Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

相互相関連想的観念連想

2014-02-27 | 雑感
事件には関連性があると言われる。それは人間が知能を持っているからに他ならないからである。そもそも関連性とは想像力であったり創造力であり、そうした関連性を見つける能力をIQとしても表される。

バイロイトでの権力闘争に続いて、ドイツの音楽劇場文化のメッカでもあるドレスデンで、先週金曜日に文化大臣から現支配人の解雇通じが出された。詳しいことは分からないが、有名なジェラード・モルティエ派の外国人が権力闘争に敗れたことを示している。

そしてここでもバイロイトと同時に後ろには指揮者ティーレマンが居て、悪辣な権力闘争を表面では惚けた発言をしている ― 一つのオペラプロダクションの最初二三日か振らないのに、次の指揮者が居ないということのようである。そのインタヴュー自体はもはやこの指揮者の信者となっているビューニック女史が行っているので、権力闘争の勝者としてはあからさまには紹介されていない ― 新聞は支配人無しで暫定的におくということである。

そもそもザクセンの政治的なその文化的な裏を少しでも知っているものならば、あのバッハも苦労した歴史的な複雑さがあるのは当然である。バイエルンとザクセンの双方に奇しくも関連を見つけるのは通常の能力である。

そのような記事はどうでもよいのだが、ネットでみると、バーデン・ヴュルテンベルク州政府は、学術論文の無料公開を強く押し出している様で、議論があるとしてもとても興味ある。そもそもインターネット自体の役割は学術的な成果の情報交換にもある訳で、ネット再構築議論の中で再び重要視されることを願っている。最近の傾向として米国並みの学術の産業化が進んでいることから、税金で賄われている教育と研究が一部で商業化されることは、最終的には基礎研究などの空洞化を招きかねない事象として危惧される。その意味から、明確に商業的な価値とは別途にこうした学術的な成果を広く共有していくことが重要なのである。

それにしても体の傷みは消えない。顎が外れて食事がし難いのも影響があるかどうかは分からないが、肩も凝っている。背筋も腰の上も疲れがある。脛から下も足の甲まで疲れている。就寝時は暖房を切っているが、起きているときは陽が陰ると寒い。

寝床で、当日入手したバッテルト岩場のガイドを読んでいたら、先日購入した新しい靴の方が登り易そうな状況を想像できた。場所によっては使ってみたくなった。その底厚からすると、室内クライミングでも古いポンタスと併用する方が消耗が少なくて良いかもしれない。室内壁も精々あと数回程度だろうか?来週もまた天気が良さそうである。



参照:
狂った歴史の落とし前 2014-02-23 | 文化一般
ブルックナーの真価解析 2013-12-17 | 音
硬い皮膚感覚の世界観 2007-11-15 | 文学・思想
デューラーの兎とボイスの兎 2004-12-03 | 文化一般
コメント
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