ドキュメンタリー作品。
このジャンルは、ネタが勝負。
そして今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー作品ノミネートされただけのことは、ある。
ヴィヴィアン・マイヤーとは何者か。
彼女は全く無名のアマチュア・カメラマン。
家政婦で、結婚もせず、気難しい人物として周囲からも扱われるような存在。
そんなマイナーな彼女の存在に気づき 調べはじめるのが、アマチュア歴史家のジョン・マルーフ。
現像もされていないフィルムをタダ同然でオークションで入手し現像してみたら、そこには独特の世界があった。
彼女の生きていた1950年代のシカゴの街・ヒトが彼女なりの世界観でモノクロに切り取られていたのだ。
自分のブログで公開すると突然、人気が出始める。
そして…
確かに彼女の写真にはその時代独特のリアリティがあり、その点で説得力がある。
完全に埋没したはずの人物が、何十年もたってから再評価されるとは…
前に歌手の話で、忘れられているはずが、ある国ではスーパースターという話があったが、こちらは全くの無名。
その点で今作、異色のドキュメンタリー映画と言えよう。
10/10~公開。
| Trackback ( 0 )
|