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パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ブルックナー 27 ヴァントの6番

2009-12-13 | music/classic/Bruckner
シンフォニー6番を作曲中の1880年、ブルックナーは夏に休暇に鉄道でスイス旅行に出かけた。各所で多くの女性に関心も持ったといい、大自然のすばらしさも満喫したことだろう。この自然を愛好する気持ちが、この交響曲の中でのびのびと表現されている。ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』とよく似た趣があり、この曲は“ブルックナーの田園交響曲”と呼ばれることもある。しかしリズム動機が全曲を貫くところや「田園交響曲」にない激性や輝かしさはブル6独自の境地だ。

オケの実力は、ブルックナーなど、和音が重要な部分を占めるとたいへん気になる。20年にわたり、ブルックナーを振っていたギュンター・ヴァントが、1995年にハンブルグで、手兵の北ドイツ放送交響楽団を指揮したライブは、さすがヴァントが3番と6番を得意としていただけあって、堅牢で、構成力もしっかりしている。各パートのバランスもよく、アンサンブルもいきいきと、よく鳴っている。
Total 55:07 ①16:37②15:57③8:50④13:41 原典版である。

はじめは、なんの思いもなく、ある意味で苦痛を伴っていた6番。
全体を通して、リズミカルで行進曲のようなフレーズ、そして、流れるような哀愁のある民族音楽のようなやわらかなフレーズが入れ替わり立ち代り出てくる。勇気とやすらぎを与えてくれる。
第2楽章の美しくもやさしい3つの主題が、絡まりながら盛り上がり、静に消え行く。敬謙さと崇高さがここにある。
第3楽章は、力強くもブルックナー和音が冴える。澄んだ楽章。10分もなく、一番短い。
いきいきとフレーズ渦巻く第4楽章。一気にフィナーレへ。明日へ。

ブルックナー休止もないので、全体を通してひとつの流れるような印象が強い曲である。
総じて勇気とやすらぎを与えてくれる。


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