日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



著者は、モーツァルトと言えばこの人(笑)海老 澤敏氏。
出版は、川崎市生涯学習財団かわさき市民アカデミー出版部 から。

当ブログは過去の経緯からしても、モーツァルトとくるとピピピと反応するタチ。
CATEGORYをみていただければ一発ですが、「W.A.Mozart」(43)←

この本も、内容が海老氏のエッセイや講演をまとめたもので、重複が間違いなく多いということも理解した上で読ませていただいた。
モーツァルト生誕250年祝年にまつわる騒ぎを批判的にみつつ、モーツァルトへの愛にあふれている。


最も刺さったのが、アーノンクールが2006年1年27日」にモーツァルト・イヤー2006開幕式での演奏・パフォーマンスについてのくだり(有名な話なのかもしれないが)

誕生250年を祝う開会式典の最後を飾るメイン・イベントでアーノンクールが演奏したのは、三大シンフォニー(K543、K550、K551)からということでどれも名曲なので文句はないようなのですが、そこで演奏されたのは、なんとお祝いには最もふさわしくなさそうな短調の、K550ト短調シンフォニー。

第2楽章まで演奏したところでアーノンクールは演奏を中止!し、いきなり引っ込んでしまった。
そして譜面台ととともに再登場し、それからは20分ほど講義。
モーツァルトの音楽の深淵さを語ったあと、第三楽章、第四楽章を厳しくていねいに演奏したとのこと。
やや浮かれすぎが懸念された(実際そういう面も多かった)モーツァルト・イヤーへの強烈な一発だったわけです。
その演奏、聴きたかったなあ~........
そんなこと言ってても仕方ないので、この2006年の最大の収穫と思っている「フィガロ」でも見ますか~
(これもアーノンクール)


最後に余談だが、電車内でこの本をよく読んでいた。
で、本の中で曲が紹介されるとともに直ちにipod touchでその曲を検索(songs→ケッヘル K.番号で全て管理しているので)再生しながら音も同時に楽しみつつ読んでいた。
これぞ新世紀ならではのモーツァルトの聴き方・モーツァルト本の読み方では?

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