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11/19福井散策(1)福井城跡の内堀と橋
レンタサイクル散策の一番の目的地は「養浩館庭園」。地図を見ながら走っていったが、なかなか着かない。目印にしていた施設から離れすぎたと思ったので、路上にいたおじ様に聞いてみたらやっぱり行き過ぎていた(^^ゞ
ようやくたどり着き、入場券を買ったら「福井市立郷土歴史博物館」との通し券の方が割引になるので当然そうした。しかしながら自転車を置くところがない。博物館の方に先に行って隣の養浩館に回るのがよかったのかもしれないが、時間がないので門を入ってすぐのところにとめさせていただいた。
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Wikipediaの「養浩館庭園」の項はこちら
先にお庭を回遊すると散り紅葉が美しい。その中で赤く小さい葉を2枚、くぬぎの黄葉を1枚いただいてきた。
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その後で建物に上がり、お部屋をしっかり見せていただく。お湯殿は湯船のない蒸し風呂で身体を流すところの床には中央に向かって傾斜しているという説明もあって、造りの工夫に感心至極。
圧巻は御座の間。冒頭と下の写真のいずれもそちらからの撮影。縁側のすぐ近くまで池がきていて、黒っぽい真鯉や緋鯉のけっこう大きなものが悠然と泳いで近寄ってくる。まさに藩主や元藩主がこの別邸でくつろいで庭を眺めたのだろうと思われた。
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お月見の間は反対の側にあり、塀の下に水の流れをつくり、その水音を楽しみながら塀の上の空にかかる月を愛でたのだろうかと想像をめぐらした。足羽山でとれる笏谷石がうまく使われている。この青い石は水に濡れるとより青さが際立って実に美しいので、泉水庭園に実にぴったりなのだ。
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その後なんと研修でご一緒した方と遭遇。その方は実に詳しく、この建物は福井の空襲で焼けてしまったのを戦後に復元しているが出来がよいのだとのこと。さらに泉水式庭園としても大名庭園の中ではよくできていると教えていただいた。
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そして、庭園が御座の間に座った高さで襖などで縁どられて一幅の絵のように見て綺麗に見えるように作られてあるという話になり、そうそうBS朝日の「京都1200年の旅」の東山銀閣寺の回で、足利義政正が東求堂からそのようにして庭を眺めたというエピソードと重なった。
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下がそのように畳の上に座って一幅の絵のように写した写真だ。「養浩館庭園」はなかなかよいところだと実に満足できた。
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ランチで合流したお義姉さんとの話で、娘が昨年の放射能疎開でお世話になった時に桜の季節に来ていたことが判明。まさに桜の咲く季節に再訪できたら素敵だろうと思えた。
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「福井市立郷土歴史博物館」は(3)にて。