今年冒頭に発売されたアート・ブレイキーへのトリビュート盤EPの評判はイマイチ。
が、その後でた今作「The Source」に驚き!
Tony Allen は元々、アフロビートの親分 Fela Kuti バンドのドラマー。
彼が加入してからアフロビートは完成に向かい、ジャンルを確立した。
彼の脱退後、 Fela はこれはまずいとドラマーを2人雇い、なんとかカバーしたという、実力の持ち主。
その彼が77才で、あっ、と驚きのブルーノート・デビュー!
(これまではワールドミュージック系での活躍)
で…そこから発される音楽は、真に Vital なジャズ!
ジャズって 元々、こういうものなんじゃなかったっけ?!?
な問題提起まで引き起こような Vital なサウンド。
これは、今年No. 1級の ヤバさ!(汗)
今日発売されたミュージックマガジンで誰かベスト10に選んでないか?!? とみたら、ゼロ。
おいおいっ!!!、どうなってんの?
選者の皆さん、耳ついてるの?(笑)
(今作の発売は8月)
と思ったら、毎月の輸入盤紹介のコーナーでかろうじて絶賛されており、ほっと…
(あとでよくよく見たら、一人だけ個人ベスト10で選出。ヤレヤレ)
この音楽、確かに「本流」、では全くない、かもしれない。
し、ジャズの「形」「定型」とは無縁の音楽。
けれど、これだけスリルある「音」は2017年を占めるのにしっかり聴くべき音楽、なのでは?と心から想う。