Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

オーバーホール(Overhaul) 松・竹・梅(No.2563)

2022-04-11 14:10:31 | グランドピアノの買い方・選び方

オーバーホール 松・竹・梅


ピアノ日誌 «  「ピアノでココロ豊かな人生を」ピアノ愛好家のための 浜松ピアノ店
浜松ピアノ店コンサートチューナー 三木淳嗣 さんの2019年7月14日 動画 & 記事写真を見て欲しい。下のページ指定では今日現在全111ページ中、第46ページ目です。明日以降だともっと後ろになります。
『ピアノ オーバーホール』の意味を問い質す意義深いモノである。三木さんが扱ったオーバーホールピアノ = 梅 であり、オーバーホールをしたのは浜松ピアノ店では無い。オーバーホール後、(多分購入ピアノ店に)3回調律に来てもらったが、「弾き難い」状態続きで、浜松ピアノ店に「整調依頼」が廻って来たのである。

三木さんは書いていないが「ピアニスト=ピアノオーナーが、音色を豊かにするために密度の濃いハンマーフェルトに交換 = 重いハンマーに交換」した、と推測する。 音色が好みでないから、ハンマー交換する。これは良いのだが、交換した後に、更に1作業が必須なことを知っているか、いないか、が天地の差となる。


カワイKG6C は、「梅」状態で出荷


響板が梅材ではない。和食店の「松・竹・梅」である。ウナギだと大きさ、天麩羅だと「梅」だと野菜しかなく、海老や魚は無い店が多い。あの「梅」である。
カワイはKG_Cは基本カワイハンマーを付けていた。それがKG6Cだけ、レンナーハンマーを付けて表現力豊かにした。但し、「鍵盤重量再調整せず」にである。この記事を読んだ時「まさに36年前の俺のカワイKG6C」と思いました。1980年当時、世界第2位ピアノメーカー=カワイ が知らない情報なので、三木さん、渡辺さんクラスの「コンサートチューナー」でないと理解出来ないのでした(泣
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアノ大改造 その1(No.2562)

2022-04-08 00:14:24 | グランドピアノの買い方・選び方

グランドピアノ大改造 その1


私高本がピアノを最も弾いたのは1982年7月~1984年7月である。初めの1年は山形市、次の1年は仙台市である。山形市時代は通勤片道15分弱、仙台市時代は通勤片道5分弱である。毎晩のように弾いていた。すると、何だか変だ。シューベルト即興曲D935/2 は右手が1オクターブ上に移動するフレーズがあるのだが、タッチが全く違うのである。
カワイ調律師に休みの日に調律に来てもらった。山形店の技術者は午前に来て夜まで調整してくれたが直らなかった。仙台店技術者は「こんなものです」とにべも無かった。
ヤマハ仙台店で 杵淵直知 著 Amazon.co.jp : ピアノ知識アラカルト を購入した。杵淵さん没後の発行本だが、店は営業継続していた。1984年7月本社勤務になった直後、暑い日に鷺沼の 杵淵ピアノ店 に伺った。インペリアルをはじめとするベーゼンドルファーが数台置かれており、弾いて見ると思うように弾けた。自宅ピアノが「思うように弾けない」を告げると、出張費だけでピアノを見てくれることとなった。現在は独立した 初めまして。ピアノテクノワタナベ の代表 渡辺幹雄です。 - ピアノテクノ ワタナベ が来てくれた。

  1. アクションは大きな修理が必要。他のアクションに交換することは寸法的に不可能なので、修理となる。
  2. 弦は張替た方が音が良くなる。レスローワイヤーに交換。
  3. ハンマーは悪くないのでこのままで良い。針刺しのみ。
  4. 黒鍵を黒檀希望なので張り替える

アクション交換はヤマハC3,G3など「売れている機種」は交換可能だが、カワイKG6C用は無い、とのことだった。鍵盤は異様に重いうえにムラがある、とのこと。杵淵ピアノ店に持ち帰り、作業して持って来てくれることになった。費用は支払える額の範囲内だった。ボーナス1年分よりも少なかった。1週間程で、再度渡辺さんが来訪、アクションを据え付け、弦張り替え、黒鍵張り替えして下さった。連打はある程度速くなる、ハーフペダルも自在、別の楽器に生まれ変わった。勿論、その後の調律は杵淵ピアノ店 → ピアノテクノ ワタナベ にして頂いた、色々と首都圏を転々としたピアノだったが。壊れるまで。壊れたのは改造した箇所では無い。「駒」が響板から剥がれたのである!
私高本 が最も愛着あるピアノは、この大改造カワイKG6Cである。このピアノのおかげで、ピアノに詳しくなったことは間違いない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアノ下の床が沈んだ → 修理代が10万円以上(No.2561)

2022-04-07 12:16:53 | グランドピアノの買い方・選び方

ピアノ下の床が沈んだ → 修理代が10万円以上


ピアノ所有者でもほとんどの人が体験できないのが表題の件である。

我が家にグランドピアノが入って2年、就職&転勤で山形市に赴任した。古い1軒家の6畳畳の間に「長さ180cm,巾45cm,厚さ3cmの板」を2枚使用、足の下に敷いてグランドピアノを置いて弾いた。翌年、仙台市に赴任、古い2軒長屋の12畳の畳の間に同じ板を敷いてグランドピアノを弾いた。翌年、本社に赴任、我が家にグランドピアノを戻した。問題が発覚したのは、仙台市の借家返還時である。私は立ち会えなかったのだが、仙台支店総務課の担当者が立ち会い、電話が掛かって来た。

「床が沈んで根太が歪んでいる。交換が必要なので、実費を負担するように。次回給料から差し引いて置く」

とのこと。了承した。
翌月給料が10万円以上少なかった。貯金を取り崩して生活した。


1年で床下の根太が歪んだのである。数年過ごしていたら、フォルティシモを叩いた瞬間に根太が折れ、ピアノ足が折れて私高本が下半身不随で2度と歩けなかった可能性が高い。10万円余の出費で済んだのだから、大儲けである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1台目 カワイKG6C購入(No.2560)

2022-04-06 08:11:44 | グランドピアノの買い方・選び方

1台目 カワイKG6C購入


1980年初夏である。母が「グランドピアノを買ってあげる」と言ってくれた。当時応接間にあったヤマハアップライトピアノU1D で、母の好みのワイマン「銀波」や、私高本好みのシューベルト即興曲D935/2 を弾いていた。「弾き難いフレーズがある」を母に伝えていた、多分銀波。どこだかは全く記憶していない。
当時、母が所属していた女声合唱団の指導者=指揮者が練習所=高校音楽室のピアノ調律の調律師を紹介してもらい、ディアパソン・カワイ・ヤマハのグランドピアノパンフレットを持参してもらった。紙で見ても音はわからないので、実際に音を聴きに行った。(今は無き)ヤマハ新宿店、カワイ池袋店である。ヤマハは C7,C5,C3,G5E,G3E,G2E、カワイは GS30,KG7D,KG6C,KG5D,KG3D,KG2D、ディアパソンは 210,183,166 である。
値段は80~160万円である。1ドル=250円時代なので、「舶来品」ピアノは想定外であった。
アクションについての説明はヤマハは無し、パンフレットにも記載無かった。銀波と即興曲しか弾けない私高本には分かるワケも無い。カワイはKGシリーズは「カワイアクション」GSは「新アクション」とあった。ディアパソンは「大橋アクション」とあったが、違いは分からなかった。

音色だけで選んだ。カワイKG6Cが最も好みに合った。


レンナーハンマー使用、とあった。20才の私高本は「ハンマー(と響板)でピアノ選び」だったのである。アクションでは無い。これも今は無き、カワイ川口店で3台のKG6Cから選定した。
ディアパソンピアノもレンナーハンマー使用とあったが、好みには全く合わなかった。「和製ベヒシュタイン」とパンフレットにはあったが、ベヒシュタイン録音のCDも聴いていないし、「好みの音」とは全く違った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマハC3 の衝撃デビュー 1967年(No.2559)

2022-04-05 00:00:10 | グランドピアノの買い方・選び方

ヤマハC3 の衝撃デビュー 1967年


ヤマハコンサートグランドピアノCF についての記述は多い。そして全て正しい。イタリア調律師タローネ の指導の下、スタインウェイコンサートグランドピアノD に匹敵するコンサートグランドピアノをアジアで製作し、多くのトップピアニスト(ミケランジェリ、リヒテル、シフラ、グールド など)がコンサートに録音に使用したのである。

ピアノ界にとって、それ以上の衝撃だったのが、「C3誕生」である。

CF のアクションをそのまま、グランドピアノ G3 に付けたのが C3


のである。さすがにハンマーは、CF同等品では無かった様子w G3ハンマーよりは上等だが。G3 より僅かに価格の高い C3 が「コンサートグランドピアノのアクション」を有したことは、「連打・ハーフペダル」などを音楽大学の教授の研究室で受けたレッスンを練習室や自宅で「アクションは再現」出来ることを意味する。音色の変化は小さいのだが。欧米の音楽大学練習室にC3が大量に流れ込んだ。
「響板が人工乾燥で時間を圧縮したグランドピアノにコンサートグランドピアノアクションを付ける」発想は、欧米のコンサートグランドピアノメーカーには1967年当時は全く無かっただけでなく、2022年まで存在していないと思っている。(現在はあるかも)
出来る限り小さいグランドピアノに付けたかったはずだが、183cm のG3には付けられたが、178cm のG2には付けられ無かった。1967年のヤマハの技術を結集して5cmの壁が立ちはだかった。これは55年経過した現在₌2022年も変わらない。
ちなみに「小型グランドピアノのアクションで最も精巧な機種は スタインウェイS型(155cm)」である。この 28cm は技術力の差である。私高本は スタインウェイ > ヤマハ と認識している。


G2 でアメリカ学校用グランドピアノを落札し、C3 で欧米音楽大学練習室を席巻したヤマハだが、学校用グランドピアノで日本市場を荒らされる。カワイなど国内メーカーとの競争は勿論あった(アポロ・アトラス ブランドが有名)。個別には勝ったり負けたりだったが、トップを走り続けていた。日本市場が最大の1980年(私高本が初めのグランドピアノ=カワイKG6C購入年)辺りから発生した様子。日本のヤマハ・カワイを手本としたピアノメーカーが韓国に出来て、「ヤマハ・カワイ以下の値段で学校用グランドピアノ提供」と相成った。

  1. Samick
  2. Young Chang

である。「歴史は繰り返される」格言をまさに地で行くストーリーだ。
私高本 は弾いたことがある 韓国学校用グランドピアノ、Samick or Young Chang は不明。ヤマハ最安値グランドピアノA1 より魅力無い音が印象的。だが、日本の小中高校に蔓延したのである。

レンナージャパン株式会社 カタログ を読んで欲しい。

レンナージャパンは世界最大のハンマーメーカー=独レンナー社日本法人である。「需要があれば何でも作る」会社であり、ヤマハやカワイなど「自社でハンマー製造」会社の「交換ハンマー」も制作販売している。初めの方は「顔」なので、見栄え良いブランドが並んでいる。最後の方を見て欲しい。「Samic」「Young Chang」と綴り方間違いの気合の入っていない2ブランドが韓国ブランドである。1980年から計算すれば42年、ハンマーは消耗して交換時期です、普通に使っても。

アクションも随分傷んでいるだろうな、1980年代購入の韓国グランドピアノ。

『安く』が大前提の学校用グランドピアノ。小さくても良い、と言うか、小さい方が良い、狭い教室にも入るから。ショパンのエチュードは弾けなくて良い、校歌と君が代が弾ければ良いだけだから。ヤマハは対応機種を世に送り出す。

  1. G1 1988
  2. A1 1993

である。カワイも対応する。GL10,GL30,GL50 が現行ラインアップ。値上げの告知にも掲載されているし、google検索すると、市販されている > カワイ学校用グランドピアノ。安いよ。「校歌と君が代だけ弾けるピアノ」である。カワイGLシリーズは値引きも小さくない。google検索すると安値が次々に見つかるぞ!

「1962年当時のロサンゼルス市教育委員会のような『質』へのこだわりは皆無な市町村」が日本には蔓延しているのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピアノ製造 ファースト・ライン、セカンド・ライン、サード・ライン(No.2558)

2022-04-04 09:48:35 | グランドピアノの買い方・選び方

ピアノ製造 ファースト・ライン、セカンド・ライン、サード・ライン


ピアノメーカー業界用語に上記が存在する。ファースト、セカンド、サード・ラインという業界用語の意味 «  「ピアノでココロ豊かな人生を」ピアノ愛好家のための 浜松ピアノ店 を読んで欲しい。浜松ピアノHP以外で、「サード・ライン 他」を掲載するのは、Piano Music Japan が初である。
引用した浜松ピアノHP中、チェコのペトロフピアノが最も理解し易い。


  1. Petrof → ファースト・ライン → チェコで全工程製作
  2. Weinbach → セカンド・ライン → 中国ハイルン社で響板にフレーム・弦まで張り、チェコで胴体を組み立てる
  3. Rosrer → サード・ライン → 中国ハイルン社製作
  4. SCHOLZE → サード・ライン → 中国ハイルン社製作

ファースト・ラインは、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ファツィオリ など、「最高級ピアノだけ」製造しているブランドが存在している。サード・ラインは「スタインウェイ設計のボストン(→ 日本カワイ製造)、エセックス(→ 中国パールリバー製造)」が超有名。公正な会社 = スタインウェイ である。

◎スタインウェイ は「セカンド・ライン」は無い

ことを覚えて欲しい。この「セカンド・ライン」が超曲者なのだ。
上記のペトロフ社の「Weinbach」ブランドを見て欲しい、google検索すればわかるが、結構高い。「高く売る為にチェコで最終組み立て」である。日本ピアノも「ファースト・ライン」「セカンド・ライン」が存在する。インドネシア・中国の子会社で、途中まで製造し、最終組み立てを日本で行えば「日本製表記は法律通り」だからである。ヤマハ CFX はファースト・ラインだろうが、C1Traditional がファースト・ラインと思う人は少ないだろう。私高本 も思っていない。どこから上の機種がファースト・ラインなのだろうか? ヤマハピアノ売り場の担当者に尋ねても答えてくれないだろう。発表していないのだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマハの上昇ポイント・凋落ポイント(No.2557)

2022-04-03 10:09:13 | グランドピアノの買い方・選び方
日本のピアノ第1号製作は切りの良い1900年である。山葉寅楠 が製作。それ以来ヤマハが製作したグランドピアノの型番の一覧がこれhttps://download.yamaha.com/files/tcm%3A39-1124089/

色んな型番が掲載されているが重要なポイントは数少ない。

  1. G2 : 1954
  2. CF : 1967
  3. C3 : 1967
  4. G1 : 1988
  5. A1 : 1993

この5機種だけである。初めの3機種は「日本のピアノの上昇のポイント」であり、終わり2機種は「日本のピアノの凋落のポイント」である(泣

川上源一 - Wikipediaヤマハ第4代&第6代社長が「上昇」を作った張本人である。1950年社長就任してわずか4年で G2(G3,G5,G7)を製作した。社長就任前年の 初のコンサートグランドピアノ=FC が評論家清水脩に酷評されて、激怒したことは有名。

◎「世界に通用するグランドピアノを作れ」

と激を飛ばしたのだが、ヤマハの資料には 1967年コンサートグランドピアノCF 製作ばかりがクローズアップされているw
実際には「1954年 G2」が「世界に通用する初のグランドピアノ」であった。1953年7月8日から80日の川上源一欧米ピアノ工場視察の結果、わずか1年で製作したのが G2 である。どこにも書いて無いが

◎目標は 米ボールドウィン などのグランドピアノを凌ぐグランドピアノを製作し、米学校に納品する

である。ヤマハ は、独ベヒシュタイン、米独スタインウェイ を目標にしたことだけが伝えられているが、米学校納入が目標であった。1954年 G2 誕生、1960年ロサンゼルスに「ヤマハ・インターナショナル・コーポレーション」設立、1962年「ロサンゼルス市教育委員会が学校用グランドピアノを大量購入」落札である。その後、サンフランシスコ市教育委員会もヤマハが落札する。高級ピアノのみ製作している ニューヨークスタインウェイは学校用廉価グランドピアノは製作していない。

「学校用グランドピアノ」問題は、川上源一社長退任後の日本にも上陸する。日本学校用グランドピアノ界に上陸したのは(中国ではなく)韓国ピアノメーカーである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国ピアノが世界一は20世紀末から(No.2556)

2022-04-02 10:46:38 | グランドピアノの買い方・選び方
2022年現在、『世界最大のピアノメーカーは中国パールリバー』である。多くの日本人が錯覚しているのは「世界最大のピアノメーカー=ヤマハ」である。既に22年前の「日本のピアノ100年」に掲載しているのだが。2001年刊行なので、20年以上前だ。


日本で「パールリバーピアノ」が注目を集めたのは、

◎スタインウェイ サードブランド=エセックスピアノ を発表した時

である。発表した時は景気良かったんだが、数年で「日本市場から撤退」となってしまった > エセックスピアノ


10年前の記事だが注目して欲しいのが、これ。世界のピアノの生産量の約7割は中国

2022年は8割越えているのでは?
『中国で作られるピアノの90%以上はローエンドモデルのピアノになっています。』これが実態である。このピアノを作っているのが、パールリバーである。「ローエンドピアノメーカー = パールリバー」である。

『中国のピア2011年の中国の主要ピアノメーカーの総生産量は35万1千470台で前年から6.5%増で、33万2千715台がアップライトピアノ(縦型ピアノ)であり、1万8千755台がグランドピアノでした。』

文庫 日本のピアノ100年: ピアノづくりに賭けた人々 (草思社文庫) | 孝則, 前間, 裕一, 岩野 |本 | 通販 | Amazon 419ページ記載『2000年にはついにグランドピアノの総売上金額を下回ることになったことである(アップライト252億5869万円に対してグランド282億6270万円)』

日本は22年前にグランドピアノの売り上げがアップライトピアノを超えているのだ。


中国ピアノメーカーの順位は

1. パールリバー
2. 杭州ヤマハ
3. ハイルン

ヤマハ は日本の生産数より、中国の生産数が多いのである。「made in YAMAHA」が最近のヤマハ発信だが、中国や さらに労働賃金が安い インドネシア で生産しているのである。コンサートグランドピアノ CFX は掛川工場で全工程製作しているが、どのラインから中国やインドネシアで製作しているかは、GK1B がインドネシア製以外は明らかにしていない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4台のグランドピアノ購入した 高本秀行(No.2555)

2022-04-01 08:20:10 | グランドピアノの買い方・選び方
本日より「ピアノの選び方・買い方」を掲載する。対象はグランドピアノのみである。(私高本 はアップライトピアノには関心が全くないから)実は3月に計画していたのだが、

ヤマハ ピアノ 値上げhttps://jp.yamaha.com/news_events/2022/pianos/piano_price.html

カワイ ピアノ 値上げhttps://www.kawai.co.jp/info/pricerevision/20220301_grandpiano.pdf

本日より値上げである。円安でガソリンも上がれば、スパゲティも値上げの「輸入品値上げ時代」にヤマハもカワイも7年ぶりの値上げとは良心的! 日本製ピアノも「響板・胴体・フレーム原料=鉄・ハンマーフェルト 等」材料全てが輸入品だからなあ。掲載直後に値上げでは様にならないw


ピアノ購入アドバイスHPは山ほどある。その「全て」が「売り手」のHPであった。グランドピアノの価格帯は 90万円~2900万円(消費税抜き) なので、家や車が同価格となる。家のHPも車のHPも圧倒的に「売り手HP」が多いが、僅かながら「買い手のHP」も実在する。なぜ、グランドピアノのHPだけ「売り手だけ」なのだろうか?

グランドピアノは2台以上購入する人が極めて少ないから

と思われる。車は2年に1回買い替える人は相当数いるし、家も2軒以上購入する人はいる。グランドピアノ2台以上購入経験者はピアノ教師くらいの気がする。2台ピアノを横並びに配置して、1台を生徒、1台を先生が弾くパターン。現在の佐伯周子も同じである。ピアノ室のドアが開いていると、スタインウェイ B に佐伯周子が座っているので、生徒さんが ベーゼンドルファーインペリアル を弾いている。
「売り手HP」は「売りたいピアノを持ち上げる為」に作成されている。「ヤマハHP」はヤマハピアノ絶賛、「カワイHP」はカワイピアノ絶賛、当たり前である。中には「ピアニストHP」のように見させるHPもあるのだが、google検索すると、ピアノ販売店特別顧問だった(爆
1980年~1997年まではピアノ弾いていた私高本 だが、1997年12月「岡原慎也のシューベルト 冬の旅」を聴いて、ぱったりとピアノ弾くのを止めた。「ブレンデル+フィッシャー=ディースカウ 冬の旅」より圧倒的に説得力のある演奏を聴いたからである。その後7年、「佐伯周子:ベーレンライター新シューベルト全集に拠るピアノソロ曲完全全曲演奏会第1回」計画が起こるまで、我が家のカワイKG6C は「音取り」だけに使われていたのであるwww
その後、3台ものグランドピアノ購入になるとは露とも思わなかった。
「買い手」によるHPが世に1つくらいあってもいいだろう。カワイもヤマハもスタインウェイもベーゼンドルファーも良い点もあれば悪い点もある。包み隠さず披露します。この4ブランド以外にも「お薦めブランド」は存在します。我が家のピアノ室には入り切らないので、これ以上の購入はありませんがw

◎購入時と2022年との状況が異なる1980年第1回購入時については「現在2022年ならば」の if 設定も記載します。

1980年は「日本が最安値のグランドピアノ製造 & 1ドル=250円」なので、相当に条件が違います。「現在のヤマハ・カワイ 他」のラインナップからならば、何を選んだか? を明記します。カワイKG6C は現行品ではありませんから選択出来ませんw ヤマハC7LA-XP も現行品ではないので、2022年ラインナップならば何を選んだか? を明記します。スタインウェイB とベーゼンドルファーインペリアル は現行品なので、同じ品を選びます。

質問ある人は、コメント欄に実名記入で書いて下さい。メールアドレスは不要です。(入れても構いませんが)名無しは廃棄します。


私高本 は過去4台のグランドピアノを購入した。

  1. カワイ KG6C :弾き手 私高本:購入者 母
  2. ヤマハ C7LA-XP :弾き手 佐伯周子:購入者 私高本
  3. スタインウェイ B :弾き手 佐伯周子:購入者 私高本
  4. ベーゼンドルファー IMPERIAL :弾き手 佐伯周子:購入者 私高本

傾向として「大型グランドピアノが好き」なことが明瞭。実は2台目は ヤマハ C3LA-XP を当初想定していたのだが、途中で変わってしまった経緯がある。
国産2台・輸入品2台である。当初3台は新品、ベーゼンドルファーインペリアルだけ中古である。カワイとスタインウェイは3台から選定、ヤマハは特注品である。買い方も多種多様経験している。


ピアノ購入希望者が是非目を通して欲しい本が1冊ある。

文庫 日本のピアノ100年: ピアノづくりに賭けた人々 (草思社文庫) | 孝則, 前間, 裕一, 岩野 |本 | 通販 | Amazon

税抜き1200円、最安値のグランドピアノの約1/1000なので、本気で購入意欲のある人は読んで欲しい。安い本なので「興味ある個所だけ読む」で元が取れますwww
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする