Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

可処分所得三割増の一年

2016-12-16 | 
霧が出ていて、走るスピードも出なかった。それでも登りが可成り楽に走れる様になっていて、降りには直ぐに加速できる。明らかに心肺機能が鍛えられちている、高山でのスキーが楽しみだ。天候もあり、週末の疲れがあったので、久しぶりに走ったが、腸の調子が急激に変わった。ここのところ肉類も食さなかったのであまり便通も良くなかったが、一挙に身が軽くなった。

車のラディオが伝えていた。合衆国の幾つかの州で教師の銃の携帯を認めるということである。それによって不慮の場合は加害者を射殺して被害を最小に止めるのである。教育の場で武装して相手を黙らせることには合衆国でも抵抗があったのだろう。

新聞を見ると連邦共和国の今年の可処分所得が被雇用者で35%、雇用者で25%昨年度よりも増えたというから素晴らしい。これならば目標のインフレ率が正しいことになる。労働市場の好調からこれだけの所得増になっている。今後のドイツの企業の状況を考えても先進工業国としてはトップクラスの成長が期待できるような数値であり、その経済的な眺望は開いている。

日本とは大違いである。そもそも貿易輸出国であるドイツの場合は資源が無く、その付加価値の差額でしか富を生まなかった訳であるが、日本の場合は国内市場も大きくその余力で貿易黒字を築いてきたに過ぎない。ドイツはEU市場をものにしたのに対して、一方日本は高齢化と少子化で国内市場が縮小している。そして所得増どころか所得が減少してきているとなると、企業も何もかも日本経済に将来性などないのが分かる。少なくともドイツの差は一気に開いていくに違いない。このような結果になることは四半世紀前以前から分かっていたのである。

可処分所得がこれだけ増えれば何を購入するか、どのように投資するかで個人は勿論社会の今後の豊かさが変わって来る。正しくそこがドイツ社会の強さであり、それは母国に投資する外国人労働者においてもその堅実さはあまり変わらないであろう。



参照:
行ってみようよTTIP DEMO 2015-10-09 | マスメディア批評
憧れの移民国ドイツ 2014-05-23 | 歴史・時事
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