同タイトルの舞台劇の映画化。
なので、基本、ワンシチュエーションもの。
どうワンシチュエーションなのか。
まだ黒人差別が残る1964年。
プールつき、パウル・クレーの絵も飾ってある、小洒落たモーテル。
4人のビッグな黒人がここに一同に集まる。
その4人は、
・カシアス・クレイ(プロボクサー後のモハメド・アリ!)
・ジム・ブラウン(NFLアメフト選手)
・サム・クック(歌手)
そして、
・マルコムX
集合したところで、マルコムXが仕掛ける。
パーティのはずが、4人のみの会合で酒すらもない。
(4人が集ったのは事実だそう)
でここからが予想通り、会話劇。
カシアス・クレイを説得し、ムスリム系の宗教団体に入信させることに成功したマルコムX。
さらにメンバーを勧誘にかかるが…
当時の黒人差別を色濃く映し出したストーリーではある。
が、当ブログ的には、
・ボビー・ウーマック のヒット曲とそれをコピーしたストーンズ話
・あの名曲、の誕生秘話(ただし仮説)
という点で、音楽ファンのための映画だと感じた。
その後、ここに集結したメンバーは、
・マルコムX → 銃により暗殺
・サム・クック(歌手)→ 銃により射殺
・カシアス・クレイ(モハメド・アリ) → 2016年 逝去
・ジム・ブラウン(NFLアメフト選手) → 84歳、在命!
という運命を辿っていることに触れないわけにはいかないだろう…
監督は何と!これまでは女優の、レジーナ・キング。
まあ無難にこなしたかな、という印象。
結論:舞台劇の映画化は、会話劇でありつつ、あの名曲、の誕生秘話(ただし仮説)