04/12/28『SHIROH』夜の部、前楽!

結局、2回目の16日にキャスト評を書かない間に3回目になってしまった。というか2回目でとまらなくなってしまい、前楽のチケを買い足した次第(千秋楽は仕事納めで休めないのだ)。
席は初日にいのうえさんが座っていた席だった。幕間には及川光博がロビーを歩いていて気づいたファンが握手をしてもらっていたぞ。

冒頭、島原の乱の生き残り、山田寿庵(高橋由美子)と幕府方の「くの一」お紅(高田聖子)の問答から回想へ。
島原藩の重税とキリシタン弾圧に苦しめられた人々をまず描き、そこに益田四郎時貞(上川隆也)が登場。すばらしい剣術で人々を役人から救い出すが天の御子とよばれることに激しく抵抗。幼い頃には持っていた神通力を失っていてその資格がないというのだ。父の甚兵衛(植本潤)と姉のお福(杏子)は四郎を天の御子として頭に据えたいのだが、四郎は他に誰か一揆の頭になってくれる人を探し、サンジュアンを尋ねて口之津の闇市にいくと、長崎留学時代に知り合った南蛮絵師の娘と再会。父亡きあと闇市を切り回すのは娘の寿庵だった。
一方、天草の海辺で鎖国前の異人が日本人の女との間に儲けた子どもたちが難破船の中で暮らしている。そのリーダーがシロー(中川晃教)で積荷を闇市で売って食べ物や船の修理に必要なものを買っている。いつかは直した船で日本脱出を夢見ている。そこに江戸からの絵草紙屋実は幕府方のくの一お蜜(秋山奈津子)があらわれ、シローの歌が人の心をあやつる現場を見てこの力を島原で一揆を起こさせる起爆剤にするべく、その力を困っている人のために使えと言う。
二人のシローは二人にしか見えない娘リオ(大塚ちひろ)によって引き合わされるが、実は病を治すために四郎が与えたロザリオを大事にもっていたためにキリシタンとして磔になって死んだ娘だった。ロザリオを与える危険性を承知の上で与えて死なせてしまった=神を試した結果、神は与えた力を奪ったのだと苦しむ四郎。その苦悩にとりつかれた姿を上川隆也が誠実さがにじみ出るような演技で演じ、本当に心打たれる。『ジーザス・クライスト・スーパースター』でジーザスが神よなぜ私が死ななければならないのかと苦悩する姿とぴったりと重なる。彼を天の御子とあがめて群がる人々にもみくちゃにされながらそうではないと否定するシーンはジーザスにそっくりな場面もある。
そして甚兵衛とお福が役人に捕らえられた時、牢には闇市で捕らえられたシローたちもいた。甚兵衛が他に捕らえられたキリシタン達にまるちり(殉教)だと教えるのに反発したシローが自由のためにたたかおうと歌うと人々には力がみなぎり、牢を破ってしまう。父と姉を救い出しに兵を挙げてやってきた四郎たちと合流し、ついに二人のシローが指揮をするシローと士気を高めるシローとして力を合わせて島原の乱のリーダーとなり原城にたてこもる。
ところがこの動きは知恵伊豆と呼ばれる老中松平伊豆守信綱(江守徹)の陰謀で、戦国の残りかすを全て一箇所に集めて燃やし尽くすための策。キリシタンだけでなく飢えた百姓、豊臣の残党も集まってきて、原城にたてこもる3万7千人。兵糧攻めにあい、総攻撃にあって滅んでいくという結末。知恵伊豆は早くから島原に柳生十兵衛(橋本じゅん)やお蜜を送り込んで火種を起こしていたのだ。島原の乱の征伐の総大将、板倉重昌(吉野圭吾)は一揆軍に殺されたと見せかけて、お紅に射殺させているという手の込んだやり方。一揆軍を図にのらせて油断させる計略に手駒を用いたという黒幕政治家として描く。江守の低いドスのきく声を生かして歌も何曲か歌うが本人ミュージカル嫌いだったというだけに本当にへたくそ。でもまあ許してあげられるのは彼の腹芸のような演技がさえているから。
お密役の秋山奈津子がいい。シローは彼女の言葉に人生を変えることになるくらい慕っている。彼からすればかなりのおばさんだがシローを憎からず思うようになる。彼を殺すのにしのびず知恵伊豆を裏切って殺されるのだ。これは女を捨てたくの一が女をとりもどすということらしいが、親のないシローが母親を求め、お蜜もそういうシローが可愛くなるという関係ではないかな。だから死ぬ間際にシローが彼女に送った洗礼名はマリア(聖母マリア)なんじゃないかな。そういうふたりの関係が魅力たっぷりに出ている。演技も歌も。
中川晃教は本当にロックミュージシャンだね。歌い方がやはり違う。「くちびるに力がある」という歌詞は彼の賛辞だな。顔をゆがめて歌うことが多いのがミュージカルでは少し異端なんだけどミック・ジャガーしかりスティーブン・タイラーしかりだからいいのだ。大体、江戸の知恵伊豆のシーンのバックに浮かぶ三つ葉葵なんてエアロスミスのマークのように翼がついていて総攻撃の戦車にもそれがついているくらいなんだから。きれいな表情で歌う人でなくてはいけないということはないのだ。
高橋由美子はこれまで観たどの舞台よりも生き生きしている。新感線の舞台が本当に好きみたいだから、水を得た魚のよう。四郎loveモード全開なのに四郎は気づかないという上川の色恋に鈍いという演技とうまくかみあっている。
上川隆也、いつも冷静で落ち着いた演技なのだが、コメディシーンもしっかり受け止めているのがおかしい。今日はアドリブが満開だったがしっかり切り返していた。
原城総攻撃の中にあってお蜜を失ったシローがまるちりだと歌って人々がすべて殉教モードに入ってしまい、シローがまず死んでいく。最後、四郎は知恵伊豆が出した和睦の条件=信仰を捨てれば命が助かるからと人々を説得する側に回るがもう人々を止めることはできない。そういう無力な自分に「神よなぜ私ではなく彼(=シロー)を選んだとのか」と神に問う。このシーン、今日はすごい迫力だった。汗か涙かぐしょぐしょだった。(このような台詞は『アマデウス』でサリエリがモーツァルトを選んだ神に問うシーンでも出てくる)。シローに比べて無力な自分にあせり知恵伊豆に対する闇討ちをはかり、逆に皆を死なせてしまった自分こそ「ユダだ」と十兵衛に斬られた寿庵が死ぬ間際に自分の心をさらけ出す。寿庵は「そういう弱い貴方が好き」と囁く。そこで初めて四郎は彼女を愛していたことに気づく。
十字架の上で死んでいたシローをリオが口づけをして目覚めさせ、はらいそ(天国)に誘う。斃れた人々も次々とはらいそへと昇っていく。四郎も最後に奇跡を起こさせてほしいと神に祈り寿庵に口づける。果たして神は代わりに四郎を召し、寿庵が生き証人になる。
このふたりの淡い恋を上川・高橋コンビが切なく演じてくれる。
上川隆也独特のオーラが出ているのを感じた舞台だった。立ち回りもうまい。文句なしにカッコいい。
この作品、上川・中川が揃って初めて成り立っている。今日は前楽とあって、ふたりがカーテンコールで特別に挨拶をしてくれた。再演されるのだろうか?ぜひこのふたりで再演してほしい。
それと私のミュージカルベスト1『レ・ミゼラブル』との共通性についてもふれておきたい。①キリスト教的な神との問答というところ。②権力に対して民衆が蜂起するがかなわない。生き残った人間は死んだ仲間の思いを胸に抱きながら生きていくというところ。③蜂起して死んでいった者たちは神の国で自由になったと描くところ。今回の原城立てこもりシーンはレミゼのABCカフェでの蜂起準備シーンを、はらいそへ昇っていくところはレ・ミゼの死んだ仲間たちが「ピープルズ・ソング」を歌いながら出てくるエピローグシーン冒頭を思わせる。
あと、パロディでいろいろなシーンを彷彿とさせるが、笑っちゃったのは『オペラ座の怪人』のマスカレード(仮面舞踏会)で階段で大勢が歌うシーンをまねたところ。体を曲げるあの角度をしっかりまねして揃えてましたね。
他の出演者へのキャスト評はまた、明日。
写真はポスターにも使われているシンボルの像。ロビーに展示してあった。ギターを天使の翼をつけた髑髏たちが支えている。
もうだめだ。眠い。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 1 )


04/12/26『歌舞伎座』千秋楽、昼の部その3

「身替座禅(みがわりざぜん)」(松羽目物)
能・狂言の作品の歌舞伎化したもので能舞台に似せて後ろに松を書いた壁を置く舞台。
洛外に住む山蔭右京(勘九郎)が東国への旅先で馴染みとなった花子が京の都にきていて会いたいという手紙を送ってきた。彼は恐妻家で山の神が怖くて頭があがらない。一計を案じて夢見が悪いので仏詣をしたいというが許されず、一晩だけの持仏堂での座禅をするのでひとりきりにしてほしいと頼み込む。ようやく許しが出て花子のところにいくために身替りをおいていこうと太郎冠者(橋之助)に頼み、ばれないように衾(=小袖のようなもの)をかぶらせて座禅をさせておく。
約束を破って見舞いに来た奥方にばれてしまい、太郎冠者はすべてを白状。一晩だけなら正直に言えば許さないではないものを自分をだまして女に逢いにいくとはと嫉妬の炎に身をこがす奥方は自分が身替りの座禅姿になって右京の帰りを待つ。

そこへ朝帰りの右京が上機嫌で帰還。浮気の様子を太郎冠者だと思ってうれしそうに話す。奥方の悪口まで口をすべらせて・・・。衾をかぶったままで聞く奥方の悔しそうなこと。やがて座禅の衾をはぎとると現れたのは山の神。驚愕のあまり腰を抜かし、しかし逃げる右京、追う奥方で幕。

勘九郎の大好きな役とのことだが、好きな女に逢いたい逢いたいとにやける姿、太郎冠者も花子の身内の紅梅とうれしい仲なので「よろしくお伝えくださいませ」と送り出す太郎と顔を見合わせて「うふふふふ」と言い合う鼻の下伸ばし場面など、本当にうれしげに可愛げにあふれる演技。逢瀬のあとの余韻にひたりながらの帰還の千鳥足、その様子をきかせる踊りや語り、表情の豊かさ、こういう可愛い人間を演じる勘九郎を見ていると、こちらもうれしくなってくる。人間臭い演技がいい。
三津五郎の奥方も焼餅を焼く姿が可愛くて可愛くてたまらない。あの目も夫を想うシーンは可愛いし、嫉妬に燃えるシーンは怖いし、それがまた可愛い。ということでとても可愛い夫婦の焼き餅の物語なのだった。
勘九郎、好きなだけあって本当にはまり役。また観てもいいなと思った作品。
千枝に門之助、小枝に七之助だったが、門之助の腰元姿が若い七之助に負けずに可愛いかった。

「梅ごよみ」(世話物)
前回は1階席だったが、今回は4階から観たので、冒頭の隅田川のシーンが奥でスタンバイしている船まで見えて感心。波布が組み合わされていて回り舞台が回るとそれが変化して美しい。それも上の階から観る醍醐味。
段治郎はやはりひと月の公演の中でも成長しているのがはっきりとわかる。演技に余裕が出てきているし、台詞も落ち着いてぼんぼんらしさが出てきている。玉三郎と勘九郎の芸者ふたりに惚れられて最後は刃物沙汰になるくらいの男だと納得させられるようになった。モテモテのいい男を演じる時は照れないで自信を持ってなりきらないとやはり観ている方も酔いしれることができない。そういう二枚目役者に育ってほしい。次は何をやってくれるかともう期待している。
門之助の若侍もいい。7月の修善寺物語の元将軍もよかったし、彼の立ち役は気品がある。
弥十郎がこちらもいい。門之助の若侍の従兄弟の役だがこちらは町衆で、ふたりの芸者の喧嘩の止め男だが、彼になら喧嘩も預けられる堂々としたところがよい。最後は彼が仕切って段治郎のぼんぼんを許婚の春猿のお蝶と祝言をと言ってしめくくられてしまうのが、この男に言われるとふたりの芸者も引き下がらざるを得ないだろうという貫禄。いいな、弥十郎さん。
春猿も可愛い町娘のような役もきちんとできてよい。喉の手術後、声もよくなってよかった。

千秋楽だけあって、「梅ごよみ」の最後の並んで座ってのお礼シーンも特別な挨拶があった。この作品のトップの玉三郎が勘九郎としての最後の舞台のねぎらいや今後も期待していること、さらなるお客様のご贔屓をといった内容だったが、幼いころから培ってきたふたりの信頼関係がにじみ出た温かな挨拶だった。玉三郎アニキ、勘九郎をこれからもひっぱっていってやってねと私も二人を応援したいと思ってしまった。
ああ、来年も歌舞伎イヤーですな。

写真は歌舞伎座の千秋楽の垂れ幕。「のぎへんにかめ」であきと読み=秋なのだとあらためて発見。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )


04/12/26歌舞伎座千秋楽=『昼の部』その2

結局、その2を書かない間に千秋楽になり、幕見で見て2回目の感想を書くことにする。

「八重桐廓噺~こもち山姥」(時代物)
源頼光の家来筋で仇討ちのために妻となった傾城八重桐を縁切りした坂田蔵人時行(信二郎)が煙草屋として出入りする大納言兼冬屋敷。そこのお姫様(=頼光の許婚、七之助)に求婚する右大将高藤(=頼光の敵方)の使者太田十郎(弥十郎)が姫を連れにきている。
その十郎にタバコを10さしも吸わせて急性ニコチン中毒にさせて撃退。そのタバコをすすめるものいいがまずみせどころ。その後所望されてつまびいた彼の三味線が塀の外を歩いていた八重桐(福助)に気づかれる。傾城の祐筆を名乗って興味をひき中に入らせてもらうとやはり夫だった。縁切りされたうらみつらみをあてこすっておもしろおかしくしゃべる(=踊り語る)女形のしゃべり芸の見せ場。
その後、夫婦ふたりになった時に仇討ちはもうすでに夫の妹糸萩(扇雀)が果たしたという事実をきかされ、その妹もこの屋敷に匿われているために再会し、その仇討ちが元で、頼光が難儀にあっていることを知り高藤を打とうとするがそれも諌められ、あまりの無念さに切腹。その血を八重桐に飲ませて自分の魂を体内に宿らせ神通力も与えて死んでいく。
その力を身につけた八重桐と糸萩が仕返しにやってきた十郎一味を打ち負かす。その後足柄山に飛び去って生まれたのが坂田金時=金太郎という荒唐無稽なお話。

信二郎、なかなか二枚目で声もいい。七之助、ちょっと姫の声がききとりにくい。姫をなぐさめる腰元たちの中のコメディエンヌ役のお歌(猿弥)がぽちゃぽちゃして可愛い。弥十郎は俳優際のレット・バトラーをTVで観て以来のご贔屓だが、堂々とした体格と声で赤ら顔役もいい。その時スカーレットだった扇雀はダイエット成功しているが、ちょっと皺が増えて気の毒。
そして、福助。前半の紙衣姿のしゃべり芸も魅力たっぷりだったが、後半、山姥になった後の立ち回りも堂々としてすごくいい。最後ぶっかえりでの見得!これは立ち役もできる線の太い女形ではないと様にならない。女形のぶっかえりは初めて見たが、なかなか痛快。これはもう福助さん、はまり役だと思う。
写真は12月公演の英字パンフの表紙の八重桐。

次の演目については、また、明日。眠い。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


04/12/25「メビウス」買ってきた!


2000年の年末に買ったデスクトップパソコンの調子がずっと悪かったのを修理しながら使ってきたが、おととい電源が入らなくなったため、翌日の朝は電源が入ったけれど、この不安定さに耐えられず、さらにウインドウズMeの不安定さにも耐えられず、来年の夏のボーナスまで待とうと思っていたが、ついにノート型パソコンの購入を決意。
コメント常連の御茶屋娘さんの息子さんがパソコンに強いのでこれまでもいろいろと助けていただいた延長で購入の際のアドバイザーにもなっていただいて、今日の午後からビックカメラ大宮西口そごう西口店でおすすめの「メビウス」を買ってきた。彼のおすすめのポイントは①ディスプレイ画面がきれい、②キーボードのタッチが気持ちいい、③薄くてデザインがとにかくカッコいいの3点。確かに白いボディはパソコンというとメタリックカラーのイメージをくつがえしてくれた。さすがに今日びの若者感覚!

10万円台前半の予算だったが、ウィンドウズが来年64ビット対応になるとのことで、それにアップグレードすれば対応できる機種があり値引率もよかったので、「長く使えるならこちら」という販売員のお兄さんのひとことで決断。ポイント還元はあるものの20万円近くなってしまった。自分への相当高価なクリスマスプレゼントになってしまった。故障にたたられている私としては長期保障もしっかりつけた。
しかし何かおまけをつけてと頼んだら昨年の販促用品の残りのメビウスオリジナルマウスをつけてくれた。
持って帰ってさっそくいろいろセットアップ。電子メールの方はまだなのだが、インターネットにつないだところで早速ブログにアップすることにした。
今は基本的にはマウスはいらないのだが、その新しい操作盤に慣れない私はセットアップ作業の中でもうじれてしまい、おまけのマウスをさっそくつないで喜んで使っている。
今までの方も修理に出すし、何か故障があってもどちらかが使えれば、途切れることなくブログ生活を楽しめるだろう。
付き合ってくれた、御茶屋娘さんと息子さんに感謝m(_ _)m

ああ、こうしてネット依存症にはまっていくのでありました・・・??!
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )


04/12/24蜷川『ロミオとジュリエット』

今朝はパソの電源入ったがまたダメになるかもとつけたまま家を出た。修理も手配したが明日ノート型を買いにいくつもり。
さて本題。初めて観てすぐの携帯からの投稿。

まず三段になった舞台装置の顔写真のオンパレードに圧倒される。子どもから若者までのいろいろな民族の白黒のもの。親の世代までの不和の犠牲になる子ども達のイメージを表しているのかな。横に何本も目のところだけライトアップした時は不気味だった。
ロミオの藤原竜也が素直な若者が恋に舞い上がる姿をハムレットを重く演じた時とは別の軽やかに演じてくれて感心した。恋する若い男の可愛さが出ていた。ジュリエットの鈴木杏もオフィーリアに続いていいコンビ。ただちょっと後半のテンションは上がり過ぎという感じ。でも十分可愛かった。
「お気に召すまま」で美しい女性を演じた月川勇気が恋敵のパリスを髭をつけて低い声で演じてくれたのはうれしい驚きだった。

婆や役の梅沢昌代は「太鼓たたいて笛ふいて」の林芙美子の母役に続きコミカルな老け役で観たが十分な存在感。神父役の蹉川哲郎とともに若いふたりを包み込む。
他の脇役陣もいつもの蜷川組を支えるメンバーで安心だった。
しかし、何かが足りない。若者のつんのめった恋の悲劇への爆走についていくのがツライ私の今の精神状態の問題かもしれないが…。

帰宅後、ついたままのパソコンから若干手を加えて写真も追加した。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 1 )


パソコン壊れた!

ショック!パソコンが壊れた(*_*)
電源スイッチがまた壊れた。同じところの修理後約三か月だからただで修理してもらうようにするぞ!
だけど年末年始だし待っていられないよ~(ノ_・。)
別のパソを買いに行くぞ。ノート型にしようかな。安いのあるかな。
皆様の知恵と力を借りたいですm(__)m
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


04/12/22携帯からの投稿実験成功!

投稿用メルアドに向けて本文に「てすと」と書いてメール送信したら、届いていた。今はそれにパソコンから手を加えている。
タイトルには投稿した日付が自動的に入るということがわかった。それとも件名に何か入れたらタイトルの日付のあとに自動的に入るのだろうか?

携帯から投稿できるということのメリットは、出先でその感動が新鮮なままに投稿できるということなのね。長所と限界がなんとなくわかった。
こだわり派の私としては、あくまでも下書きとして活用していけばいいということですね。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


04/12/21『歌舞伎座夜の部』

「御存知鈴ヶ森」
七之助の白井権八と橋之助の幡随院長兵衛もおじと甥で息もぴったりでこういうところが一族伝承の芸のよさを思わせる。七さんは姫より若衆姿の方が声姿ともよい。橋さんは以前は台詞がききとりにくかったが、今回は安心して観ていられた。いいぞ。
さすがに鶴屋南北の原作だけあって、権八と雲助たちの立ち回りの中で腕や足がとんだり、顔をそいだりというシーンが気持ち悪くなる(「る」はなく「く」が正しい=気持ち悪くないです。すみません)盛り込まれていて笑えた。そのパロディが最後の「桃太郎」にも出てきてそれも笑えた。
「阿国歌舞伎夢華」
阿国と山三、最高!段治郎の幽霊の山三、ほんといい男。「梅ごよみ」より絶対いい!寄り添って踊るシーンではもう眼福眼福状態。これは21世紀の伝説のコンビになると見た。
玉三郎の恋しさ哀しさの表現がすごい。それを支える女形衆も大健闘。おもだかや三人組=笑也、笑三郎、春猿に並んで芝のぶ大抜擢!小柄で可愛く見せ場もあり。三人とは違う持ち味で踊りも達者。期待できるぞ!
右近と猿哉の男性ふたりの踊りは7月の「三社祭」同様、安心の芸。それ以外は皆女形で、玉三郎が一緒の舞台で自分達の前で踊るのを皆見て相当に勉強になったはず。そういう眼で皆見ていた。こういう機会に恵まれてこそ、おもだかや一門の女形のレベルアップになるんだろうな。
生と死の世界に引き裂かれながらひかれあう二人の哀しい想いがひしひし伝わり思わずうるうるしそうになった。舞踊でこんなに感情移入できたのは初めて!一幕見でももう一度観たいと思った舞踊も初めて。でももうあまり日にちがないな。

「たぬき」
三津五郎の道楽者の婿養子柏屋金兵衛が仮死状態だったのが焼き場で生き返り、本妻に嫌気がさしているので死んだことにして妾宅にいって別の人生を楽しもうとする。ところが福助の妾お染はずっと前から間男をつくっていてもうさっそくお楽しみ中。ショックを受けて全く別人のように真面目な人間として生き直し、2年後、お染の兄の太鼓持ち蝶作(勘九郎)に出会い、お染や元の家族と瓜二つの他人として会おうとする。おとなは誰も本物と見抜いてくれないが、たまたま通りかかった息子はすぐに「とーちゃん」と見破ってぐずる。その姿に「やっぱり女房よりも子どもだな」と元の自分として父親として自分の家に帰っていく。
幽霊かと思って恐ろしがる勘九郎も福助の演技がおかしい。それと焼き場の隠亡焼きの爺さん(助五郎)が渋い演技でよかった。最後の三津さん、泣いていた。

「今昔桃太郎」
昭和34年4月に「桃太郎」で初舞台を踏んだ勘九郎の映像を映し出して始まる。それが今では見るも無残に太ってしまい、本当に鬼退治をした桃太郎なのかという姿で登場。扇雀の女房お松が実は鬼の棟梁(三津五郎)の妹で復讐のためになりかわって潜伏していて同様に潜り込んだ橋之助の忠吉とともに鬼の正体をあらわす三人のぶっかえり。ここでも女形のぶっかえりを楽しめる。鬼の棟梁が広めた死ぬまで踊り狂う薬のために日本国中の人間が踊らされている。その踊りの中で勘九郎の過去の舞踊の代表的なものをメドレーで見せる。その中でどんどん痩せていくというのがおかしい。そこに福助の桃の妖精=桃太郎の母親が出てきて力を授け、ふたたび鬼退治に出かけていくところで幕。
お供の犬は弥十郎、猿は猿哉で楽しい。雉は初演時の小山三。初演の犬の又五郎も長老の犬として登場。子どもの桃の精には一門の子どもも登場し、勘九郎としての最後の舞台を皆で盛り上げる。
又五郎さん、私の歌舞伎初体験の時の「羽根のかむろ」で印象深いんだよね。90歳とのこと、いつまでもお元気でいてほしい。
最後に「(自分達)だらけきっている間に日本中が鬼だらけになってしまった」「中年パワーで鬼退治」のような台詞が盛り込まれ、勘九郎、渡辺えり子のコンビのメッセージもちゃんと盛り込まれていた。
「苦労納御礼=苦労のかいあり感謝感謝」というサブタイトルがついていたが、まさに勘九郎最後の舞台として、ふさわしい作品だったと思う。

また、昼、夜両方観て十分満足した。勘九郎が21世紀の現代におけるエンターテインメント性を追求するだけでなく、伝統をきちんと踏まえる玉三郎を重石としてトップに据えたこの座組は大人気のはずだと思った。
次の舞台も楽しみでしょうがない。ああ、襲名披露だとチケットとりがんばんないといけないな。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 5 )


04/12/11『歌舞伎座昼の部』続きのはずが・・・

パソコン学習会できいたように個人情報を設定し直して、携帯から投稿できるようにしたつもりだった。今朝の電車の中で携帯電話から投稿しようとしたが、よくわからずに断念。どこかが違うみたい。昼の部の「梅ごよみ」以外の演目について書いておこうと思ったのに・・・。

なぜかというと、今日夜の部を観に行くからその前に書いておこうと思ったわけ。
付け焼刃ですみませんm(_ _)m
でも甘くなかった。
あとからちゃんと書きますね。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


04/12/19我が家で忘年会、ブログ仲間増える

職場の女性たちで勉強会を開いたのがブログを立ち上げたきっかけだった。
その仲間の皆様と黒一点の講師maeさん、私を含めて12名で我が家のリビングと和室をぶちぬいたところで大忘年会を開催。前の日からお掃除にあけくれ、自分で作ったクリスマスリースなども飾りたててみた(お恥ずかしいが、この写真がそう)。
もちろん、前半は学習会をもって、参加者のほとんどがブログを開設するところまでこぎつけた。頼もしい限りだ。皆様、コメント、トラックバックよろしく!!

後半の忘年会は、お料理上手のハーブさんの鍋料理をはじめとして、各自1品もちよってのご馳走大会。私もサツマイモのミルク煮を提供した(意外な顔をした人は何人??)。

さて、忘年会は1品1芸もちよりだ。オペラを習っている歌姫さんは『セビリアの理髪師』からアカペラで今習っている1曲。ソプラノでころがす声が美しい。彼女に一緒に歌ってもらって私はミュージカルから2曲。最初に『オペラ座の怪人』から同曲を。もちろん、私が怪人だ。それとあとから『レ・ミゼラブル』から「ピープルズ・ソング」。来年、一緒に観ましょうとか言っちゃって、私は四季や東宝の勝手連か?
あと、歌では合唱をやっているおねえさまが「人間の歌」。うちの職場きってのマジシャンのおねえさまはトランクいっぱいに道具を用意し、衣装もあらためて素晴らしいマジック。もうすごいのなんの。
朗読もおふたり。谷川俊太郎さんの絵本『もこ もこもこ』の朗読。それと今日勉強したパワーポイントの技術を駆使して我が家の壁にプロジェクターで丸木夫妻の絵本を投影しての沖縄戦の話の朗読、それには歌姫さんの「花」「童神」のおまけつき。

文化レベルのかなり高い忘年会だったと思う。大満足!来年もまた、盛り上がりましょう!!
コメント ( 3 ) | Trackback ( 1 )


« 前ページ