日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






あの有名な イームズ・チェア を生んだクリエイター夫婦のドキュメンタリー。
ただ「椅子」で括るより、1940~60年代アメリカの近代主義デザインの潮流「ミッド・センチュリー・モダン」の中心人物、と言う方が正しいか。



タイトルにもあるように、チームを組んだイームズ夫婦の役割は、はっきりと分かれていた。

建築家としての構築能力で売った、チャールズ
画家の感性を生かし、夫を支え続けた、レイ

前半はこのコンビ成立、イームズ・オフィスの立ち上げ、そして順調な成長を描く。



この役割に変化が訪れる後半が、すこぶる面白い。
時代が、彼らをそうさせた。

どう変わるか。
後半にはいると名声が伴うことで、家具、アートから一気に取り組む世界が巨大化する。

それは大企業からの依頼によるプロジェクト。
「ミッド・センチュリー・モダン」の中心人物になったことで、企業トップと「サシ」で仕事が決められるようになったのだ。
中間に立ちはだかる無能力な人々を介在させずに、自由に発想を形にできる、が実現した。

大企業の中でも目立った存在だったのが、IBM。
NY万博のパビリオンのコンセプトの企画、設計のような大プロジェクトやら、「数学」を若い人たちに好きになってもらうコンセプトの映画づくり、他。

この映画制作で構成能力に優れたチャールズは、世界初のイメージ映像を実現。
それは、砂浜の人から映像が空に引いて→街→地方→国→地球→太陽系→宇宙の果て、というもの。
今では当たり前のように使用されているが、この超ロングショットの開拓者だったのだ!


このように、非常に刺激的な観賞に。
そんな知的刺激を受けたいアナタに、お勧め!のドキュメンタリー。
5/11より公開。

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