「わらびの家」は、クリスマスに縁のある家でした。
家のプランを最初にプレゼンテーションしたのはクリスマス。
クリスマスプレゼントのよう、と言っていただいたのが懐かしく思い出されます。
そして、設計が終わり、工務店との工事契約もクリスマスでした。
家ができあがって1年以上が経ち、暮らしの様子を時折写真とともにお知らせくださいます。
コロナ禍になることなど想像もしていなかった時期の設計だったけれども、ダイニングのつながりに作った小さなデスクコーナーは、在宅を仕事をされている施主にとって大活躍の場となりました。2畳にも満たない小さなパーソナルスペース。
扉はついていないけど、ダイニングから直接は見通せなくなっていて、ちょっと籠る感じが楽しい。
目線の先の小窓からは庭が見えます。庭には小鳥も遊びに来るようになったとのこと。
室内ではインコも飼い始めました。
ある夏の日、施主から写真メールが届きました。
~仕事をしていたら、なんと小鳥が家の中を覗き込みに来ていました。
わが家の小鳥に挨拶に来てくれたのかなぁとほっこりしました。~
そんなメッセージとともに、こんな写真が。
ちいさな場所に広がっていく豊かな世界。
いいものだなあ。
きっと玄関にはクリスマスリースが綺麗に飾られているんだろうなあ。
今頃は最後の紅葉が風に吹かれるのを見ながら、年末の仕事に大忙しかもしれません。
来年もまだコロナ禍が続きそうですが、日常を大切に、穏やかな気持ちで過ごせますように。
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