日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



大分トリニータ元社長・溝畑 宏氏の経験した「天国と地獄」を振り返った1冊。
当ブログでは、テレビで彼が特集された特番を紹介しているので、先に部分引用したい。
(2008.12.30 カンブリア宮殿 ~キャリア官僚を捨てた名物社長の挑戦~ 溝畑 宏社長)

<イタリアの地方都市でも堂々とワールドカップを開催している事実に感動。
<    ↓
<変人扱いされつつ、説得作業を開始。
<「自分の器は自分で作る」
<    ↓
<「ワールドカップは大都市でやるもの」=やる前にまず言い訳を食らう
<「カッブラーメンだかワールドカップ」=当時の人々の認識に唖然
<    ↓
<「Aカッブ Bカッブ ワールドカッブ」=溝端氏の切り返しギャグ
<    ↓
<「改革しようと思ったら、最初は非常識から入っていく」
<「根拠があったら誰でもやります。
< 根拠はこれから毎日血みどろになって、00.1ずつ作っていきます」

<「男たるものは、苦しいときに真価を発揮する」
<「いつ死んでも悔いはない」
<「ブレないこと。人目を気にしだしたら軸がぶれる」
<「自治省で浮くことを狙っていた」
 
極めつけは、   
<「逆境さんウェルカム・バーティ」


ところが。。。。。
この番組直後に状況が急転、「逆境さんウェルカム・バーティ」なんて言ってられない「地獄」がぽっかりと待っていた。
この本は後半で、そこをあぶり出している。

いみじくも、この番組終了翌日にそれは始まった。
胸ゼッケンにJリーグのルールでつけられないながらも、男・溝畑に惚れ込んで支援してきたはずのマルハンがスポンサーから今季で脱落することを通告。
次のスポンサーを探し出してきたものの、それがきっかけで大トラブルに陥り、ついにはチームから追われてしまう。

ナビスコカップ優勝、テレビ特番の翌日から始まった転落。
「天国と地獄」というタイトルはまさにふさわしいものだ。
チームの経営という視点で、サッカーファン必読の1冊と言い切りたい。

最後に。
大分トリニティのゼロからの立上げから奮闘してきた彼の闘いによって、なんとか形になってきたものが今はどうなっているのか。
先日の記事から以下、

サッカー:トリニータ、再建道険し 胸広告なし、客半減…利益、計画の11% 
 「再建計画を下回り、甘んじて批判を受けたい」。
経営再建中のサッカー・J2大分トリニータの運営会社、大分フットボールクラブの
青野浩志社長は5日の今期決算見込みの会見で、沈痛な表情で説明した。
シーズン中に行われた異例の会見。チームの成績も低迷し、来季昇格はなくなった。
厳しい現状に青野社長は「県民、企業、自治体に幅広い支援をお願いしたい」と訴えた。


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