Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

今年の特異気象は続く

2013-06-10 | アウトドーア・環境
週末に眼鏡親方が奥さんがラインのダム事務所で働いていると聞いた。大きな話題となった洪水は同じように雪溶け水が重なったラインでも同じように決壊の恐れ不があったようだ。とは言ってもラインは広いのでいくらでも河川敷があり被害が出るのは一部地域で、最終的にはオランダが水没しないように調整してやるのが上流のドイツの仕事なのである。

ラジオなどを聞くと十年前に百年に一度といわれ政治家の活躍などが大きく伝えられたオーダーの決壊時よりも今度の方が水位が高いとして百年がそれほど早くやってくるかという疑問が専門家の口から答えられていた。

河を制する者は国を制するというが、エルベやオーダーのそれはそれほど大きなものではなく、そもそも冠水するような場所であるから歴史的にもあまり栄えないのは事実であり、それは日本の東北の一部もまったく変わらない。特に農業となるとそのようなやせた土地で出来るものは限られてしまう。

大きなライン平野にしても両サイドではワインが栽培されているが、それが迫っているラインヘッセンの土地の土壌は改めて言うまでもなく、ラインガウにしても狭い谷間に争うようにして栽培しているに過ぎない。それでもエルトヴィレなどがモーゼルの河岸のように頻繁に水没するという話は聞いたことがないので、やはり自然の恵みがあるということなのだろうか。



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