たまには強い音楽を、ということで、
(1)で、Gil Scott-Heron の、The Revolution Will Not Be Televised
(2)で、BLACK UHURU chill out!を紹介させていただきましたが、今回(3)もすごいのを。
たまには強い音、めちゃカッコいい音が聴きたいと思ったら、コレ。
ただし、これは、間違いなく、劇薬。
まずジャケットでまいってしまう。
ご覧のとおり、モスクワオリンピックという政治まみれの五輪の年(1980)にピッタリの表彰台に立つソ連の女性選手たち。
で、バンド名が、Deutsch Amerikanische Freundschaft(=DAF 独米友好同盟)。
ガビ・デルガド(vo)とロベルト・ゲール(ds)ヴォルフガング・シュペルマンス(g)とクリス・ハース(syn)がメンバー。
過激でノイジーでパンクな1980年リリースの2ndアルバムです。
このアルバムはDAF名義では2枚目。この後は最初の2人だけが残り、ダンサブルになっていきます(これはこれでめちゃカッコいいが)
前半がスタジオ録音、後半がライブ音源なのですが、どちらも共通しているのは....
正気ぎりぎりというより、いっちゃっているギタープレイ、
このバンドで今後もうみられない超絶叫ボーカル、
恐ろしく知能犯的に歪ませ効果的に組み合わせたシンセそしてノイズ音。
タイトルを日本語訳すると、「小物・悪者」(何なんだ...)
何度聴いても覚醒まちがいないキケンなアルバム
人格を疑われるのではと、冷やっとするくらい究極のモノのご紹介でした。
ただし、このへんから現在のテクノの繋がってくるので要注意。
実際ワイアーというイベントで再結成されたD.A.Fが来日したりしているので...
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