日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 



本日の朝刊に、衝撃的な記事が!
今のままでいくと、2040年代に成長率がマイナス 0%代 に転じる、と。
50年後の日本経済を議論する政府の「選択する未来」委員会が発表したもの。


一方今年5月にも、ショッキングな発表があった。
そのタイトルは「消滅都市可能性都市896のリスト」

その著者を中心としたのが、この本。
タイトルも、これまた衝撃的...
「地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減」
だが当ブログ的には、それくらいの危機感がなければいけないという基本認識。



読み出すと、さらにぐっと刺さるキーワードが!

それは「極点社会」

自然人口減だけでなく、若年層の大都市への人口流出が続くことによって、地方では加速がつく。
その数値はなんと、最大8割以上の「社会減」!
人口のブラック・ホール現象、という表現さえ登場する(汗)

こうなってくると、前からよく議論されている「道州制」も一気に現実味を帯びる。
普通の発想レベルの「守りのコンパクト化」ではこの現実に全く対応できないだろうからだ!
とはいえ、「攻めのコンパクト」も非常に困難なのは間違いない...


当然出てくるだろうとは予想していたが、やはりあったのが東京オリンピック2020への言及。
東京圏を世界有数の国際都市としてアピールするのは勿論のこと。
「高齢化」のみならず「人口減少」にも対応した先進的な取り組みを発信する機会にせよ、というのも予想の範囲。
だったので、このパートは正直刺さらなかった。


一方、北海道をネタに、日本の縮図として提案を仕掛ける第5章。
ここは実に面白い。
未来日本の縮図の例として、北海道の市町村の人口構造統計を重層的に分析し、将来の人口ビジョンを示す。

続く第6章もさらに面白い。
地域が生きるモデルとして、若年女性人口増加率が上位の市町村BEST 20をベースに分析。
6つのパターンを提示している。

・産業誘致型
・ベットタウン型
・学園都市型
・コンパクトシティ型
・公共主導型
・産業開発型


続く章× 3は、対談。

結論:
日本の国の良くもあり悪い特性として、ヤバいことの「先送り」体質があるのではと思う。
この本を読むと、これまで過小評価したくなる「人口急減」という問題が真に迫る点で、必読では?

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