フランスで購入したブルゴーニュを開けた。オートコーテドヌイ2021年ものだ。残念乍らコルクがいかれていた。抜いた時に直ぐに分かった。価格的に20ユーロしないものだから、寝かしておく必要もなく、よかったが、いいものならば精神的なダメージ受けた。案の定その若干かびた様な味はどうしようもなく、レストランならば直ぐに好感させる代物だ。だからレストランは60ユーロ近くの価格となる。
スーパーで購入した日常消費品なので仕方ないが、実はこういう例はドイツのリースリングを購入している中では殆どない。醸造元で購入するワインの管理がいいこともあるが、コルクの不良に関しては管理とはあまり関係ない。当るか当らないかだけだ。勿論高級なワイン程管理された上質のコルクを使うので当るケースは少ない。しかしドイツの醸造所が多くスクリュー型の栓のシステムを日常消費用ワインの為に投資しているのは、フランス程にはいいコルクが入り難い事情があったからだ。それでも昔からそれ程当たった覚えがなく、精々千本の数回にも満たなかった。
最後のバーデンバーデン訪問辺りから喉が痛かったりしたのだが、どうも微熱などがあって、更に腹の調子も悪くなった。となるとやはりコロナの症状で全く夏のあれと似ている。一月以上快適だったのに再び不調になった。早く治すしかないと思う。
11月は死の月だ。例年ならば寒さもあって籠っているのでこの慰霊の日の日曜日も問題にならないが、お天気になったので州などに依っての禁止事項に抵触する場合があったと思う。音曲のエンタメなどスポーツ行事等も許されていない。面白いのは車の洗浄も許されない。あまり意味は分からないが、今年はイスラエルのガザ攻撃もあって、各地で問題があったかもしれない。ナチ時代には英雄の日となっていたようだ。
社会的にもう少しガザの犠牲者に対する支援などの声が、この日を越えてクリスマスに向けての草の根の運動が盛り上がってくることが期待される。
大阪ではベルリナーフィルハーモニカーによって「英雄の生涯」が演奏されたが、週明けからはいよいよ東京での初日となる。上の慰霊の日の決まりによれば、こうした催しものはエンタメではなく芸術的な催しものなので全く問題がない。
日本の学者などはEとUつまりエルンストとウンターハルテュングの区分けを古臭い美学だと批判するが、歴としてこの差異は法律的にも峻別される。九月に指揮者エンゲルが発言していた管弦楽団とジャズのフユ―ジョンへの第三の道への可能性は法的に著作権の徴収率などにも大きく関わるのでそれ程容易ではない。この法的な判断で最も有名なのは嘗ての三大テノール演奏会がエンタメとして認定された事だった。要するにそうした演奏会はこの日には催してはいけないとなる。
スーパーで購入したサヴォワのチーズも平らげた。やはり油脂の多い40%の方が味わい深かった。その時に購入した雉のパイは美味かった。リースリング浸けということでザールのリースリングにもよくあった。次回も是非買いたい。今迄気がつかなかった。聴いてみるまで分からなかった。
参照:
時間的な余裕感を吟味 2023-10-16 | ワイン
パロディーの様なもの 2023-11-19 | 文化一般
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