アカデミー賞での「AAAO」現象に、ショック冷めやらない当ブログ(笑)
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス Everything Everywhere All at Once ミシェル・ヨーかつタイムスリップもの といえば高評価のはずが、何てこった!
悪夢 が現実化してしまうのか?!? 本日の アカデミー賞 授賞式(汗)
「AAAO」ショック後に観る1本目の映画は、ガツン!とくる1本でなきゃいけないと考えてきた。
そこで今作。
誰もやりたくない。だが誰かがやらなくてはならない DIrty Job をやり切るプロの話。
その DIrty Job とは…
2011年 9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ。
ツイン・タワーに突っ込む旅客機 ×2、崩れ落ちるツイン・タワー、そしてカオス…
被害者は事件直後でさえ、7000名以上(汗)
このままでは訴訟で両航空会社が破綻に追い込まれ、さらにアメリカの傷口が拡大する懸念が…
そこでアメリカ政府からその処理を任されたのが、この映画の主人公。
911補償基金プログラムを立ち上げ、個々の補償額をまとめていかねばならない…
映画のタイトル通り、CEOだろうがウエイトレスだろうが、個々の「命の値段」を決断せなば、なのだ!
これは正しく、誰もやりたがらない仕事 = DIrty Job な訳だ!
こんな「プロ根性」を描く映画なので、製作陣も当然この人物に惚れ込んでいるのは間違いない!
でオープニングタイトルで気づく。
主演の マイケルキートン は政策も兼ねている!
彼の演技は「バードマン」「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」他で実証済。
安心して見ていられる。
さらに手練れの、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン(写真:右 この彼女が渋い!)
そしてラストクレジットで驚いたのが、被害者を失った肉親たち。
迫真の演技の連続に、himself・herself も混ざってるのでは?と予想したが、全員 役者!
流石のキャスティング力に唸った…
まあ元々、「スポットライト」の製作陣が作品化しているのだから「間違いない!」(笑)
結論:誰もやりたくない。だが誰かがやらなくてはならない DIrty Job をやり遂げた「プロ根性」を描く 社会派ヒューマン・ドラマ。