ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

12/11/19 福井駅西口からレンタサイクルで散策(2)「養浩館庭園」

2012-11-29 23:45:00 | おでかけ、旅行

11/19福井散策(1)福井城跡の内堀と橋
レンタサイクル散策の一番の目的地は「養浩館庭園」。地図を見ながら走っていったが、なかなか着かない。目印にしていた施設から離れすぎたと思ったので、路上にいたおじ様に聞いてみたらやっぱり行き過ぎていた(^^ゞ
ようやくたどり着き、入場券を買ったら「福井市立郷土歴史博物館」との通し券の方が割引になるので当然そうした。しかしながら自転車を置くところがない。博物館の方に先に行って隣の養浩館に回るのがよかったのかもしれないが、時間がないので門を入ってすぐのところにとめさせていただいた。

Wikipediaの「養浩館庭園」の項はこちら
先にお庭を回遊すると散り紅葉が美しい。その中で赤く小さい葉を2枚、くぬぎの黄葉を1枚いただいてきた。

その後で建物に上がり、お部屋をしっかり見せていただく。お湯殿は湯船のない蒸し風呂で身体を流すところの床には中央に向かって傾斜しているという説明もあって、造りの工夫に感心至極。
圧巻は御座の間。冒頭と下の写真のいずれもそちらからの撮影。縁側のすぐ近くまで池がきていて、黒っぽい真鯉や緋鯉のけっこう大きなものが悠然と泳いで近寄ってくる。まさに藩主や元藩主がこの別邸でくつろいで庭を眺めたのだろうと思われた。

お月見の間は反対の側にあり、塀の下に水の流れをつくり、その水音を楽しみながら塀の上の空にかかる月を愛でたのだろうかと想像をめぐらした。足羽山でとれる笏谷石がうまく使われている。この青い石は水に濡れるとより青さが際立って実に美しいので、泉水庭園に実にぴったりなのだ。

その後なんと研修でご一緒した方と遭遇。その方は実に詳しく、この建物は福井の空襲で焼けてしまったのを戦後に復元しているが出来がよいのだとのこと。さらに泉水式庭園としても大名庭園の中ではよくできていると教えていただいた。

そして、庭園が御座の間に座った高さで襖などで縁どられて一幅の絵のように見て綺麗に見えるように作られてあるという話になり、そうそうBS朝日の「京都1200年の旅」の東山銀閣寺の回で、足利義政正が東求堂からそのようにして庭を眺めたというエピソードと重なった。

下がそのように畳の上に座って一幅の絵のように写した写真だ。「養浩館庭園」はなかなかよいところだと実に満足できた。

ランチで合流したお義姉さんとの話で、娘が昨年の放射能疎開でお世話になった時に桜の季節に来ていたことが判明。まさに桜の咲く季節に再訪できたら素敵だろうと思えた。

「福井市立郷土歴史博物館」は(3)にて。

12/11/28 今なぜ福井キャンペーン?!

2012-11-28 23:59:53 | つれづれなるままに

左の下の親知らずの腫れの痛みが上顎まで広がって、左側の顎が痛くてたまらない。市販の鎮痛剤を飲んでいるが、朝飲んだ分のヤク切れになるとズキズキと痛み、我慢できずにかかりつけの大宮の歯医者さんに電話し、最後の時間帯で予約を入れた。

消毒していただいて、鎮痛剤と抗生物質を処方していただき、薬局でお水をいただいて飲み、ヤクが効いてきて、やっとひと人心地がついて御飯の用意。

JR大宮駅のコンコースを歩いていると大きな吊り広告が目に入った。
「おっ、恐竜で福井のキャンペーンだ!」
福井県立恐竜博物館は娘の小学校6年生の時の夏休みの自由研究にしたっけなぁ。

裏は、越前ガニで「食の国 福井」になっている。これはオスガ二だが、小ぶりのメスのセイコガニにも店によっては黄色い越前ガニのタグが付いていたっけなぁと、つい先頃の研修出張を思い出す。それで蕁麻疹が出たのかもしれないが(^^ゞ
(左に写っているのは、大宮駅コンコースの待ち合わせ場所の「まめの木」のモニュメントの金属棒部分)


しかしながら、今、なぜ福井のキャンペーンに力が入っているのだろうかと思いを巡らし、ハタと思い当ってしまった!

原発がたくさんあるというイメージのついた福井の良いところを宣伝し、マイナスイメージを払拭させようというのではないか?!(そのための予算がついてもいるんじゃないだろうか?)

敦賀の原発で事故が起きると放射性物質による被害が出ると滋賀県の嘉田知事が動いたが、結局は近隣の知事どうしの共同行動としてまとまらなかった。地方行政レベルでやれることには限界もあり、嘉田さんは国政を変えようと新党を結成したんじゃないだろうか?

それにしても、なぜ福井には原発がたくさんあるかというのが東京にいてはピンとこない人が多いだろう。大体、東京から福井は遠い。JRのこの吊広告には、地図の上に、東京→大宮→高崎→長野→金沢→福井→敦賀という路線図があって、陸路をJRで行けますよという宣伝になっている。
しかしながら、やっぱり東京近県からは馴染みがないエリアであり、経済の地域格差の大きさはピンときにくい。私も結婚してツレアイの実家が福井だったので、何度も帰省する中で実感を強めていった。

三世代同居世帯が多く、共働き率が日本一だ。ということは片働きでは食べていけないということからの共働き世帯が多いということ。人口だって全県で70万人ほどだと研修で聞いた。世帯当たりの自動車保有数も日本一というが、二台め以降は軽自動車が多いのが1週間、住宅地域をバスで通っていてよくわかった。

それと情報源が圧倒的に偏っている。私が結婚した1980年代から今まで地上波で見ることができるテレビは4つしかない。NHK総合と教育、フジ・サンケイ系列と読売系列の4チャンネルで、夜の報道番組で「報道ステーション」や「ニュース23」を見ようとしたって、その系列がないのだ。
見ることができる4つといっても3系列のテレビの原発に対する報道姿勢はいわずもがなである。
1980年代に帰省して、夫の友人の家で2組の夫婦で時事問題の話になった時に、久米宏の「ニュースステーション」と言って話が通じずに驚愕した記憶がある。

今回もお義姉さんから、一時期、東京にいた頃に読んでいた毎日新聞を福井でとったら近隣の広告が入らないので福井新聞にしてしまったと嘆いていた。
東京にいると、地方では保守的な情報しか得られないこと、保守的なしがらみがあることがわかりにくい。
都市部と地方の人びとの意識の違いもわかった上で、いろいろと考えていかなければならない。
そのあたり、本当に難しいが、それを乗り越える一つの手段が、インターネットかもしれないと考えてはいる。

12/11/19 福井駅西口からレンタサイクルで散策(1)福井城跡の内堀と橋

2012-11-27 23:59:56 | おでかけ、旅行

1週間の研修中は1日をのぞいて雨ばかり。終了翌日はすっかり晴れあがった。午後便の飛行機にしたのでお義姉さんが仕事をしている午前中のみ散策。
福井駅東口のエアポートバスの乗り場のコインロッカーに荷物を入れ、西口に回って福井まちなか案内所のレンタサイクル(無料!)を借りて出発!

夜の飲み会の後、ホテルまで戻る時にライトアップされていた福井城跡の内堀と橋を明るい昼に撮影したかったので、直行!!
石垣と内堀は残って、城跡には福井の県庁舎が建っている。それってどうかなぁという気はするけれど、まぁいいことにしておこう(笑)

とにかく天気がよいので、お堀の水に石垣やら紅葉の木々や青空が写って綺麗だったのには満足。携帯で撮影した冒頭の写真からもわかっていただけると思う。
Wikipediaの「福井城」の項はこちら
続けて「養浩館庭園」をじっくり観て、「福井市立郷土歴史博物館」は駆け抜けて時間切れ。
そちらは(2)以降にて。


本日=11/27は日曜日の分の代休をとったが、とにかく疲労困憊でこのくらいしか記事アップできなかった。いただいているコメントにも返事を失礼してしまっているが、もう少しお待ちいただくことをお願いします。

実は、一昨日から左奥の親知らずが腫れて痛んで困った。口腔外科でないと抜けない歯なのでずっと腫れてはごまかしを繰り返してきた。ついに覚悟を決めて抜歯を予約。混んでいるので来年の予約だが、まずはかかりつけの歯医者さんで紹介状をいただかないといけない。それも予約した。
平日の休みだからこそここまでやれたっていうことだねぇ。

12/11/25 顔見世歌舞伎千穐楽観劇、とりあえず祝・仁左衛門復帰!

2012-11-25 23:58:43 | 観劇

月曜に福井から戻って金曜からようやく3連休。
実は福井での研修出張の半ばくらいから首から胸にかけて蕁麻疹が出てきて困っていた。越前ガニが解禁になっていて小さい方=セイコガニを食べた。体調がよくない時だったので刺激が強すぎたのかも・・・・・・。よもぎエキス入りローションとクリームを使って痒みを抑えてきたが、連休の初日は天気も悪いし昼過ぎまで寝て休養。娘の借りたDVDの返却を頼まれて、ついつい甘やかしでTSUTAYAに行くはめに(^^ゞ

土曜日には自宅近くのかかりつけの皮膚科が診療しているので行ってきた。そうしたら蕁麻疹はすぐにアレルギー反応を止めないとショック症状まですすんでしまうことがあるので気をつけるようにと指摘を受けてびっくり!蕁麻疹用の抗アレルギー剤を処方された(喘息用のものでは駄目とのこと)。

午後からは実家の母と待ち合わせ。母のリクエストで最寄りのシネコンで「北のカナリアたち」を観て食事。親孝行も忙しい。

連休最後の25日の日曜日はゆっくり寝ようと思ったら、娘に起こされてしまい、天気もよいので大物の洗濯!なんか、ちっとも休めない連休になってしまった。

顔見世歌舞伎千穐楽夜の部の観劇予定だったが、なんとか午後4時の開演ぎりぎりに着席(^^ゞ
二枚看板のうち仁左衛門が二日目から休演してしまい、3日の昼の部は梅玉による代役で観た。23日から千穐楽まで最後の3日間を仁左衛門が復帰してくれたので、仁左衛門の「熊谷陣屋」を観ることができた。
病み上がりということだったが、仁左衛門の熊谷を堪能。すごい気迫の制札の見得にびっくり(復帰の日に撮影したと思われる舞台写真をしっかり買ってしまった)。

筋書に掲載された舞台写真は、仁左衛門と昼と夜のそれぞれの代役の梅玉と松緑の写真の両方があるというちょっと珍しい状態になった。それぞれの方の代役も頑張られたようだ。

とりあえず、休演していた仁左衛門の復帰を祝いたい。冒頭の写真は3階ロビーの「めでたい焼き」のコーナーの飾り。けっこうめでたい雰囲気が出ていいかなぁと・・・・・・。

12/11/19 温かい越前そばも食べて思い残すことなく帰京!

2012-11-21 12:59:42 | おでかけ、旅行

1週間の長丁場の研修もようやく終えて、娘が東日本大震災直後の放射能疎開に行かせていただいていた福井駅近くの伯母(私にとっては義姉)のマンションに後泊で泊めていただいた。
午前中に仕事に出かけていた義姉と待ち合わせして、お昼に越前そばを食べてから小松空港に向かった。
研修中のある日の夕ご飯で駅の中の越前そばの店に一度行き、冷たいおろしそばを食べた(その日は駅前に戻るバスで酔ってしまい、さっぱりしたものしか食べられなかった(T-T))

長いこと外食ばかりしていたので、前日の夜の義姉の手料理は野菜がたっぷりで美味しく嬉しかった。
最後は温かい越前そばで締め括りたかったので、駅から徒歩3分の「福そば」へ。店頭では気が付かなかったが、入ってすぐの置物で、ずっとずっと昔、大阪に住んでいた頃、車で福井の夫の実家へ帰省して、福井駅近くの柴田神社(北ノ庄城跡)などを散策した際に来た店だとわかった。懐かしい・・・・・・。
冒頭の写真は「とり南ばん」。私は熱の通っていないネギは苦手だったのに鶏肉のスープに引かれて注文してしまい、結局ネギ大好きの義姉に全部食べてもらってしまったというオチがついた(笑)
でもネギと鶏肉の香りはよくマッチしているんだよなぁと焼き鳥の「ねぎま」を連想。

これで思い残すことなく、福井を後にした。
福井でお世話になった皆さん、お義姉さん、本当に有難うございました。

ちょっとだけ散策もしたので、今週末の連休などにご報告できればと思っている。

12/11/16 福井の研修仲間で女子会!

2012-11-16 22:34:56 | おでかけ、旅行

昨日までの荒れ模様の天気が嘘のように晴れ渡り、研修会場の福井県立図書館まで無料バスの中から周囲の山まではっきり見えた。昼休みには初めて建物の回りも散策でき、紅葉の鮮やかさをしみじみ感じた。

終了後は女性四人で飲み会。お一人がホテルにあったチラシの中で店主さんの似顔絵に勘が働いたとのこと!メインストリートからちょっと入ったところにある「ごろうじ」はまだ開店時間前。近くにあったスーパーで地元でしか買えない食品を福井に親戚のある二人の解説でみんなで買い物(笑)
開店早々だが、カウンターしか空いていない。奥は予約が入っている。来週は移転して一回り広い店にするのだとか!
写真はおすすめの地酒。魚菜処とうたうだけに、刺身はかじき、石鯛、ぶり、白子の酢の物、へしこのあぶり、二度揚げの豆腐と美味しいったらない。
新店舗準備の中で、予約のお客さんのためにたまたま店を開けてくれた日に行けたらしく、私達はラッキーの極みだったようだ。ま、頑張って勉強を続けているご褒美ということにしよう。
あと2日、頑張ります!!
(11/27写真の向きと「ごろうじ」の案内のゲラのアップ写真を追加)

12/11/15 解散?前夜に福井で銭湯

2012-11-16 00:42:40 | おでかけ、旅行

携帯から連続アップ。
解散についてはノーコメントにしよう。
連日、研修で講義を聞き続けて座りっぱなしでホテルの小さいお風呂が続くと身体を伸ばしたくなる。それをみこしてフロントスタッフに近くの銭湯をみつけてもらっていた。

本日決行!福井駅東口ホテルエコノから近くの松乃湯へ。関東とちがって奥の壁の下に浴槽はなく、コの字型に洗い場があった。紅梅の入浴剤がなかなか庶民的でよい。
入浴代は400円。マッサージチェアが30円は安い。寒いだろうと毛布をかけてくれたのにちょっと感激!最後はやっぱり何か飲みたいとフルーツ牛乳を一本。100円!
写真は横になってしまうが松乃湯の入り口の暖簾。男湯女湯それぞれに大きく「ゆ」と染めぬかれているのが懐かしい。
就職してすぐの配属先は神戸で、風呂なしアパートにしたので銭湯に通ったものだ。
明日もまた行きたくなったなぁ。
(11/27写真の向きとフルーツ牛乳の写真を追加、松之湯のリンクも追加)

12/11/14 福井にて森光子さんを悼む

2012-11-15 00:17:16 | つれづれなるままに
12 日に羽田空港から出発した時は晴れていて、雪をかぶった日本アルプスを越えたら厚い雲のじゅうたんとなり、小松空港に降りたら雨。
以降、荒れ模様の天気が続くのに驚いています。連日強い雨の中で雷鳴が轟き、今日はひょうが降りました。日本海側は本当に気候的に太平洋側と正反対だと思い知らされてます。
なんとか敦賀にいかなくてすむようになったのが救いです。
女優の森光子さんの訃報にまたひとつの時代が終わったなという感慨を抱き、お元気なうちに代表作品の「放浪記」を観ることができたのは有り難かったとしみじみと思いました。ご冥福をお祈りします。

12/11/10 明治座に猿之助の花形歌舞伎を観劇(記念写真のみ)

2012-11-12 08:21:08 | 観劇

11/10、明治座に猿之助として初登場の花形歌舞伎を昼夜通し観劇してきたが、感想は後日書く予定。
明治座は140周年ということで、歴史をふりかえる写真たっぷりの年表パネルがあり、そこの天竺徳兵衛姿の猿之助のパネルがあったので、並んで記念写真(笑)
玲小姐さん、あいらぶけろちゃんさんとご一緒したので順繰りにパネルとのツーショットを撮影した次第。
これを年賀状用に使いたいが、猿之助の顔の部分が白く飛んでしまったので、次の幕間にもう一度撮影に行ったら、元の場所にない!!
そういえば、上のフロアにあったような・・・・・。係員さんに聞くと移動させているとか!!
別に撮って合成しようかなぁ????

それでは、1週間ほど福井に研修出張で留守にします。それでは、しばらくこちらはお休みさせていただきま~す(^_^)/~