ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

2015/05/28 梅雨に入る前にいろいろ見学+「おぼん de ごはん」をリピート

2015-05-31 15:38:16 | つれづれなるままに

娘は大学に通い切れなかった。除籍扱いとならずにすむようにと説得して、自分で大学に連絡して退学の手続きをしたところ、先日受理されたという書類が届いた。これで最終学歴は「大学中退」となった。これでひと区切りして、臨床心理士さんに助言をいただいている生活訓練施設の見学の段階に進んだ。主治医の先生にも報告。

梅雨に入ると心身ともに動きにくくなるので、その前に頑張っていくことにし、私も仕事を休んで同行してきた。5/21に県立の施設、5/28に民間の施設と2箇所を見学してきた。イメージも湧いて、次回の臨床心理士さんとの面談を経て、ショートステイ利用から具体的な相談に入っていく予定。

GWにリニューアルオープンしたショッピングモール「コクーンシティ」に、娘と一緒にカード会員向けのプレオープンを含めて何度か行った。映画を観たり、リサイクルの衣料品をH&Mに届けて割引クーポンをもらいに行ったり(^^ゞ
「コクーンモール」の時代には食べるための施設がもの足りず、近くのファミレスに行くことが多かった。「コクーンシティ」になってその点が大きく改善しているのがいい。ただし、ヨーカドーが食品中心になってしまったのが困りもの。私は洒落た専門店街だとあまり買うものがないからねぇ(苦笑)

気に入ってリピートしているのが「おぼん de ごはん」。食事はお盆に乗せた定食ものでご飯が3種類から選べるが、ひじきご飯が気に入っている。ご飯と味噌汁はお替り自由。今日はどの主菜にしようかと楽しく考える。
和風スイーツも気になっていたが、ある時、蕎麦粉クレープをいただいたら美味しかった!!


冒頭の写真は、豆苗を一度切って使ったあとで「お楽しみ」と書かれていた水栽培をベランダのエアコンの室外機の上でやってみた芽吹きの写真。これまで何回か室内でやってもやし状態になってしまったが、直射日光さえ当たらなければよいということなので、外に出してみたら大成功!この豆苗はスープに入れて美味しくいただいた。
現在、もう一度、水栽培ができるかどうか実験中!(→6/6追記:やっぱり今回は無理でしたね。豆の殻の中がスカスカでした(^^ゞ)

2015/05/24 ホテルニューオータニでお茶会+5・6月の観劇などの予定

2015-05-24 23:59:04 | つれづれなるままに

急遽の呼び出しをいただいてホテルニューオータニに初めて足を踏み入れたのが今年の1/13だったが、今日は初めてきちんとお客さんで行ってしまった(^^ゞ
5月に妹2と韓国旅行に行く予定がキャンセルとなったので、さちぎくさんの長唄おさらい会「第四回東音のつどい」に行けることになり、しっかりと国立劇場大劇場での舞台姿を拝見してきた。ぎりぎりに飛び込んで、次の会の方の「喜撰」だけ聞いてという不良参加者で申し訳ない。どこの会の発表も持ち時間は18分ということで、さちぎくさんの会は「娘道成寺」だったが、長唄だけで聞くと詞章の言葉がじんわり沁みてイメージが広がってしまい、思わず涙が頬を伝ってしまった。思秋期なのか更年期なのか(苦笑)

タクシーでホテルニューオータニに向かい、ハプニングはありながらも本館2階のラウンジに到着。写真のような大きなショートケーキとコーヒーのセットをいただいた。ショートケーキにフォークだけでなくナイフもついてくるのは初めてだった。御馳走になってしまって、恐縮至極。いい経験をさせていただいて感謝申し上げます。

さて、以下は今月の観劇記録と予定。
5/5(火)歌舞伎座:團菊祭大歌舞伎昼の部
5/6(水)明治座:花形歌舞伎昼の部=猿之助と中車の「男の花道」、最高でした!
5/10(日)MOVIXさいたま:ゲキシネ「蒼の乱」
5/12(火)亀治郎ギャラリー:仕事を終えてからさちぎくさんと待ち合わせして4月の中日劇場での「雪之丞変化」の舞台写真展を見に行った。
5/14(木)国立劇場大劇場:前進座五月公演にピンチヒッターで出動!「播州皿屋敷」は継承のための上演だと思うがとにかく21世紀では楽しめるストーリーではない。「文七元結」は前進座らしい世話物で明るく打ち出されたのでよかった。
5/24(日)国立劇場大劇場:「第四回東音のつどい」
5/26(火)歌舞伎座:團菊祭大歌舞伎夜の部=千穐楽の「め組の喧嘩」はワクワクもの!


来月6月の予定も決まっている分は書いておく。歌舞伎座ゴールド会員先行発売日にとったのに、21日夜の部の3階B席残数1でびっくり!昼夜通しで観たい友人に観ていただくことにして、自分の夜の部は千穐楽にした。誰かの後援会の部分貸切でも入っているのかな?
6/7(日)PM:2年ぶりに業者さんによるハウスクリーニングでお風呂とトイレをお願いしている。その前に玄関と廊下をきれいにしておかなくっちゃ(^^ゞ
6/13(土):中学時代の社会の先生の奥様がシェフをつとめる自然食レストランに同級生4人組でランチへ。週末は1年待たないと予約が入れられないぐらい人気なんだとのこと。先生には何十年ぶりにお会いすることになるのかなぁ。そういえば、今年7/19には大掛かりな同窓会が開かれる。返信ハガキ出さなくっちゃ!
6/21(日)歌舞伎座昼の部
6/25(木)歌舞伎座千穐楽夜の部
ご一緒する皆様、よろしくお願いしますm(_ _)m

2015/05/10 ゲキ×シネ「蒼の乱」と大阪都構想の賛否を問う住民投票の結果に元気づけられる

2015-05-18 23:50:40 | 観劇

5/9の封切り日の翌日、久しぶりに劇団☆新感線の舞台を映画にしたゲキ×シネで「蒼の乱」を娘と一緒に観てきた。冒頭の写真は宣伝画像。
平安時代中期のほぼ同時期に起きた「承平天慶の乱」(関東での平将門の乱と瀬戸内海での藤原純友の乱の総称)を下敷にした作品で、松山ケンイチが将門小次郎、宝塚の元トップ天海祐希が渡来衆の長から将門の妻となり、夫が姿をくらましている間は将門御前として乱を率いて闘うが、朝廷を牛耳る権力者の陰謀(平幹二朗)が明るみになるが結局は小次郎が討たれることで乱は平定される。しかしながら残された女は逞しく生きていく・・・・・・、という何やら今の私たちに覚悟を固めさせるような物語とも思える。

「まつろわぬ民」にこだわる中島かずきの脚本がいい。7月には新橋演舞場で歌舞伎版「アテルイ」も上演される。こうして大衆文化も時代を反映することを痛感する。

昨日は一日中、大阪都構想の賛否を問う大阪市の住民投票の結果を気にしていたが、安堵した。この間、なぜ大阪維新の会の勢力が強くなってしまったのかをいろいろ考えていたが、既成政党に対する不満な気持ちをもっていくところとして見なされていたのではないかと思う。「維新」という言葉が幻想を招くのではないだろうか?
半藤一利の『幕末史』(新潮文庫)を読んでいるが、「いまも薩長史観によって、1868年の暴力革命を誰もが立派そうに『明治維新』といっています」とあるように、21世紀にもなって暴力革命的な「維新」もないだろうと思うのだが、歴史認識をきちんとできていない国民が多い日本では、なんとなく現状を変革してくれる勢力だというイメージをもつ人が多いのだろう。
今回は、自民党から共産党までが一緒になって橋下市長の構想への反論がきちんとわかりやすく伝わった人たちが多数派を占めることができたのだと思える。オール沖縄の辺野古新基地反対運動と同じようなパワーを大阪市内の広範な人々の共闘に見ることができたのが嬉しい限り。
安倍政権の暴走を止めたいと思っている人々のネットワークをもっともっと広げて強くしていきたい。そのために頑張るための力をもらえた。
政権の暴走にあきらめて何もできないと思っている人たちも多い。それでも厭世的にならずに、沖縄や大阪での共闘に力をもらいながら、やれることを続ける中でそういう周囲の人々も巻き込んでいけるようになりたいと思う。

2015/05/10 記事更新滞り御無沙汰のお詫びと近況の報告m(_ _)m

2015-05-10 23:59:19 | 観劇

2/9以来だから3ヵ月ぶりの記事更新になる。せっかくこのブログをご訪問くださる皆様には、ご無沙汰の極みをひらにお詫び申し上げる次第である。

この3ヵ月は、精神的に不安定な中で気力体力をふりしぼって仕事も何もかも、やれるだけのことはやってきたつもりだ。

仕事はルーティン業務ではない、仕事関係の歴史記述の何本かの原稿を点検するだけのつもりがほとんど書き直すことになった。そのためにPCに向かって集中して文章を練る作業を昼間していると、帰宅後にブログで文章を書く力が残っていなかった。それもようやくひと区切りしたという次第。
日本の国全体が歴史認識をきちんとしていないことを問われているが、自分の所属する組織でも同様であることを痛感。先日亡くなった統一ドイツの初代大統領ワイツゼッカー氏がドイツの敗戦40年にあたる演説で「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」と、国民に対してナチス・ドイツの過去と正面から向き合うことを説いた。国の歴史についても所属する組織の歴史についても、私自身もそれが可能になるように最大限の努力をすることがライフワークだろうという使命感があったので、なんとか歯をくいしばってでも乗り切れたのだと思う。
NPOでのボランティア活動についても然り。歴史の証言記録を作れるだけ作っていきたい。

家族についても大変な決断があった。3.11で決意をしてAO入試で大学進学をした娘だが、中学、高校と不登校できちんと学校に行っていないのに大学の授業についていけるかという心配をしていたが、やはり無理だった。AO入試で入った学生が卒業できない比率が高いというデータを最近見かけたが、娘もまさに当てはまってしまった。1年ほど前から毎月1回の臨床心理士さんとの面談を続けているが、いつまでもダラダラと休学を続けていても仕方がないので、自立をめざす次のステップに移ることにしてたが、なかなか手続きをしないのでイライラした。
除籍と中退の違いを説明して、言い訳も一緒に考えてようやく書類を取り寄せて速達で郵送し、退学手続きが終わったところ。
入学式でガウン姿の写真を撮り損ない、卒業式で撮ろうと思っていたが叶わなかった。残念だがホッとした思いもあるのが正直なところ。よりよい方策を求めて前に進んでいかなければいけない。

妹2は、来週、手術を受けることになり、計画していた5月の韓国旅行を秋、もしくは来春に延期しようということになった。術後のリハビリが大変だが、旅行を楽しみに頑張ってくれるだろう。今日は、さいたま新都心で妹2夫婦とうちの母娘と居酒屋で飲み会。来週末は病院に見舞いに行く約束をして別れた。

3月末には職場で私の心の支えになってくださっていた方(かなり年上だが同期の仲間)が病気で退職を決断された。妹2の分と一緒に買ってきた浅草寺の病気平癒の「蓮弁守」を私の気持ちとして差し上げたが、どうしていらっしゃるだろうか・・・。

冒頭の写真は、GWで名古屋の妹1一家が帰省して実家に行った5/4に、姪っ子2が祖母にプレゼントしたカーネーションの花篭を仏壇に供えたところ。実家では母の日のカーネーションの習慣がないので何やら新鮮に感じてしまった。子どもの頃に数本だが買ってプレゼントしたが母が喜ばなかったので根付かなかったイベントだ。さすがに孫のプレゼントには「もったいない」とは言わなかった(苦笑)
それより喜んだのは、西日にあたって劣化して破けてしまっていた網戸3枚をみんなで張り替えたことだった。妹1一家が社宅時代に網戸を張り替えた時の材料が残っていたのを使って、総がかりで作業した。網戸をはずし、綺麗に拭いて、パッキンのゴムテープを押し込んで網を固定していく。下の写真で写っているのは姪っ子1のツレアイくんの手で、結婚指輪が光っている。私もその作業を手伝ったが、人生で最初で最後の網戸の張替え体験となると思っている(笑)



歌舞伎を中心に観劇も続けているが、三味線の音で張りつめた神経が緩むのがよくわかる。うつらうつらしてしまうことも多々あるが、観るべきところはガッツリ観ている。中学時代に授業中も先生の雑談中に居眠りが出て、本題に入るとしっかり聴いていて「要領がいいんだから」と苦笑されていたことを思い出す。

先月は久しぶりに彩の国ネクストシアター公演「リチャードⅡ世」を観て、酸素ボンベにつながれながら車椅子に乗って演出する蜷川幸雄さんを思った。彼を「泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのような人だ」と思っているが、最近、私も泳ぐレベルは違うけれど同じようなマグロなのではないかと自覚した次第。

また、少しずつ記事アップできるようにしたいと思っております。皆様どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m