Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

「ファースト」とは少数派のもの

2017-09-13 | 雑感
車が快調で喜んでいる。新車の時とは比較できないが、それでもその辺りを走っている車の多くよりも静粛性が高そうだからだ ― ただしバネはロールスロイスやBMWのようにはいかないので、次は空気バネが欲しいと思う。だから警告が点くとがっくりする。忘れたころに点いたのはエンジンオイル不足だ。まだ量を測ってはいないが、前回の交換から時間が経っているので、その燃焼と共に粘度が高まって来たのだろう。走り出して暫くして下りになると警告が点いたりする。先ずはいつも使っていたエンジンオイルの三本目を発注する。ここ二三年で僅か3リッターの購入であるが、ランニングコストとして計算しないといけないので新車にはない古い車の維持費には違いない。幸い乍ら油漏れは無く滲み出す位なのでその面では気分が良い。送料込みで10ユーロぐらいだ。

気圧配置が悪くなると雨が降らなくとも最近は朝からぐったりとする。夜中もぐっすりと長目に眠っている筈だが、目が覚め難く、中々血圧も上がらない ― 十代の時には朝の血圧の低下などは感じたことが無かった筈だ。無理してパンを取りに行って、森の中を走る。兎に角身体も重く頭が冴えないのでジョギングするしかないのだが、それでも走っているうちにやる気も出て来る。気温も低く、復路の日差しで漸く汗が噴き出してきた。そうなれば本気になるが、なんといっても歩みが遅すぎる。まだまだだ。

そのような塩梅で10月以降の準備も始めなければ遅くなるが、中々始められない。いずれにしても、この木曜日金曜日までにある程度の見通しをつけて置かないと、秋から冬の計画が立て辛くなって来るので、何とか無理をしてでも気を盛り立ててやって仕舞おう。

不思議なもので、夏の間は夜中に目が覚めて頻尿の夜があったのが、涼しくなって戸締りして早めに床についても朝まで起きられなくなってきた。全ては太陽の日照時間の影響だと思う。陽を浴びる機会が少なくなっているので、意識して陽に当たらないと駄目なようだ。例年はこのように感じたことは無いのだが、今年は何か事情が異なる。影にいた時間が例年より長く、年間の量が足りないように感じる。

選挙の張り紙が方々にある中で、みすぼらしいAfDのそれに初めて目が行った。ドイツの何とかのためだったが、殆んど意味不明だった。「何とかファースト」と言うのと一緒で、そもそもそのキャチフレーズには意味がない。選挙権を持っているのは「何とか」だけだからである。それでも態々「何とかのため」を強調するのはそれ以外の市民の排斥でしかないことは少し考えれば誰にでも分かる。

ポピュリスト政治として「何とか」を掲げるならば、その「何とか」は少数派であるべきで、選挙前から多数派である「なんとか」を強調するのはやはり排斥運動でしかないである。法務大臣がAfDのプログラムは憲法違反の疑いがあり、信教の自由などを奪うものだとAfDの危険性に注意を促した。

同時にSPDは、ここに来て「大連立でメルケルを入れてやっても良いが、こちらが出向いてもいい」というような大口をたたくようになっている。新聞はこれによって野党になるSPD支持者の棄権を避けたいようだとしている。またCDUは「FDPが連立を成立させずにSPDとの所謂緑赤黄色の信号連立を考えている」というのに対して、FDPは「緑との移民政策が上手くいかない」と言明して、同時に「SPDとの其れは実際上あり得ない」としている。政治的な有権者への駆け引き合戦だが、そもそも移民に厳しくしてもAfD票をどこまで削れるかはとても疑問で、なにがなんでも連立入りするぐらいを強調しないでも再び全員落選にならない自信があるのだろう。下部組織が確りしているということだろう。



参照:
謝謝指揮大師佩特連科! 2017-09-12 | 文化一般
Digitalisierung ändert Alles!? 2017-09-08 | BLOG研究
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