劇場公開で見逃したので、DVD化直ぐに鑑賞。
既にオープニングでまず驚くのは、ジェイク・ギレンホール。
のっけから、全く正気ではない目付き(笑)
ろくな仕事もなくせこい盗みで、日銭を稼いでいた主人公。
その彼が偶然にも、自分の運命の仕事を見つける。
それは、事故・犯罪現場で警察が駆けつける前にその映像を撮影し、放送局に売りつける稼業。
警察無線を傍受し、現場に猛スピードで駆けつけるノウハウなど、テクニックを次々と身につけていく。
そのうちに、視聴者が求めるだろう映像を理解し始めると、局のリクエストに応えるべく....
鑑賞後にまず思い出したのは、褒め過ぎかもしれないが「タクシードライバー」
トラヴィスはベトナム戦争で狂って帰ってきたが、あの狂気に近いブッとび方!
かつ思い出したのは、直前に観たのが記事でもアップした「サウルの息子」
あちらも20世紀の狂気の中で狂う男の話、なので連発か(笑)
上記2つは20世紀だが、こちらは21世紀版、って所が新しい。
しかも狂う理由は戦争でもはなく、自分の資質(70%) + L.A.(15%) + 過当競争に陥った テレビ報道!(15%)
実は!
当ブログは現在、ある事情で「狡猾」を学ばなければならない環境にいる...
このため、このサイコな主人公が巧妙にウソをつく言動・行動は、大変参考になる(笑)
ギレンホールだけでなく、彼と向き合う共演 のレネ・ルッソ もいい。
昔は美人キャスターだったことをリアリティを持って感じさせ、それゆえの焦りをスンナリ理解させる配役で、マル。
公開時に観ていたら、ベスト10入りもあったかもな?な刺さり具合。
オススメ!