前作、猿の惑星:創世記(ジェネシス)を、当ブログは以下のように褒めている。
<「老い」とは
<「親子の絆」とは
<「人格」とは
<「愛情」とは
<「人権」とは
<「尊厳」とは
<なあんていうようなフレーズが、観賞後に するすると出てくるドラマに仕上がった。
そしてまとめは、
<人類の滅亡 ≒ 化学×Greed×グローバル社会
今作もオープニングから既に、結論部分の「グローバル社会」が引き金となり、人類は滅んでいく!
そして10年後...
コミュニティを築いていたシーザー(写真)の元に、知らせが入る。
90%が死滅した残りの人間たちがまだ生存しており、自分たちのテリトリーに侵入した、と。
いったん侵入を断ったシーザーだったが、テリトリー内の水力発電所を起動する目的があり、人間側も引くに引けない...
そして...
前作の満足度も高かったが、今作はそれを超える。
上映時間が131分もあったので心配していたのだが、その2時間以上に渡ってダレること皆無。
かな~り満足度高し!
最初の1時間は猿社会中心に進むのだが、この部分が後半への大事な布石になっている構造。
「人類と猿軍団との戦争は避けることはできないのか?」という疑問に明確に応え切る。
この筆力に、圧倒された。
前作は入らなかったが、今作は年末のベスト10入の有力候補に!