前回のブログの続きです。
富士ですすめている現場は、南側に大きな幹線道路が建設中です。
今はまだ静かなこの環境も、大型トラックが行き交う環境に変わっていくとのこと。
南側だからといって、大通りの前に大きな窓を開け放つような間取りにはしたくありませんでした。
敷地の隣には、施主の実家があります。実家と向き合って、中庭を囲むようなイメージにしよう!
そんなふうに思い立ってから、設計は雲が晴れたようにスッキリと解けていきました。
中庭に面して大きなダイニングテーブルを置いて、それが家の中心になっています。
窓からは中庭のシンボルツリーが見えるように。
中庭に面したダイニングの反対側には、フリースペースがあり、出窓がつくりつけてあります。
出窓の前にも植栽をし、出窓がベンチコーナーにもなります。まだ小さな子どもたちが、この出窓ベンチに座って本を読むようなシーンを思い描きながら設計を進めました。
西側に面していますから、植栽の木陰が室内に入り込みゆらめいて。
そんな雰囲気をイメージしました。
そんなことを考えながらつくりあげたイメージが、徐々に形になりつつあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます