SWシリーズの最近のあまりのダメダメさゆえに、遂に最新作(ハンソロ)を見送った当ブログ。
ここのところの、脚本の弱さ・演出力の弱さ、に辟易としていたのだ!
かつSFにあるまじき、イマジネーションの欠如、は致命的(涙)
この映画も冒頭はおっ!という始まりの割にその後SWのコピーぽいな、とか思いつつ観ていた。
物語の進行につれ、奇異さが次々と連発され、SFものとしてアリだなと唸る。
美男美女コンビの恋愛感情の絡み具合も、適度なワサビとして効いていてマル。
主人公のお嬢の美しさ、は見惚れるほどではないが、十分に楽しめるレベル(笑)
製作総指揮のリュック・ベンソンは、若い頃から原作ヴァレリアンシリーズを愛読していたとのこと。
で、何と『フィフス・エレメント』製作中に始めて映画化を思いついたという。
20年後、最新技術を駆使する事で、その思い入れが実現したわけだ!
というわけで、その思い入れの凄まじさが、この映画の最大の見所。
過激にさえ感じさせる、えっ!こんな映像?!が連発されそれだけでSF満足度が急上昇。
かつその思い入れの結果、無駄に有名俳優がチョイ役で登場するのもマル(誰々が出てるかは、観てのお楽しみ!)
結論:リュック・ベンソンの思入れが実現した渾身の映画化は、最近の表層化した SWシリーズ よりはSFとして十二分に立派!(笑)