ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

2014/12/24 人生初のインフルエンザ罹患、期せずしてクリスマス休暇(苦笑)

2014-12-24 17:50:04 | 医療・介護・福祉など

人生初のインフルエンザ罹患となった。突き上げるような咳が出るようになったのを気にしながら12/21(日)に歌舞伎座昼の部を観劇。続けて観劇&散策仲間との忘年会に参加して帰宅したら熱も出てきてびっくり。年末年始まで長引かせるとまずいと思い、月曜日に職場の近くにある喘息のかかりつけのクリニックに、朝から38℃近くまで出ている私はマスクをしっかりして京浜東北線でしっかり座って寝ながらもふーふー言いながら昼には到着して受診。
O先生曰く「今日は怪しいと検査した患者さん、100%インフルエンザだったよ」ということで、私の右の鼻孔に長い綿棒が差し入れられて粘膜をこすって粘液採取。「痛~い」と声にしたら「そんなに痛い?」と他人事の先生だ。ヒリヒリして涙がにじんだが、その後、先生が「すごい、はっきり出た。今年ワクチン打ったよね?!」と驚きの声。「先月ちゃんと打ちましたよ」と答えながら反応すると青く線が出る検査キットを見せていただくと、A香港型のところにくっきりと真っ青な線が出ていた。他の方の検査キットも並んでいたが、そちらには水色の線が並んでいた。「線が濃いということはインフルエンザウィルスがたくさんいるってことだからね」。職場に寄って最小限の荷物にしてクリニックに来ていて携帯は自分の机の上に忘れてきたので、写メがとれなかったのが残念。もらって帰れないかお聞きしたが、特殊な廃棄が必要とのことで案の定×。

10年前に成人喘息になってからは、新型インフルエンザの時もハイリスクグループということで優先枠に入っていて、季節性のインフルエンザワクチンと連続して接種されたぐらいの患者さんなのだ。ミックス型のワクチンができてからは1回接種でよくなっているが、今年も11/15にワクチンを打ってるのにこんなに強く反応が出るほどとはとがっかりしていると、O先生も「僕にもうつらないといいけど」とのたまう。「ワクチン打ってれば軽くてすむはずだからね。早く帰ってやすんで」と昼の診察最後の患者は送り出された。

インフルエンザの薬「イナビル」は薬局で吸入していくようにとのことで、2キットを連続して吸入。早く帰りたくても意地でも週次報告書を書かないと帰れない。ようやく帰ったが身体の節々が痛いし、咳もつらい。その日の夜は熱が39℃ぐらいまで上がった。今回、これは命取りになるのもわかるなぁと実感した。
お粥と梅干しとスポーツドリンクでしのぎ、薬を飲んで早く寝た。娘が冷蔵庫からアイスノン枕を捜してきてくれてそれも使ってしっかりと眠ったら翌朝はもうずいぶんとラクになっていた。咳も回数が減ったのはよいが、出ると肋間の筋肉が激痛状態で咳もくしゃみも痛くて止まってしまうほどだ。咳をする前に肋骨の上に両手を置いて無防備にならないようにして咳をすることを覚えた。
もしかして、これは歌舞伎などでよく見る、切腹をした後、痛みをこらえて最後に思いのたけを話をさせるための介添えで腰ひも等で腹部の上部の胸の周囲をぎゅっと縛る、アレはこういう効果なのかなとイメージしてしまった。肋骨の上の何か所かにモーラステープを貼りつけるといくらかラクになる効果あり。

熱は収まってきたものの、身体中が痛い。熱が上がる時はいかにもウィルスと交戦中という痛みだった。それが「戦いすんで日が暮れて」という痛さに変わる。ウィルスと抗体の死屍累々の残骸が身体中の細胞に残っているような違和感がある。これが排出されないとダメなんだろうなぁとイメージする。
熱が下がってから2日は感染防止のために自宅謹慎という職場のルールがある。そのため、期せずしてクリスマス休暇ということになってしまった。引きこもりが2人になっている我が家である。
冒頭の写真は、今日のブランチに娘がおかずが足りないと文句を言って自分でつくるというので私の分も一緒につくってもらったオムレツだ。最初は目玉焼きですまそうとしたらお母さんはそれでいいけど私は嫌だから別につくるというので頼んで私の分もつくってもらった。インフルエンザでも優しくなんてしてもらえないのだ。「人生、甘くない!」

この間、私に会った皆様、ウィルスを浴びてると思います。各自でビタミン劑飲むとかの自衛策をとっていただきたく、よろしくお願いいたします。

(追記)
熱が下がって3日目ということで、12/25の歌舞伎座夜の部には行けてしまった。海老蔵五役早替りの「通し狂言 雷神不動北山櫻」は初演の演舞場と今回で2回目だが、最後の不動明王になって浮揚する大詰めの場面は、初演の過剰なレーザー光線がなくなり、上手に大太鼓の迫力ある演奏が加わってぐっとよくなっていて感心した。鼓童の方による大太鼓は玉三郎からの紹介だろうと推測。終演後、歌舞伎座前の絵看板から「雷神不動北山櫻」のところを撮影したのが以下の写真。観劇納めはお不動様の霊験をいただけたかな(笑)

2014/12/17 ポインセチアの赤が嬉しい+12・1月の観劇などの予定

2014-12-17 23:55:52 | 観劇

冒頭の写真は、職場で観葉植物とポインセチアを直線的に置いて撮影したもの。
私の執務スペースでは2箇所に観葉植物を置いていて、レンタルで毎月1回入れ替えられる。本部事務所が現在地に移転した際、園芸業者さんがコンペに負けて四ツ谷とあと数か所の事業所分だけ継続となった。その後、コスト削減の嵐が吹いた時に本部では観葉植物は不要ということで廃止になってしまったが、分室扱いのわが部署は2鉢だけで数字が小さかったせいかカットにならなかった。これはラッキーだった。

その代わり、私の事務室は人が少なすぎてPCも少なく、冬場は室温が低いという過酷な環境にもなるので観葉植物が一ヵ月もたたずに弱ることがある。そういう兆候が出てきたらすぐに電話をして交換してもらうようにしている。悪目立ちしてまだレンタルを継続しているのかというようなチェック意識を誰にも起こしてもらいたくないからだ。
その園芸業者さんとのつきあいも10年近くなるので、こちらの意図はよく呑み込んでいただいて、事務所の条件に合わせて選定した植物をもってきてくれる。それでも2鉢の位置を反対にしてもらったり、貧弱なものがきたら、元のものが弱っていなければ1鉢は継続などということも細かく要望している。

今月の入れ替えの時、ポインセチアの小鉢を持ってきて、「楽しんでください」とくださった。長年のおつきあいの中で初めてで嬉しかった。鉢の受け皿もないが、普段使っていない「お茶こぼし」の下の部分が鉢カバーのようになってちょうどよい。受付台の上に置いて、表面の土が乾くと流しに置いて下から流れ出すまで水やりをしている。なんとなく55歳の誕生日月らしくてよいかもと思えた。

さて、以下は月半ばを過ぎてしまったが今月の観劇などの予定。
12/13(土)PM:「ヒロシマ・ナガサキを語り、受け継ぐつどい」に100人の参加を得て内容も充実したものとなって安堵!
12/19(金)夜:職場有志の勉強会で渋谷の本部へ:こちらも終了後の報告書作成を担当の重責。
12/20(日)大宮のデンタルクリニック年内最終治療日(あと2本は年明け)→実家へ
12/21(日)歌舞伎座大歌舞伎昼の部→観劇・散策仲間の忘年会
12/23(火)ガスコンロの修理:10年の部品保有期間を超していたが部品があって直せるだろうとのこと。
12/24(水)AED講習に初参加!
12/25(木)AM娘の面談に同行→歌舞伎座大歌舞伎夜の部
12/26(金)夜:他部署の忘年会にお招きいただいたので行ってきます。

年明け1月の予定も決まっている分は書いておく。
1/12(月)浅草公会堂:花形歌舞伎第二部=松也の勘平を観る!
1/14(水)歌舞伎座昼の部
1/18(日)歌舞伎座夜の部
1/23(金)国立劇場初春歌舞伎社会人のための鑑賞教室
1/31(土)PM:「ヒロシマ・ナガサキを語り、受け継ぐつどい」反省会
ご一緒する皆様、よろしくお願いしますm(_ _)m

2014/12/14 奇しくも解散総選挙投票日は55歳の誕生日・・・

2014-12-15 23:59:56 | つれづれなるままに

誕生日のお祝いメッセージをメールなどでいただきました。有難うございます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

さて、奇しくも解散総選挙投票日が私の55歳の誕生日にあたってしまった。投票後、約束していた北本の妹2の家に一人で行ってきた(娘はここのところ引きこもり週間になっていてつきあってくれなかった)。

10/11に名古屋の姪っ子2の結婚式に行ってきて、妹1一家のデジカメのセットミスでスナップ写真がないという話を聞き、妹2と私のデジカメや携帯の撮影データを持ち寄って「カメラのきたむら」でフォトブックを作成してプレゼントすることになり、ここのところ頻繁に妹2とつるむことになっていた。

11/30に実家で合流した時にUSBメモリースティックを預かり、それにデータを入れて、12/7に届けたらすぐにできるかと思いきや専用のマシンで自動編集機能を使うということで、絞り込むまでで前回は時間切れ。あとの作業を妹2に任せて3軒の家用に誰の写真を優先にして自動編集するかを指定して若干手を加えてもらった。
12/14は、ようやく出来上がったフォトブックを引き取り&名古屋へ送る荷造りを一緒にやりに行った。妹2が私の分をプレゼントしてくれてサプライズで嬉しかった。

写真にある写真のラベンダーが私の分、グリーンが姪っ子2の分、ホワイトが妹2の分。一緒に行った「カメラのキタムラ」の奥は簡単なスタジオになっていてお子さんにいろいろ着せて撮影するニーズに対応できるようになっていたし、こういうフォトブック製作マシンも何台もあって編集作業をしているお客さんが何人かいました。写真業界も撮影→プリントをしない時代になっているからこういう工夫が必要なのかと感心至極。(追記:年末年始にフジフィルムの「イヤーブック」とTVCMが盛んにかかっていた。)

参議院選挙でとんでもないところに投票してしまった実家の母が今回は行かないと言っていたのに前日に「義務だからやっぱり行ってくるよ」というのを聞いて、ちょっと違うよと思いつつも「気をつけて行っておいで」と励まし、引きこもる娘をなんとか投票所に向かわせることができた。
私は集計の不正のおそれの情報からマイボールペンを持参して投票用紙に書き込んだ。その後、Facebookで「投票済証」をもらってきたというある方の記事に触発されていたので、立会人の方にお願いしたら、写真のような証明書を発行していただいた。私の名も立会人の方の名も手書きされている。「Facebookで見た書式と違いますね」という話をしたら別のものもありますよと名前の入らない笑顔のデザインの入ったシートも見せてくださった。「それって昔ポケットティッシュに入れてくださったものですね」とお聞きしたら、うなずいていらっしゃった。

そうして妹2の家に行って帰ってきたら、選挙報道を見て溜息が出た。最終的には自民党単独過半数で、自公で3分の2を確保するという結果となった。
予想よりも淡々とした気分。志を投げ出さず、生きている限りはやれることをやり続けていくしかないと腹をくくり直した。

と言いつつ、毎週日曜の9時から録画して楽しんでいる韓流時代劇ドラマ「奇皇后」の録画予約も、オンエア時の録画設定もすっぽり抜け落ちた。第20回の分だ。再放送がセットになっていないんだよなぁ(T-T)
やっぱりけっこうボディブローは効いていることが判明・・・」。

(追記)
「投票済証」についてネット検索したら、投票所一番乗りの方の特典「零票確認」にこだわり、「投票済証」の情報を収集した方の記事をみつけた。(→こちら)
その中にさいたま市の簡易バージョンについていたマークは「みらい君」だと判明。

2014/11/29 遅ればせながら五十五万アクセスの御礼m(_ _)m

2014-12-07 23:59:51 | つれづれなるままに

まるまる1ヵ月以上も更新を御無沙汰してしまいました。11月半ば~末ぐらいには五十五万アクセスに達し、御礼の記事アップをと思いつつ、心身ともに余裕のない状態で過ごしているうちに、ご心配のメールやコメントをいただくようになってしまいました。ここにあらためてお詫び申し上げるとともに、皆様のご訪問に厚く御礼申し上げますm(_ _)m

公私ともに忙しかった。
来年開催される国連の軍縮の会議=NPT再検討会議に向けてメッセージ集の作成のためのワーキングチームにも参加させていただき、11/22までに日本語版の内容が確認できるようにすべく、編集会議がくり返されて分担分の作業をしたり、全体に目を通したりでかなりのエネルギーを注ぎこんだ。そこから先の英語に翻訳する作業への参加はできないので、専門の方々にお願いしていく。
また、半年ばかりかかりきりになっていた職場に関わる歴史物語の冊子も11月半ばには発行され、あちこちに活用いただけるように手を打って、12/11にはそれについて、ある部署の全体会議の中で1時間ほど話をしてほしいという依頼があって、その準備もすすめている。
公私ともに、同時期に冊子の編集に関わるという、人生でもなかなかない時期を過ごした。いずれも今現在で、できうる限りのものができたのではないかと思っている。

その間はさすがに頑張りすぎの状態となり、自宅マンションの鍵をなくしてしまい、あとから管理室に届いていてほっとしたり、11/20の人間ドックで胃カメラを飲んだら、ポリープがいくつも見つかって要観察状態とされたりで、けっこうまいっていたというのが実情だ。小さいポリープがいっぱいあってもとる必要まではないという。

母親にそんな話をしたら、胃腸科の専門病院へ行けと大騒ぎ。亡くなった父が最後に心臓が苦しくなっても母に言わなかったのはこういうことが嫌だったからだろうなぁと思い当った。
OBの方に言ったら、そんなものをいちいち全部とっていたら胃壁にかえってダメージを与えてしまうからいいのだと言っていただいて納得した。

最近の自分は、泳いでいないと死んでしまう“マグロ”のような状態だと自覚している。まぁ、こういう時期もあっても仕方がないと思うことにする。

冒頭と下の写真は、11/29(土)に賀川豊彦記念講演会に参加して初めて行った明治学院大学のキャンパス。ミッション系の英語学校として設立され、賀川豊彦も学んだ所縁があるので会場になったようだ。雨が上がったばかりで、学内のチャーチや洋館の建物や通路が赤や黄色に色づいた木々や敷き詰められた落ち葉に彩られている中を歩くのは風情があって堪能した。ヘボン式ローマ字の生みの親のヘボンさんの銅像もあった。

講師は:同志社大学大学院ビジネス研究科教授の浜矩子(はま・のりこ)さんで、「経済活動は人間の営み~我欲の論理を超えて~」というテーマで70分お話をされ、質疑応答にしっかりと20分時間をとって参加者とやりとりをされた。そもそも経済活動とは、人間の人間による人間のための人間だけの営みであり、人間を不幸にするものではない。経済活動の本質はあくまでも人間が幸せになるためのものであるべきという観点に立っている。孔子の『論語』の中に「心の欲する所に従えども矩をこえず」という言葉がある。我欲を追求しながらも人様を傷つけることはしないという絶妙なバランスこそ経済活動のあかしである。この「悟りの世界」は聖書の世界にも通じている。(浜さんはカトリック信者とのこと)
大人が子どもと違うのは、人の痛みがわかる精神性があること。「矩」を越えないのは人の痛みがわかる人である。ところが、子どもじみたふるまいと決別できない人々の政策は、幼児的凶暴性をもっている。このような子どもじみたふるまいをする人々と決別しなければならないと、現政権をばっさりと斬った。
浜さんはビッグイシュー10周年記念のイベントのトークショーを友人と聞きに行ったが、その時も今回も質問をさせていただいた。希望を捨てずあきらめてはいけない、アムネスティ・インターナショナルの「希望のための陰謀」という言葉がお気に入りということで、陰謀は楽しいもので、陰謀チームをたくさんつくっていくというお答えは、何よりも嬉しく胸が熱くなった。

このブログは私を御存知の方だけでなく、Facebookなどと違って匿名でよいということもあり、思ったことを書きやすいので重宝しています。思いを吐き出す場所を確保しておきたい私には本当に有難いと思えます。
皆様も、斜め読み、スルーも含めてどうぞ無理のない範囲でお付き合いくださいますよう、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。