作者は深見 嘉明氏。
慶應大学大学院にてウェブコミュニティ、CGM、集合知に関する研究を行なっている方。
もともと視聴率リサーチの会社にいたこともあり、ネットからだけでない視点も提供している。
一言にいうと、ウェブ2.0の先が、ちらっとみえるようなみえないような、そんな本。
最新のウェブサービスの裏側で動く「メタデータ」がひらく新しい社会の姿をやさしく解説している。
それもできるだけわかりやすいように、噛んで含めるように。
決して深い思想が書かれているわけでは決してないが、ちょっとしたヒントにはなるかもしれない。
自分的には、やっとなぜiTunes8 で新目玉機能 Geniusを実装したか、やっと理解した。
ただ実際、アマゾンの本の推奨機能をみても、まだまだだとは実際思う。
この分野での急速な進化には多少の時間がかかりそうではある。
最近、googleの2002年時のトップページ及び検索機能を再現したサイトが公開された。
第2章:空気の読めないグーグル先生 を読んでこのサイトに接触すると理解しやすそう。
確かに現在 2008年のgoogleと2002年のgoogleには大きな違いが存在する。
最後に一言だけ文句。
タイトル「ウェブは菩薩である」に惹かれて購入する人って多いと思うのだけれども、その記述が最後の1ページ程度しかないというのはいかがなものか?
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