Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

あまりにも秀逸な政治判断

2011-07-19 | 雑感
新工程表が出たようだ。いつも感心させられる。どのように人を欺くかでは見事に尽きる。さらにある時期からは政府が東電から十分な情報を得ているのではないかと思わせる。

避難勧告やその後の進展を見ると、殆ど全てを政府は見通していて、菅首相がその決断を見事に下していることが感じられる。

最後の最後までこうして被曝者を増やしていくつもりらしい。原子力発電所の周りの住人などはそもそも重要ではないからどうでも良いのだ。

金や情報のある人間は遣れることは既に遣ってしまっている。情報も得られず、経済力のない者は、政府の言うなりに生きればよいだけなのである。

いまだに福島関連の食料品が日本中に供給されているとは驚きである。味噌糞一緒に混ぜてトレーサー性がないということで日本国民に押しなべて消費させてしまえば被害が偏ることもなく公平な社会運営が出来ると考えたのも官僚組織であり首相官邸であろう。しかし疑心暗鬼で国外は当然のことながら日本国内でも結局は社会的弱者へと内部汚染が広がるのである。そのことが問題なのである。

菅首相の政治行政能力は秀でているに違いない。所詮福島産やその近海・近郊の食料品だけを規制・廃棄しても仕方ないのである。とはいっても、それにトレーサー性を与えれば、誰も高い金を出して汚染された神戸ビーフなどは買わない。そうした点まで最初の時点で熟慮してとった対応が菅内閣の福島対策だったのである。あまりにも秀逸だったので、これからも日本国民は福島の矮小化に騙され続けるだろう。

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