やはり、読み進んでもその後は現象面ばかりが綴ってあるだけで、不満がつのる。
もしこんなレベルの内容なら、最初の30ページはもっと謙虚にいかないと....
明らかに、ぶち上げすぎである。
あまりに決定的に、「論拠」部分が薄い。
現象だけでいえば、フツーの人でもスタバに1時間いれば、この本で取り上げている変化には気づくだろう。
5万円パソコンが売れている理由からも簡単に類推できる。
思わす笑ってしまったのが、ラストの結論部分(といえるのか?)で引用される「中銀カプセルタワー」
褒めるのはかまわないが、その建物の現状をご認識いただきたい。
使い勝手があまりに悪いため、ちゃんと使用されている部屋は数少なく、取り壊しも早々という旧時代の遺物。
(外から見る分にはおもしろいんだけどね)
それと、変わりつつあるワークスタイルを重ね合わせるとは、ここまでくると見事しか言いようがない。。。
調べてみたら、この著者の方の本は「次世代ウェブ グーグルの次のモデル」を読んでいた( 2007年04月14日アップ)
この時には、ここまで悪い印象はなかった。
後半尻すぼみっぽい印象は似ているが。
ひと月15文字書くことを誇る(笑)前に、これだけ「薄い」文章を世の中にさらけ出していることを恥じることから始めた方がいいと思う。
百歩譲って、ネットでは別に書き散らしてもいいかもしれない。
が、本は「購入」という行為を伴うので、その反動は「もう買わない」という行動で購入者の意思が示される。
少なくとも、私はそうさせていただく。
PS あとで知ったのだが、この本で紹介されている内容で「タダ乗り」とネット上で批判されているよう.....
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