシゴなので娘はお留守番。だから繰り上げてイブイブにした次第。


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11/12/3 録画で観た映画「おろしや国酔夢譚」の緒方拳の「俊寛」

BS朝日サタデーシアターの12/4のオンエアを録画しておいた映画「おろしや国酔夢譚」を何回かに分けて鑑賞。実話にもとづいた井上靖原作の小説が映画化され、封切られた頃から1回観てみたいと思っていた作品。
Amazonの「おろしや国酔夢譚 特別版」のDVDの情報はこちら
以下、上記よりあらすじをほぼ引用。
1782年、船で遭難した大黒屋光太夫(緒形拳)らはおよそ9ヶ月の漂流の末にカムチャッカ半島に漂着。光太夫ら生き残った6人の日本人たちは日本へ帰る日を夢見ながら極寒のロシア・シベリア地方を転々としていく。やがて光太夫は学者キリル・ラックスマン(オレグ・ヤンコフスキー)と友人になり、彼らの協力で女王エカテリーナ二世(マリナ・ブラディ)との面会が可能となるが……。
BS朝日「サタデーシアター」の項はこちら
Wikipediaの「おろしや国酔夢譚」の項もこちら

1992年制作だから20年も前の作品で、出演者がみんな若い。一緒に観ていた娘も驚いた。緒形拳にはカッコいいと感嘆。西田敏行も、劇団☆新感線の「SHIROH」の松平伊豆守でお気に入りの江守徹も痩せていてこんなにイケメンだったのと聞いてくる。沖田浩之もこの頃は頑張っていたのになぁ。
漂流民が日本に戻れた例はないという現実に立ち向かい、あきらめずに道を求める光太夫の姿が周囲の人々を動かしていく。光太夫に会った何人もの知識人が彼の生きざまに心を動かされて著作の中で言及するくらいになっていた。友となったラックスマンがコーダユ=光太夫ほどの人間が船頭をやっているような日本は素晴らしい国に違いない。だからこそ対等に交易を結ぶべきと主張してくれたことに胸を打たれた。緒方拳がそれだけの人物像を存在感をもって抑えた演技でくっきり浮かび上がらせているのががよい。
ドラマチックな歴史的な実話を実に淡々と描き出しているのがまたよい。漂流した17人が漂流の中で、異国の地で一人二人と死んでいく。庄蔵(西田敏行)は凍傷で片足を切断し生きる希望を失ってロシア正教のキリストに生きる支えを求め、それまでの漂流民と同様に日本語教師となった。若い新蔵(沖田浩之)は現地のロシア人女性とともに生きることにしてイルクーツクにとどまった。
日本に帰る望みを抱き続ける3人がペテルブルクまで行き、光太夫がラックスマンの助力を得てエカテリーナ女帝の謁見をようやく実現する。夏の宮殿に逗留中の女帝は、話題の人物コーダユに会ってもよいという気になったのだ。漂流して多くの仲間を失ったことに同情し、光太夫に何か歌えと命じる。

ここで緒方拳の光太夫が人形ぶりで浄瑠璃で「俊寛」を語り出したのに驚いた。確かに当時の日本で広く楽しまれたのは人形浄瑠璃だろう。流刑にあった俊寛が恩赦のかなった丹波少将成経たちが乗る赦免船が遠ざかっていくくだりだ。日本語のわからない女帝は途中でやめさせて退席しようとするのに追いすがって必死の嘆願。女帝は心を動かされたというよりも、大の男が涙を流して訴える姿に気まぐれのように帰国を許す。
女帝の親書を届ける船に乗せられて蝦夷地まできたものの、鎖国中の幕府はすぐに受け入れてくれない。碇を下した船の中で命を落とす小市(川谷拓三)が哀れ。
ついに若い磯吉(米山望文)と二人だけで日本の地を踏めた光太夫だが、罪人護送用の駕籠で江戸へ運ばれる。休息で駕籠から出された海辺で海の向こうに別れてきた仲間たちを思って再び「俊寛」を語る。再会は「未来で」というくだりにまた胸を打たれる。帰りたかったろうに時代が状況がゆるさなかった仲間たち・・・・・。

20年前に映画を観ていたら、この「俊寛」の場面の素晴らしさが理解できなかったろうと思う。当時、あまり評価が高くなかったように記憶しているが、これは作品を味わうには少し修行がいるだろうなぁと納得した次第。
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11/12/18 娘がAO入試で内定しました!

娘は伯母の家に放射能疎開した1ヵ月の中で大学へ行くことを決意。最後の最後でオープンキャンパスに行き、11/3の学園祭の時の個別相談で説明を聞いてきたAO入試を12/17に受けた。エントリーするまでのサポート、受験に行く前日のドタバタ、いずれも大変な1週間だった。

さて、当日は面接も緊張したけれど面白かったと言っていたが、その結果がさっそく翌日の今日、レターパックで届いた。
内定の通知だった!
これから出身高校の調査書等を揃えて提出しての審査となり、その後に最終的な合否判定となるようだ。
11/3の個別相談では、センター入試も実力を試すために受けることと、英語検定も受けておくことををすすめられていた。その両方が1月にあるので、これから真面目に勉強することになる。

娘が大学生になるということが現実のものになってきた。学費は父親が出すにしても毎月のかかりは私の負担になるだろう。今月のボーナスで住宅ローンの繰り上げ返済をしたが、これでどうやら毎月の返済だけで定年前に返し終わる目途がついたと思う。
娘が卒業するまでの間は繰り上げ返済もあまりできなくなると思うが、病気をしながらも勉強をしようという気になった娘をサポートしてやりたい。

私の方の体調も風邪が治ったというのに息苦しい状態が続くので、ちょっとまいっている。ようやくインフルエンザワクチンの接種にはこぎつけた。その時にかかりつけの耳鼻科のO先生に肺炎ウイルスワクチン接種まですすめられてしまった。喘息の人が肺炎になるとコワイからということだったが、「8000円とちょっと高いけどねぇ」とのこと。「○○さんはお芝居を一回我慢すれば大丈夫でしょ」とからかわれた。
確かにねぇ・・・・・・。ちょっと考えます。
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11/12/13 松竹歌舞伎会ゴールド会員記念品に「一筆箋」が実現!+失敗談


冒頭の写真は、12/13に届いた「松竹歌舞伎会ゴールド会員のご案内」の一式。ちょうど14日が誕生日なので間がいいなぁと思いながら開封してびっくり!
昨年末に届いた記念品に対する感想と要望をこちらでも記事アップしておいたが、なんとそこでリクエストした「一筆箋」が入っていた!!会員のお知らせにゴールド会員のみに贈呈と書かれていた。
「一筆箋」のデザインとして1年間に上演された演目の外題を勘亭流で書いたものと書いておいたが、今回届いたのは月刊の会報『ほうおう』の表紙を飾っていたカラーデザインだった。白黒印刷の方が安く仕上がるかと控えめなリクエストを書いておいたのだが、カラー印刷のものがいただけたのはちょっと嬉しかった(^^ゞ

特別会員と共通なのが手帳のようで、今年はチケットをはさんで持ち歩けるサイズにリニューアルされ、今回はカバーもつけたとのこと。写真で焦げ茶色で写っている冊子だ。
松竹歌舞伎会の会員特典のチケット代5%引きがなくなって不満分子化していたが、まぁ少しは努力をされていることを認めよう。

(12/17追記)
大失敗してしまった(T-T)
平成中村座の昼の部に行ったら私の席に他の方が座っているのでスタッフさんに確認してもらったところ、私の方のチケットが夜の部のものだった。昼の空席と交換というわけにはいかず、チケットを買わないと昼の部を観ることができない。
夜は実家にまわる予定なので観ることができないし、どうしようと悩んだ。思いついて北西のキティさんにSOSの電話をかけたところ、急なお願いだったにも関わらずピンチヒッターを引き受けていただくことができた。
私は立見席で頑張ることにし、夜の部のチケットはもぎられた半券も探し出していただき、きちんとした1枚として再発行していただいた。ところが今度は間違って発券されてきた。昼の部のチケットになっていたので、夜の部に再再発行してもらった。そんなこんなで「車引」は藤原時平が姿を現すところからようやく観劇開始という感じになってしまった。とにかくチケットウェブ松竹でとった時のチェックもれをした自分が悪いのだが、自己嫌悪からなかなか立ち直れない・・・・・・。

3時20分に雷門前で待ち合わせし、浅草寺の羽子板市も一緒にチラ見して二天門から出て、花川戸公園ではきもの市をやっている(履物問屋発祥の地の碑もあり)のを横目で見ながら隅田川沿いの道までご案内。平成中村座に向かう人々の群れについて行ってねとお願いし、東武浅草駅から一本で行ける実家に回った。キティさんに感謝至極m(_ _)m

その後また気がついてしまった・・・・・。昼の部の分のポイントGETができていないじゃないか!新しい歌舞伎座のこけら落とし公演先行予約会員になるためにも高いチケット代を我慢して頑張ってとった平成中村座なのに~。どこかで穴埋めをしないといけないのかなぁ?フゥーッという感じでかなりの落ち込み・・・・・・。
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11/12/11 皆既月食を堪能!キレイに写真が撮れました!!


今日は綺麗に晴れ上がって日中は温かかった。
この晴天ゆえ、夜の皆既月食が楽しめた。皆既月食中は、まるで夜空に灰色のボールが浮かんだように立体的に見えた。夜中の1時前くらいにはもう戻りがすすんで、地球の影が円弧をくっきり描いていた。肉眼では残念ながら乱視のためにはっきり見えず、娘と二人で観劇用の双眼鏡をもってマンション前の道路に出た。双眼鏡越しにははっきり見えた。さらに娘がレンズ越しにデジカメをくっつけて撮影に成功したのが冒頭の写真。
娘、ナイスやで~。

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