アメリア、と聞くと自分の脳裏に浮かぶのが、御大 Joni Mitchellの同タイトル・ソング。
なんともしみじみしたスローな一曲。
日本では無名だが、アメリカではあのウーマンリブ以前の時代を代表する女性として生き抜いた彼女に、やはり自分の時代を生き抜いた Joni Mitchell が郷愁とともに歌い込んでいる。
これじゃ、しみじみしない訳がない。。。。
という訳で、この映画に期待したのは「鑑賞後にそういった時代のノスタルジアを感じさせるか」
そういう点で、この映画は○マル。
十分にそのノスタルジアを感じつつ、気分よく席をたつことができた。
女性飛行士アメリア・イヤハートが求めた「束縛されない自由」は「空を跳ぶ絵」をみせるだけて、一発で理解させストーリーへ入り込めさせてしまうのもズルい(笑)
そうして魅せるうちに、夫婦のドラマへと転換していく。
主演の ヒラリー・スワンク も演技派らしく素晴らしい(いつも通り)
が、全く予想外によかった(笑)のが、リチャード・ギア(ええっ?!?)
出版業界を軽く生き抜いて来た男の姿と、その中に彼女にかい間みせる誠実さが、ハマリ役だと感じさせた(珍しく)
公開は今週末から。
あの時代のアメリカのノスタルジアを感じたいアナタにはお勧め!
| Trackback ( 0 )
|
当時のアメリカにおける女性の地位/見方や、冒険/冒険家に対するアメリカ人の考えなどを知らないので、ノスタルジーを感じるよりも上っ面をだらだらっとなめただけの伝記映画に見えてしまいました。
アメリア・エアハートの偉業にケチをつけるわけではありませんが、この映画での取り上げ方は疑問でした。
その程度のものだという認識なので、ノスタルジアという表現にならざるえないのです。
この映画の評価についても同様で、それ以上ではないというというニュアンスもこめて書いたつもりです。
どう思われますか。
>評価についても同様で、それ以上ではない
なるほど。
私はもう少しドラマチックな部分があるのかなと思ってましたので、少し肩すかしでした。
もとより、皆さんのいろんな見方、感じ方を否定するものではありません。
この映画に限りませんが、時代背景の説明が少ないと(多分知っていることが前提でしょう)観客の知識の多寡が映画の理解に大きく影響します。
その意味でもう少しこの時代と言うものを知っておいた方がよかったな、と後で思った次第です。
<映画の理解に大きく影響します。
アメリカでは彼女は時代を越えたヒーローで誰もが知っています。
この前提で作られているので(多分)そう感じられるのは仕方ないでしょう。
あれ以上ドラマチックにしてしまうと、ウソっぽくなってしまったかと。
では!