10/11/29 娘が初パーマのくるくるウエーブヘアに、私は更年期障害か?!


実家の母親のリクエストで映画を一緒に観に行く頻度が増している。11/3のレディースデイに観に行った「大奥」は嵐ファンの母と原作ファンの私との利害(?)が一致。その予告編の時に観たいと言い出したのが、イサム・ノグチの母を描いた「レオニー」。
さっそくリクエストにお応えして、27日の土曜日にJRさいたま新都心駅で待ち合わせ。母はいつでもシルバーで1000円だし、私はMOVIX会員カードの貯まったポイントで観たので曜日を気にしないでよかった。
封切りから一週間で小さいシアターに変更になってしまっていたが、客入りはそこそこあり、年配の方が多かった。
「レオニー」の公式サイトはこちら
最初の方から母はぐしゅぐしゅに泣いている。母の人生に重なるところがけっこうあって、感情移入しまくりのようだった。私にも予想以上に味わい深い作品だった。中村獅童が詩人には見えなかったが外国人相手に恋愛をする明治時代の男には十分見えたのも○。

映画を観終わった後の食事には大宮でバイトを終えた娘も合流して久しぶりに3世代の女家族が揃った。名古屋に行って以来かな。

翌28日は結局一日寝てしまい、一汗かいたら動けるようになる。ここ一ヵ月くらいのだるさしんどさは更年期障害というのもあるかなぁと思い当った。
なんとか、仕事も観劇予定もこなしてはいるのだが、夜になるともうPCに向かう気力体力が残っていない感じ。5年前に女性の先輩が言っていたのはこういう感じなのかともわかった気がした。
でも、書きたいことは溜まってくるし、今にふさわしいペースをつかんで少しずつアップしていきたい。

娘のノートPCメビウスも絶不調で買い替えたい一心でマネキン派遣のバイトを頻度高く入れている。それなのに脇の下にできた毛嚢炎が腫れてしまい、ついに皮膚科で荒療治を受ける羽目になって可哀想。家で休んだ後で気分一新に初パーマのくるくるウエーブヘアに変身してきた。これまではかけるとしてもストレートパーマだったのでちょっと浮き浮き気分になっているようで、けっこう可愛いよと誉めてしまった。
私はQBハウスの1000円のカットで十分という開き直り状態だが、お互い重視することが違う母娘ということでいいんじゃないかな(笑)
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10/11/21 体調不良による記事アップ滞りのお詫び


毎週末の土曜日か日曜日かに寝込む生活を送っています。
胃痙攣を起こしたり、風邪っぽくて動けなかったり、一週間、東京に仕事に行くだけで疲れてしまい、さらに芝居や映画を観ているので自業自得というわけではあります。精神的バランスを保つためではあるのですが.......。

コメント返しも滞っていて恐縮です。
ちょっとペースを立て直すまで、お待たせすることをお詫び申し上げますm(__)m

翌22日、四ツ谷駅前のイグナチオ教会の脇の黄葉樹の建物との対比でくっきりと浮かび上がって綺麗だったので携帯で撮影。追加してアップしておく。
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10/11/13 ミニミニオフ会前に上智大学キャンパスを初めて探検す!


JR四ツ谷駅前の職場に人事異動になって5年くらい経った。昨年の6月、お世話になった先生の聖イグナチオ教会でのお通夜に参列させていただいたが、上智大学キャンパスに足を踏み入れたことがない。
13日の土曜日はミニミニオフ会で夕方5時半に四ツ谷に集合予定。赤坂ACTシアターの「ファントム」観劇で遠征でいらっしゃる「あいらぶけろちゃん」さんと玲小姐さんのお二人と待ち合わせだ。私が観た国立劇場の「国姓爺合戦」は4時には終演。芸能情報館の展示も観てから四ツ谷まで歩き、上智大学キャンパスを初めて探検してみた。
半蔵門から四ツ谷まで歩くと北門があるが、締められていて入れない。先日は学園祭だったから開いていたのかと納得。
どんどん日は傾いていくが、教会の植え込みにあった小さな花々がいい香りをさせていて思わず携帯で撮影したのが冒頭の写真。花の名はわかりません(^^ゞ

教会の敷地に入ってみたけれど、キャンパスへは入れないことが判明。キリスト教関係の本やグッズを売っている売店にも入ってみた。クリスマスカードがたくさん並んでいたし、クリスマスに向かうカウントダウンのカレンダーもあって、そろそろシーズンだなぁと季節を実感!

外堀の堤沿いの道にいかにも学校帰りという人通りが多いのでそこにあたりをつけて進んでいくと、正門があった!
入って右手にある1号館は赤煉瓦づくりの古風な建物で、左手の2号館は真っ白な最新式のビル。初代学長ホフマンの像もあった。案内板にホフマン・ホールというのもあったけれど、この先生所縁の建物だろう。
なんとか聖堂というクラシカルな建物もある。さすがにカトリックの学校だな。学生たちがたむろっているのはサークル活動かな?
売店とかあればのぞいてみようと思ったが、なかなか見つからない。午後5時の鐘がなったので引き返し、正門の左手の2号館に学生食堂があるのがわかりエレベーターで行ってみると、閉まっていた。さすがに土曜日のこんな遅い時間にはやっていない。
私の母校は二部があったので、食堂で昼も夜も食べていたのでちょっと感覚が違う。さらに売店は大学生協というイメージがあるのだが、こちらはKIOSKに委託しているらしい(案内板から情報取得!)大学生協のない大学ってこんな感じなのかぁと、この年になって初めてわかった(^^ゞ

待ち合わせ場所に向かう時、聖イグナチオ教会のステンドグラスの出窓に気がついた。外から見てもこんなに綺麗なのかと感心至極。


当初考えていたレストランが土曜日でラストオーダーが5時半ということで、アトレの中の「PAUL」に変更。けろちゃんさんはけろ2さんを連れていらっしゃったので4人で軽く食事をとりながら、それぞれの舞台の報告やらいろいろと・・・・・・。
けろ2さんはおとなしく食も細かったが、おばさんたちが怖かったんじゃないよね?(笑)
お疲れ様でした(^_^)/
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2010/10/30 蜷川シェイクスピア「じゃじゃ馬馴らし」赤と白の女王も彷彿して反芻


千穐楽観劇の簡単報告はこちら
【彩の国シェイクスピアシリーズ第23弾「じゃじゃ馬馴らし」】
演出:蜷川幸雄 翻訳:松岡和子
あらすじは以下、公式サイトより引用。
舞台は北イタリアのパドヴァ。若くて美しく、財産もあるが、口の悪さと向こう気の強さではこの町いちばんのキャタリーナを、結婚相手を求めてヴェローナからやって来た紳士ペトルーチオがいかに「馴らして」、従順な妻にするのか。丁々発止のやりとりが見どころのひとつ。
詳細はウィキペディアの「じゃじゃ馬ならし」を参照
今回の配役は以下の通り。
キャタリーナ=市川亀治郎 ペトルーチオ=筧 利夫
ビアンカ=月川悠貴 ルーセンショー=山本裕典
ホーテンショー=横田栄司 グルーミオ=大川ヒロキ 
バプティスタ・ミノラ=磯部 勉 グレミオー=原 康義
トラーニオ=田島優成 ビオンデロ=川口 覚
スライ=妹尾正文 居酒屋のおかみ=岡田 正
領主/ヴィンセンショー=廣田高志
日野利彦、清家栄一、飯田邦博、新川将人、井面猛志、澤 魁士、五味良介、宮田幸輝、石橋直人、荻野貴継

酔っぱらいのスライが領主の悪戯で、酔いから覚めると殿様だと思い込まされ、旅の一座の芝居を観ることになる。その芝居が「じゃじゃ馬馴らし」というわけだ。スライの場面だけが現実的な舞台装置であり、劇中劇にはウフィツィ美術館にあるボッティチェッリの名画「プリマヴェーラ」からのアップを場面ごとにイメージ的に使うという舞台装置。まさに舞台はイタリア!
写真はその「春(プリマヴェーラ)」。キャタリーナの場面では右上の意地悪そうな風の神のいるアップが、ビアンカの場面では上方の天使のいるアップが使われていたのに笑えた。

シェイクスピアの喜劇は、とにかく理屈抜きに楽しむようにして観るのがいい。蜷川幸雄も苦手だったという喜劇を最近は楽しんで舞台にしているように思う。プログラムに「大らかになったんだよ」とあったが、本当にそうだと思う。キャストもスタッフもこれでもかこれでもかというくらいのハイテンションを楽しんでいる。今回のカンパニーも素晴らしい。

観劇後、松岡和子訳の脚本をちくま文庫で読み終えた。訳者あとがきの中で、「ヘンリー六世」の稽古場でグレー夫人役の草刈民代からの質問を受けて、あるセオリーを発見したと書いている。喜劇にしろ悲劇にしろ、息の合った論戦をした男女は結婚するというもの。確かに息が合うかどうかというのは相性のよさの重要なファクターである。私の友のある女性は会話のテンポが速く、ある結婚式で出会った男と異常に話が盛り上がりそのテンポが噛み合うことでこの人だと思って結婚までいったと教えてくれた(男性も私の友人ではあったのだが!)。だから納得至極。
前沢浩子の解説に、ビアンカとルーセンショーの知的な恋愛は古典的喜劇の路線で、キャタリーナとペトルーチオの肉弾的恋愛は民衆的喜劇という対照をなしていると指摘も興味深かった。

現代的なフェミニズムの観点から、キャタリーナが強引な男の従順な妻になるストーリーについて批判もある。
それを従順な妻のふりをして実は夫を操縦しているという解釈もできるし、今回の演出もそういう方法で、最後のキャタリーナの貞淑な妻の演説は亀治郎の見事な剣舞つきの立女形芸として見せ、この二人のタッグの真骨頂の場面となっていて惚れ惚れした。

さらにキャタリーナは何故こういう選択をしたのかという推理をしばらく楽しんだ。まず妹であるビアンカとの関係。月川悠貴のビアンカは透明な美しさとおとなしやかさで姉よりも親に可愛がられている。そのことでひねくれて性格が悪くなっている姉娘ということが、5月に観た映画「アリス・イン・ワンダーランド」の赤の女王と白の女王の関係のイメージと重なる。親に愛されていないという思いでひねくれ、誰からも愛されなくなりながら、愛されたいという思いを募らせていた。キャタリーナも父親に口答えする時の台詞の端々にその思いが滲んでいる。
そこにペトルーチオが金持ちの妻を手に入れるため、じゃじゃ馬と名高い女でも自分には調教できるという自信を持って求婚し実践する。その強引なやり方に辟易したキャタリーナだが、勝手に愛称の「ケイト」と呼び、愛しているとか君のために○○しているのだと言い続けられると、そういう相手でも貴重に思えていったのではないだろうか。
また筧 利夫のペトルーチオは、調教の過程でキャタリーナが芯の通った知性のある女性だということがわかり、どんどん好きになっていくというのが表情や口調からもはっきりわかったのだ。

ただしキャタリーナには、この男は妻が従順でないと気が済まないらしいということが心身への拷問的な仕打ちの中で嫌というほど思い知らされるわけだ。自分を本当に愛してくれる夫は欲しいし、会話のテンポやテンションの高さはピッタリあう。しかしその価値観が亭主関白の極みということであれば、賢いキャタリーナはどういう選択をしたか?!
と考えると、実に実に面白い!
ビアンカの結婚後のルーセンショーへの最後のよびかけの台詞、ドスを効かせた「オイ」で、アリスの映画の白の女王に感じた胡散臭さを彷彿。これから後、ルーセンショーは妻に頭が上がらなくなりそうな予感の漂う幕切れ。
表面的には夫を立てながら巧妙に操縦しそうなキャタリーナとの対照がくっきり!!

男尊女卑のようなストーリーでいながら、シェイクスピアの脚本は、実に人間や社会というものを表も裏もある多面的なものとして描いているからこそ、どうにでも解釈して舞台にできるタフさがある。
シェイクスピア作品に立ち向かうには真面目ではなく、頭を柔軟に面白がって読むといいようだ。まるで噛めば噛むほどおいしいスルメという感じかな。

オールメールシリーズの過去の感想を以下にリンク。
「から騒ぎ」 「間違いの喜劇」
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10/10/15 国立劇場「将軍江戸を去る」新播磨屋一門によるドラマを堪能


前の演目「天保遊侠録」の感想を書いてから、ずいぶんと間があいてしまったが、勝麟太郎つながりの2本立てなのでしっかりと書いておく。今年の大河ドラマ「龍馬伝」もちょうど「大政奉還」直前!

「将軍江戸を去る」は2008年4月に三津五郎の徳川慶喜で観ているが、その時は残念ながらあまり面白いとは思えなかった。そういうイメージで2009年5月の前進座の国立劇場公演も見送ってしまっていたのは勿体なかったかもと思えた今回の舞台・・・・・・。

【将軍江戸を去る】二幕四場
作:真山青果 演出:真山美保、織田紘二
第一幕 江戸薩摩屋敷
第二幕 第一場 上野の彰義隊、第二場 同 大慈院、第三場 千住の大橋
今回の配役は以下の通り。
西郷吉之助=歌昇 勝麟太郎(海舟)=歌六
村田新八=松江 中村半次郎=種太郎
徳川慶喜:吉右衛門 山岡鉄太郎(鉄舟):染五郎
高橋伊勢守(泥舟):東蔵 天野八郎:由次郎
間宮金八郎:種太郎 土肥庄次郎:種之助、ほか

今回は「江戸薩摩屋敷」があることで、江戸城総攻前夜の攻防の両陣営の人間たちが必死に思いをめぐらし葛藤し、決断をしていくことで時代が大きく動いていったのかと感嘆させられるドラマになっていた。そして役者たちは、その人物としてそこに生きているが如くであった。

薩摩藩士の若手、中村半次郎と村田新八が言い争う幕開け。大政奉還後も江戸では将軍を支持する勢力が強い。あくまで官軍に抵抗するを迎え撃つという動きをみせ、官軍は城下を焼き払ってでも城を落とす作戦なのだ。それを総指揮たる西郷がためらっているのではないかと口論しているのだが、実は薩摩弁がよく聞きとれず何を言っているのかわかりづらかった(^^ゞ種太郎が大人の役をやるようになったなぁという感慨でよしとする。

歌昇の西郷吉之助は、登場した時からその堂々とした体躯が上野のお山の西郷隆盛像のイメージと重なる。西郷は誰かをじっと待ちながら、藩邸近くの町人の喧嘩を眺めていたという。その姿にも若者たちは苛立って噛みつくが、半次郎が勝手に上野の彰義隊と斬りあったことを逆に軍律違反と叱る。
そこに西郷が待っていた幕府方の海軍奉行勝麟太郎が到着。両軍の参謀同士の直接会談を申し入れに行ったのは海舟の弟子である山岡鉄太郎。有名な絵になっているような座敷での会談ではなく、庭先の陶器の卓と椅子で向かいあう。これは場面を変えないですませる工夫なのだろう。

歌昇と歌六のやりとりの芝居が実に聞かせるのだ。勝は江戸の町を戦火で荒らすことをしないことと慶喜の助命を申し入れる。官軍の要求は慶喜の切腹と皇女和宮を戻すことだが、西郷は慶喜の恭順と和宮を守ることを勝が約束したことで、自分の責任で江戸城総攻をとりやめることを約束する。
それどころか西郷は「こちらの方が救われもうした」と涙ながらに感謝する。意外に思う台詞をじっと聞いていくと、そこに先ほどの町人どうしの喧嘩を西郷が見ていた話が出てきて唸らされる。明日は江戸が戦の火の海になるかもしれないというのに、長屋の住人たちがぼてふりの鰯売りにもっとまけろ、ぼてふりはまけられないと口論していたという。ここで浮かび上がる2点。ひとつは庶民たちは戦があろうとなかろうと日々を生きていくために必死になっているという姿であり、もう一つは市井に生きる彼らの暮らしを壊したくないという吉之助の人間性である。
こんな人物だからこそ、明治になって地元薩摩の若者たちの不満の声を受け止めて、謀反人となっても一緒に死んでいく生きざまを貫いたのだろうということまでイメージの広がる芝居だった。
歌六の闊達な江戸人の海舟に対して、歌昇の田舎くささも漂う情の深い懐も深い西郷の並び立つ姿に予想以上に感動させられた。かくして、江戸城の無血開城の合意はなった。

それをひっくり返しかねないのが上野のお山に終結した人間たちである。上野寛永寺の大慈院に慶喜が蟄居しているのを守っているのだが、そこからのドラマを描くのが第二幕。
種太郎と種之助の兄弟が彰義隊の若者二人を熱演。ここでも新播磨屋一門による舞台だと実感。慶喜に江戸城明け渡しの約束を翻させる上申があったと聞きつけた山岡鉄太郎がかけつけてくる。由次郎の彰義隊副長の天野八郎が徳川家への頑迷な忠義一途さをみせ、山岡を押し返す。
将軍家槍術指南である高橋伊勢守も来て、天野の越権を叱り、二人は奥へ通る。
ここで吉右衛門の慶喜が登場。憔悴しきったような姿ではあるがそこにいるだけで、慶喜そのものであった。高橋伊勢守が慶喜の心変わりを諌めるが、その反論が実に切ない。
尊王の水戸家に育った慶喜を賊軍呼ばわりする薩長に対し、将軍職を返上したのだから一矢報いたいというのだ。
お目見えの許されない山岡が水戸家の悪口を大声でいうのが聞こえてきて、慶喜は堪らずに呼び入れる。そこからがまた見ものだった。
慶喜が刀に手をかけて成敗におよぼうとするのを気合でとどめ、命を賭した諫言をする山岡。「尊皇」と「勤皇」の違いを語り、真の「勤皇」をあらわすためには今こそ土地と民を朝廷に返すべきだと説く。その熱弁に心を動かされ、慶喜は本来の約束に立ち戻る決意を固めるのだ。
ここの吉右衛門と染五郎の息のあった芝居に目を見張る。誠心誠意の必死の訴えで貴人の心を動かすという芝居は仁左衛門の綱豊卿を相手にした富森助右衛門が実によかったのを思い出す(「御浜御殿綱豊卿」)。今回も染五郎は吉右衛門に伍しての迫力ある芝居だった。吉右衛門が染五郎に芸の継承をしてもらいたいと思うようになっていることが納得できる。

最後の千住の大橋の場。慶喜らの一行が大橋にさしかかる。女方が登場しない芝居だが、慶喜をしたって見送りにくる江戸の人々の中に吉之丞らベテランの女方がいるのが嬉しい。
山岡も走り出ると慶喜が「勤皇の大義は決して忘れぬ」と声をかけ、山岡を泣かせる。その慶喜が大橋に一歩踏み入れたところで山岡がそこが江戸の最果てと気付かせる。
そこでまさに最後の将軍が江戸を去るという名台詞となるのだが、吉右衛門が実に聞かせるのである。300年近い江戸の時代が確かにあったことの感慨であり、新しい日本のために潔く去っていく姿がせつなく、そして見事なのだ。

「龍馬伝」でも「新しい日本をつくるため」という思いが満ち満ちている最近であるが、今の日本でも厳しい時流に流されず、「新しい世の中」は願えば切り開けるというような気概をもちつつ、やれることをやっていきたいと思うのだ。
などと気持ちが高揚するようなスケールの大きい芝居を新播磨屋一門によって見せてもらえたのが嬉しかった。
あらためてプログラムを読むと、真山青果と組んでこのような作品を初演していった二世左團次の没後70年が今年だとわかった。青果劇の上演が続くのはこのメモリアルイヤーだからなのだろう。当代の左團次は芸の継承をしていないので、大々的には銘打ってやらないということかもしれない。またまた深読み(^^ゞ
写真は公式サイトより今公演のチラシ画像。慶喜と勝小吉の二役を魅力的に今やれるのは吉右衛門だけだろう。

それとついでに海舟・鉄舟・泥舟の「幕末の三舟」についてもリンクをつけておく。江戸を戦火から救った勝、山岡、高橋の名前にいずれも「舟」がつくことから、こう称される。
ウィキペディアの「幕末の三舟」
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10/11/07 今月の観劇等の予定


3日は母親と6日は娘と一緒に、続けて映画を見たら、今日の日曜日はダウン。二度寝はできても三度寝はできず、食べない時間が長くあくとと胃の調子が悪くなるという症状を若い時から繰り返している。結局、虚弱体質なんでしょう。
以下、今月の観劇などの予定です。
3(水)MOVIXさいたま:レディースデイでもあり「大奥」=原作の単行本も読んでいるし、嵐ファンの母を誘って(^^ゞ→大画面で観てよし。眼福でありんした。
6(土)MOVIX川口:ゲキ×シネ「蛮幽鬼」=川口での封切り日!毎日一回ずつしか上映がない(T-T)→演舞場で観たときは3階席だったし、アップの表情にやられます(嬉泣!)
13(土)国立劇場:歌舞伎「国姓爺合戦」=安い方の席から売り切れのため、急遽「得チケ」でGET!
21(日)新橋演舞場:顔見世大歌舞伎昼の部
23(火)玲小姐さんの歴史散策企画:「桜田門外の変」所縁のコース=井伊家の菩提寺「豪徳寺」→松陰神社→江戸城桜田門
25(木)新橋演舞場:顔見世大歌舞伎夜の部
ご一緒する皆様、よろしくお願いしま~す(^O^)/

冒頭の写真は3日に母親と一緒に食べたフォカッチャセット。MOVIXさいたまに行くとコクーン新都心の1階にある「サンエトワール」でよく食べる。この日は「ソウル&東京ミュージックフェスティバル」という大イベントのある日で、どこのレストランも行列。奥まった穴場のようなこのカフェでも最初はばらばらの席でないと座れなかった。「さいたまスーパーアリーナ」のイベント、おそるべしである。
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10/11/04 名古屋の余韻(2)鳴海製陶のマグカップと小倉トースト味プリッツ


名古屋の妹1の新居は緑区古鳴海にあり、アピタ鳴海店にも買い物に行く。この店は鳴海製陶の工場跡地にできたということで、よく共同企画でアウトレットセールをやっているらしい。
私が行った時もちょうどその期間中で、チラシをチェックして行ってきたが、妹がいいなぁと思っていた食器は使い勝手がいまひとつそうで見送っていた。つきあった私は普段使いによさそうなマグカップが欲しかった。職場で使っていたのを先日割ってしまい、替わりに持っていったのはどうにも持ち重りがする。重たいマグカップは敬遠したいというのも年のせいだと思う(^^ゞ

最終日の前日でよさそうな柄は売り切れのようで、写真の青と花柄(紫のバラ!)のデザインは気に入ったのでひとつ買った。300円なら有難いというもの。さっそく職場に持っていって使い始めた。
ノリタケの方が有名で高級なイメージだが、鳴海もリーズナブル。この絵付けについて妹1に聞いたことあり。絵付けはプリントシールを内職の方が一個一個で手作業で貼っているのだそうで、ずれてしまえばその分の支払いなし。内職の単価も安く、けっこう大変な仕事なのだとのこと。もっと安い食器は中国産で、要は手作業にかかる人件費をどう安くできるかということにかかっている。日本国内でつくっているのを安く買えるのもアウトレットセールだからこそで、有難く使わせてもらおうと思う。

一緒に写っているのは「小倉トースト味プリッツ」。名古屋から帰ったら家の近くのスーパーで期間限定販売の最後で割引セールをしていたので思わず買ってしまった。一口目はバターと餡子の味が絶妙で美味しいと思ったが、2袋入りの1袋食べ終わる頃にはあまり感じなくなってしまう。
まぁ、話題ということかなぁ。箱のデザインの金鯱が可愛かったのでよしとしよう。

北本の妹2が行きたがっているのがJR名古屋駅近くの「ノリタケの森」らしい。昔、出張の際の新幹線の車窓からNoritakeのロゴが見えたのは工場だった。その跡地をテーマパーク的にしたのだろうと思い当る。名古屋のガイドブックも古いのしか持っていないので、そろそろ買ってみようかという気にもなってきた。
次回の名古屋遠征の時までに少し研究しようかと思い始めた。
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10/11/02 名古屋の余韻(1)地元でしか買えない?寿がきや味噌煮込うどん5個パック


名古屋の妹1宅への3泊4日の荷物を往きは全部持っていったが、帰りは宅配便で送ってもらうことにした。
箱詰めしたが隙間がある。「何か詰めて送ってくれていいんだよ」と軽い気持ちで言い残した私(^^ゞ
妹1と姪っ子2が何を詰めようかと思案の末、地元でしか買えないという寿がきや味噌煮込うどん5個パックを買って詰めて送ってくれた。けっこう、ビックリの迫力パック!インスタントラーメンのファミリーパックとおんなじだ~。

2人分つくる時も別々の鍋に分けて一人分ずつ一緒につくるようにというアドバイスを受けて、さっそく作ってみた。麺を煮込んだ後、鶏肉、かまぼこ、ネギ、椎茸、生卵を落としてさらに煮込み中に携帯で撮影したのが下の写真。湯気は娘がふうーっと吹き飛ばしてくれる協力ぶり(笑)

写メールで送って報告したら、「油揚げが入っていないよ」と鋭い指摘を受けた。何か忘れたと思ったら、そうそう油揚げであった。
お味はやはりインスタントの油揚げ麺らしく、少々私には油っこい。私の味噌煮込みうどん初体験は名古屋出張の際、山本屋本店のJR名古屋駅の新幹線地下街の店で食べた時。妹1にしょっぱ味が少し足りないと言ったら、山本屋本店がちょっとしょっぱめで、普通はこんなもんよと言われてしまった。
スリコミはおそろしいもんですね。

翌日の11/3はレディスデイでもあり、シネコンに母親と映画を観に行った。よしながふみの漫画「大奥」は全部読んでいるので、映画化されたらはずせない。母親はストーリーはどうでもいいが、嵐ファンなのでニノが出るよと誘ったら一緒に行くという。こうして親孝行を頑張ったらやっぱり疲れた。

ご飯をつくるくらいで毎晩グロッキーで、観劇の記事を書くところまで行き着かない。マイペースでいきます~m(_ _)m
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