日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






当ブログを定期的にご覧の方はご存じと思うが、cause marketing は当ブログのテーマのひとつ。
今年5月には、CHICAGOで Cause Marketing Forumに参加したこともアップ済。


そんな当ブログにとって、この本はズバリ刺さる内容!

第1章 でまず、コーズの定義・範囲を示すと共に、コーズ・リレーテッド・マーケティング自体の定義を。
フィランソロピーとの相違点、「CRM=寄付付き商品」という誤解を解く試みは痛快とも感じた。
特に、この分野で有名な事例とされている某キャンペーンをロジックで否定し、ズバッと一刀両断。
ゴイス!

そして続き、コーズ・リレーテッド・マーケティングの歴史、にも踏み込む。
米国の各地域で行われた初期CRMから有名な「自由の女神修繕キャンペーン」への流れを紹介。

という具合で、第2章でその効果について、第3章でとCSRとの関係、第4章マーケティング、と続く。


白眉は、第5章。
サンプリング促進効果との検証、さらにと懸賞に対する効果の検証、と全くみたことのないデータそして分折。
ぺージ数もこの章が圧例的に多いことからも、ここに力が入っていることがわかる。

残り2章も、いろいろな論文からの結論部分の紐づけが大量にあり、目新しい。


結論:この分野に興味あるむきは、スタンダードのひとつとして、手近にキープしておくべき一冊。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



     


 
編集 編集