Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

アドレナリン全快の勉強会

2013-03-17 | 生活
久しぶりにアドレナリン全開だった。危険認識のクライミングのワークショップがあって、落下トレーニングをしたからである。都合四回ほどフリーフォールをさせて貰った。ティーンエイジャーの時に出し過ぎたので、もはやあまりでなくなっていたかもしれないが、不意ではなく故意に飛び降りるとなるとそれなりに勇気がいる。

落語の愛宕参りではないが、押してくれる人がいなければ覚悟を決めて飛び降りなければいけない。特に同じ個所で一人目の飛び込みとなると、それなりにどこかに当たらないかなどの不特定要素があって、それなりに不安である。

先ずはトップロープの形で二メートルほどたるみを作って飛び降りた、流石に三メートルほど自由落下すると何処で止まるのか不安になる。それでも無傷で止まってしまえば終わりだ。その一回が最もアドレナミンが発射された瞬間だったろうか?続けて二回目は半分ほどの落下で余裕だった。

三回目はリードで登って、上から落ちるので、すこし雰囲気は変わったが、同じ場所であり不安感も少なかった。四回目は、オヴァーハングの上のカラビナから、オヴァーハングの下へと飛び降りるので、ロープが下に張っていて、そこに足を引っかけないようにとか考えながら飛んだ。とても上手くいって、十分にうれしかった。一般的に庇を超えてからの垂壁は高度感もあり、どこでも力を使った後だけに恐ろしいのだが、こうした要領を覚えると心理的にとても楽になる。

シーズンの51日目が前記ワークショップとなりランダウのホ-ルとなったが、49日目、50日目はホームグランドで登った。七級マイナスを各々一つづつ試したが、どうしてもロープを掛けるのが難しくて、カラビナを握ってしまう場面が出てくる。要するに姿勢が固定できないのである。そのトレーニング方法は既に分かっており、始めたばかりであるが、来シーズンにはこれが克服できれば七級へと無理なく駒を進められることは確認した。

軽率な相棒の医者に参加を勧めたのだが、未だに音沙汰もないガールフレンドへの未練から都合が分からないとか言い、即座に決断することもなく、鷹揚に振る舞っていて、途中からやってきても追い返されるだけであった。公式のワークショップであるから当然の処置であり、そもそも軽率ゆえにああした町医者の優柔不断ぶりが通ってしまっているのであるが、実際に緊急の時に医者としての応急処置がどれほど役に立つかなどを考えると、看護婦以上に役に立ちそうもないのである。外科でもないので、緊急に出来ることは止血ぐらいではなかろうか。兎に角、周りが横着を許しているので、何か本人が勘違いしているようで、全く情けない。軽率だけならば本人の性格で仕方ないが、軽薄となると処方の仕様が無いから困る。



参照:
Mens sana in corpore sano 2004-12-31 | 数学・自然科学
憑かれて疲れることもある 2006-07-18 | アウトドーア・環境
中空に曝け出される意識 2008-10-18 | 女
アドレナミン分泌の日々 2012-06-19 | 雑感
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする