日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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前に「ユニクロ進化論」を読み、「他の本にない迫力で、リーダーシップとは何かを問う」という感想だった( 2010年06月05日)
が、その対比をみせるような本も読みたいかもと思っていたら、この本が出現(笑)
さっそく読んでみた。

執行役員が次々と辞めていく理由、日本の店鋪現場で起こっていることのヒアリング、国の協力工場について秘密にする理由(突撃取材)など、なかなか面白いが、やはり関心が集中してしまうのが、例の世代交代したはずの柳井社長が、当時のトップ玉塚社長を実質更迭し、陣頭指揮をとることにした2007年。

「ユニクロ進化論」では、社長からのヒアリングを通し、こう記述されていた。

<おかしい。なぜだ。
<商売が上擦りしている。
<リスクが張れない。
<分業制になり、官僚化、大企業病に陥っている。。。
<この緊急事態に、まずは「どこがうまくいっていないのか」すべてを見直す必要があった。


<こうして緊急にオーナーが緊急に現場復帰し、意思決定のスピードを迅速化することに注力。
<リスクを張って単品大量生産の手法をこれまだ以上に強化し企画・生産・販売・プロモーション他の
<ベクトルをそろえる経営を実践した、


今回のこの本では、「あくまでも外部からの視点」で、この部分に焦点がかなり当たっていて面白い。
一言でいうと、やっぱここはオーナー企業(笑)

というか、柳井社長の「危機感」が半端ない。
それがどこで表出してくるか、ということを常に読んでいないといけない会社だという結論に至った。


この本ではふれていないが、柳井社長が毎年新年に社員へ掲げるメッセージに、それがよく現れているのでご紹介。

まずは「ユニクロ進化論」にあった2010年のメッセージから。
それも凄いショックだったが。

<それは、
<「民族大移動」
<これメッセージというか、凄いコピー(笑)


そして今年2011年は...

change or die


でも今の日本からすると圧倒的に正しいかも。
さすが、オーナー。

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